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じゃあロン論争で思った事

おはようございます、こんにちは、こんばんは、マルです。
皆さん、こちらの記事はご存知でしょうか?

様々な見解がありますが、個人的に思った事があったので書いておきたいと思います。
なお、表題の是非についてはほぼ書きません。
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【この記事で言いたい事】
ルールや規定は、麻雀を公平に楽しめるように、またはユーザーに合わせて適切に変更していくことも必要だと思います。
そういえばパパちゃんも燃えてたなぁ…私は助かったけどなぁ…
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じゃあロン、の是非

じゃあロン(やっぱりロン)とは、安目の出上がりを見逃そうと思っていたのに、他家がロン発声をしたから自分も(やっぱり)ロンするというものだそうです。
例えば、3mと6mの両面待ちをしていて、3mなら三色同順がつくとします。
すると対面から6mが捨てられ、三色同順がつかないので見逃して3mを待とうとしていたのですが、自分の下家からロン発声がありました。
そのため(本当は和了るつもりなかったけど、このままでは下家に和了られてしまうので、安目でも良いから仕方なく…)ロンしました、という事です。
ダブロンやトリロン(2人または3人がロン発声した場合、全ての和了が有効となるもの)であれば良いのでしょうが、頭ハネ(1人しか有効とならず、発声同時の場合は次順のツモ番が早い方のみ和了となる)ルールの場合は死活問題になる事もありそうですね。

先ずもって、先に述べた通り、本件についての是非は私には分かりません。
私はいつもMリーグルールで麻雀をしていますが、頭ハネがあります。
同時のロン発声があり、自分の満貫以上の手が上家に潰されてしょぼんとする事もありますが、ルールなので仕方ない事です。
一方、自分が放銃して同時にロン発声を受けた事もあり、救われた気持ちになった時もありましたので、お互い様です。
そもそも初心者なので、高目だろうが安目だろうが、何でもロンします。
じゃあロンなんて、考えた事もありませんでした。
あと、カッコイイとかかっこ悪いといった、雀士としての立ち振る舞いについては、初心者の思考ポイントではないと思います。それ以前にやる事があるので。
なので、私が是非を検討する立場にはいないと考え、本件の私見の言及は控えます。

ルール明確化の是非

私が本件で感じたのは、「どうして賛否のある事項がルールで決まってないんだろう?」という事です。
仕事柄なのか、性格なのか、私はわりとルールやガイドラインを重視する傾向にあります。
ルールを細かく定めてしまうと制限や縛りが大きくなってしまうので、柔軟な対応ができないケースもあり適否の検討を要します。
ただ、麻雀はゲームまたは競技なので、曖昧な事よりはある程度の公平性が保たれるように作られているのがベストかなと思います。
「わざとだ!」とか「ズルい!」という意見が極力少なくなるように、ルールも見直しや改正をされる必要があると考えます。

ちなみに、ポストを見ていて知ったのですが、最高位戦では決まっているらしいです。

鈴木たろうプロ(以下、たろうさん)の感情が技術に変化した点がそのまま私の共感する事で、ダメなのかダメじゃないのかが明確になると無駄に嫌な思いをする人が減るケースもあると思います。

人の定めたルールに絶対的なものはありません。
抜け漏れや不備不足があって当然の事です。時代の変化もあるでしょう。
法律や条例の改正、ガイドライン改訂などがあるのと同様に、麻雀ルールだってより多くの人が気持ち良く遊べる様に変化があって然りと考えます。

思い出したパパちゃん炎上事件

少し前、ベルバードのとりパパ(以下、パパちゃん)がとある一件でXで炎上した事を思い出しました。
名付けて、起家マーク論争事件!
麻雀では東家席に起家マーク(表が東、裏が南と書いてある)が置いてあり、東南戦の時に南入した時点でこのマークを裏返すというルールがあります。
初心者の殿堂ベルバードでは、初心者に負担なく遊んでもらうために、(全自動卓で東場南場は判断できることから)起家マークを裏返しても、裏返さなくても良いというハウスルールを打ち出しました。

これについて「覚える事を減らすな」「他の雀荘で苦労するだろ」「客を甘やかすな」等々のご意見が多数寄せられたという事案です。

初心者は「チョンボしないように」「役あるかな?」「和了牌あってるかな?」「点数何点だろう…えーと…」「あ、ボタン操作しなきゃ」「南入したけど裏返すの忘れて指摘された、ごめんなさいごめんなさい…」なんて様々な事を考えるだけで精一杯。
そこでこの取り組みがあったのは、初心者的にとても有難かったです。
今では忘れないように、南入したらそっと起家マークに手を置くようにしているので、今のところ困ってません。

話を戻すと、これはベルバード店内だけのハウスルールではあるものの対象(初心者)や目的(負担の軽減)が明確であり、「裏返してはいけない」ではなく「どちらでも良い」とする事で幅を持たせた改定となっています。
この様にルールを定める事で、嫌な思いをしそうな場面がいずれ覚えたい手順に変わり、初期段階での麻雀のハードルを下げる事でユーザビリティの向上に寄与しています。

ユーザビリティとは、製品やシステムなどの使いやすさや効果性、ユーザーの満足度を表す言葉です。ユーザビリティの定義にはISOやJISなど組織によって多少の違いがあるものの、おおむね次のような要素が含まれています。
・目標達成に対する有効性
・目標達成における効率の高さ
・使用時の満足度

これらの要素を高い度合いで満たす製品やサービスは、ユーザビリティが高いと考えられます。

https://www.fsi.co.jp/takaki/column/uiux/usability.html

ルール・規定の改変は時に勇気の必要な時もありますが、麻雀をより楽しめる人が増える様に見直していく所はいい雀荘だなと私は思います。
加えて、各麻雀プロ団体も様々なルールがあり、様々な意見があっても適時適正に見直していける所は団体の強みだと思うので、末永く繁栄してほしいと願う次第です。

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