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まるまるまる

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どこまでも膨らんでいくわたし
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記事一覧

まるまるわたし

2020年8月15日(土) 22:42
成長することはまるくなることと同義かもしれない。まるくなることは諦念を受け入れることと同義かもしれない。
昔はもっていたとげとげ。いろいろなものが引っかかる。引っかかったものが時間に流されて引っ張られる。そしてとげとげもろとも流れていく。
そうして、アイデンティティが時間にとかされていく。
あるいは、時間に流され転がされてまるくなるのかもしれない。諦念、やわ

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幸せリフレーミング、 伴う痛みは誰のもの

2020年8月10日(月) 09:27
ゆっくりと膨らんでいたわたし、今にもはち切れてしまいそう。少し傷ついたくらいじゃ割れて萎んでしまわないように、1枚ずつ確実に膜を張ってきた。
今ついにわたしは運命の岐路。そのレバーを握るのはわたしじゃない。
暖味で良し、ぬるま湯にぷかり、と過ごしてき
た。愛を確かめるために明確な関係性なんて必要ないのに。わたしたちは再決定されようとしている。距離と倣慢によっ

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ゆらりゆらりとゆれるもの

2020年6月25日(木) 12:23
愛、というものが不確実なものすぎるのが問題なのだと思う。いや、結局のところ欲しているのは愛などではなく自分が生きていてもいい存在なのだという実感なのかもしれない。愛、というものは確実にその実感となりうるものだから、こんなにも失ってしまうのが怖いのだろう。それを繋ぎとめる方法も知らないままだからこんなにも不安になるのだろう。
そして私は、本当は彼女にとっていい

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性とエゴイズム

2020年5月7日(木) 14:17
セックスをすることはヒトとして当然であるはずなのに、それを嫌悪してしまうのはなぜだろう。
生まれ持ってきただけのものを求められることが嫌なのだろうか、しっかりと自分が意志を持って身につけてきたものを求めて欲しいというエゴイズムなのだろうか。周りを見渡せば金とセックスだけの世界だ。どちらもないのだから、人として生きづらさを感じるのはごく自然の事だと安心できた。

人としての死、ヒトとして生まれる

2020年5月6日(水) 03:52
死んでしまっても何も変わらない。私が生きた証
を、私の周りの人は託されている。そうしている
限り私は死なないのだという神話。
死んでしまったら私を認知する、私、という存在
がいなくなってしまう。それこそが死。
私、どこまでも私のことが好きだと思う。薄っペ
らいプライドのためにすべてを払い、生きてい
る。なんとつまらない人間だろうか。
認知する人間が全て消えたと

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桜と共生、自生林

2020年4月7日(火) 09:40
まるまって、外との関わりを絶とうとしていた僕
に手を差し伸べてくれたのは満開の桜。まるまっ
た体の内側から枝をのばしつぼみを膨らませ咲き
誇る。いつからか僕に自生する桜となり、栄養分
を吸い取られることすら心地よく。
いつまでも変わらないで欲しいと願う一方、やさ
しさに流されて幸せになってしまいたいと思う自
分。1年経てば人は変わる、あの時の言葉に重み
を求め

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雨が降り桜散る

2020年3月19日(木) 21:04
終わりの足音が聞こえる。
人生の最頂点、急落下、耐え凌いだ一年。
乱され続けた心が今ではおどろくほどに心地い
い。冷静に興奮している。
抱えきれない感情が心に満ち満ちてからだがあっ
い。
苦しいが忘れたくない感情、いつまでもこの甘い
痺れに酔いしれていたい。

舞うこころ

2020年2月12日(水) 14:19
どきどきと動怪がとまらない。あまい私は雨にと
けて消えていけ。
頑張っていたつもり、頑張って生きている。頑張
ることに鈍感な他人に淘汰されてしまう。
くるくると混乱して死にたさを振りまき、死なな
いくせに周りを巻き込むだけの迷惑な。
私の性格はいつかあなたを守ることができるよう
に成長するでしょうか。成長するときはからだが
痛むと聞いたので私の心は今成長して

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2度目の喪失、久しぶりの感覚

何かを失ったようで、何も変わらない。
変われそうな感覚だけ、あのときと同じ。
痛いんだよ。奥の身体の中心を揺さぶれ症候群。
あんまりよくわからないまま咥えて、ペロペロして、私は犬だったみたいだ。
そしたら塗りたくってすぐ。お陰さまで、自分で遊んでいたのですんなりはいる。それからは動いて、乗られて動かれて…。
すごく長い体感時間。自分の中で何かが目覚める。
私、気付いたら口に「出してもらってた」。

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「がんばる」

2019年5月31日(金) 07:37
「がんばらなければ、」ならない。
そんなことはわかっているし、「がんばりたい」とは思う。
家に帰ると倒れ込むように眠る、起きたら学校に行く時間なのだ。ご飯も食べず、お風呂も入れず。そんな生活を数年続けている。
まるい夢を見ることがある。たまに。むかしは本当にたまにだったのに、近頃では週に一回は確実に見ている。
別段変なことが起こるわけではない。ただまるい何か

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まるいわたし

2019年5月31日(金) 07:51
敵を作らないこと、座右の銘。
わたしを殺し、まわりにあわせる。これだけでいい。これだけでいい。
…のはずだったのに。みんな離れていった。みんなから嫌われたくないから殺していたのに、今度は魅力がないだのと。言われて、そんなどうしようもないこと。
それじゃあこれからは自己主張をしてい…、あれ、自己主張…?…って、どうやってやるんだっけ..?
わたしは完全に死んだ

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社会不適合決意表明

2019年7月16日(火) 08:24
私、生きている。
死にたいとおもうことがしばしば、それでも生きている。
いつか、死のうとしたことがある。死ねなかったのは甘さ、弱さ、私が悪い。
あのとき死んでいたら今のこの苦しさは無かったのに。
今苦しいのはどうしてなのか、私にはわからな
い。
実際、きっかけなんてないのかもしれない。周りで私にかまってくれる人がいなくなっただけ?多分そうなんだろう。私がずっ

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個性

2019年9月23日(月) 17:46
個性のない人間は生きていてはいけない。
その思いがわたしの価値観を決定づけてきたのではないか。他人と比較してオリジナリティーの無い人には誰も関心を持たない。
わたしは寂しかった。一人が嫌いだった。だから自分のアイデンティティが欲しくて、個性を求めて普通を嫌っていた。その思いに縛られて、勝手に生きづらくなっている。そろそろ自分の価値観をかなぐり捨ててもう一度生

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流れに棹さす人生に思う

2019年12月27日(金) 01:41
お風呂みたいだと思った。
温かいのははじめだけでずっと浸かっているとだんだんと体の熱を奪われてしまう。
もしや自分は普通ではないのかもしれないと薄々気づいていた。好きになるものが違ったのだ。まわりに馴染めない幼少時代をすごし、友達の数よりも読んだ小説の数の方が多いような学生時代だった。
人間というのは社会的な営みによって他の生物との差異を生み出しているのだ

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