【バトン連載】私が石垣島について感じること｜縁をつなぐエッセイ vol.3｜文：ハッピーガール鼓(つづみ)@石垣島

八重山・石垣島 | 月刊まーる

2023年6月14日 17:42

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このコーナーについて
このコーナーは、石垣島の異なるコミュニティーや分野の人から人へ、記事をバトンのように渡してもらう【バトン連載】、「縁をつなぐエッセイ」です。(月刊まーる編集部）
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はじめまして！

石垣島のみなさま！
はじめまして、まりあちゃんより素敵なバトンを受け継ぎましたハッピーガールの鼓(つづみ)です☀️

今回のエッセイでは、
私が石垣島について感じることを思うままに書きたいと思っています。

自己紹介

その前に簡単に自己紹介を。
私は27歳大阪出身、美崎町でカフェをしているハッピーガールです。笑
私、石垣島に引き寄せられちゃったんです。

大阪といっても
私の地元はいわゆる都会ではなく
古い街並みが残っていたり、山のそばで自然にも恵まれ、"だんじり"というかっこいいお祭りも盛んな、南河内地方にある富田林市という街で生まれ、
町の電気屋さんの娘として家族の大きな愛に恵まれてすくすくのびのび育ちました。

とにかくファッションが好きだった私は、
短大卒業後新卒でアパレルの道へ。
就職2年目で東京へ異動、
ショップ店員から本社で営業職、ECを経験。

22歳で上京しはじめての一人暮らし。
とにかくとにかく毎日が刺激的で楽しくて、
なにより東京という街にいる人全員がかっこよかった。
それでも、あんなに人がたくさんいる東京で孤独を感じ、地元の家族や友達に泣きながら電話をかけた回数なんて数え切れない。
そんななかどこか疲れた心身に癒しを求めて来たのがここ石垣島。

2020年の夏、コロナブーム真っ只中に初めての来島。
2021年の夏、コロナブーム真っ只中に2度めの来島。
2022年の夏、、、
なぜか夏になるとここの青く広い空が見たくてここにいた。
3.4.5回目の来島は3週間ずつ過ごし、仕事もあるのでまた戻る。そんな繰り返しを続けて夏が終わるのでまた来年なんて思いながらバスで空港へ。

飛行機に乗り大好きな真っ青な空をくぐった。
成田空港に着くころはもうすっかり関東は夕方、飛行機の窓から見えるすべてが真っ黒だった。
空も、雲も、海も。
飛行機を降りて乗り換えた電車に乗っている人たちの表情も。
もちろん、空を見てる人なんていない。
狭い電車の中でスマホを見てるか、寝てるか。
みーんなマスクをしていて、笑ってる人なんて1人もいなかった。

なんでこんなところにいるんだろう？
ここで何がしたかったんやっけ？

石垣島へ移住

石垣島の空を知ってしまった私は、
真上を見上げて小さく狭く、そして真っ黒の東京の空ではもう満足できなくて移住を決めた。

仕事を辞め、たくさん刺激を与えてくれたかっこいい人たちに別れを告げて、2022年10月30日石垣島に移住。

ここにいる人なんてみんなそんな感じ。
決めたらすぐ行動てきな、、？

そして移住して半年後の4月30日に
中学からの夢だったカフェCaffaronを美崎町でスタート。
大阪や東京じゃなくてここではじめたいと思った。

「Caffaron」

カファロン。Cafe + Aron
家族の人気者だった今は亡き愛犬のアロンから名前をもらって付けた特別な名前。
（編集部追記：お店の情報はこちらをクリックしてね。Caffaronの場所は石垣市美崎町8-13です。ぜひ、足を運んでみてください。）

今思うと人生180度変わった1年。
でも自分では何の違和感もない。
当たり前のようにここにいる自分が嬉しくて、
当たり前のように私の毎日がここですすんでて。

周りのみんなが「すごいね」「頑張ったね」と言ってくれるけど、自分は何にも驚いてない。
当たり前に、自然に、私はここにきてこうなる予定だったんだなって思ってる。

石垣島に引き寄せられちゃったわけです。

今ここ(石垣島)にいることが自分の人生の大きな道の1つだから
これからずっとここにいるかは未定だけど、今ここにいる。
それが私にとって1番嬉しいこと。

この島には、素敵な人がたくさんいる。
目をキラキラ輝かせたパワーに溢れる人がたくさんいる。
みんなすぐ打ち解けられるそんな文化さえ感じられる。

尊敬できる仕事の先輩。
コーヒーの知識を教えてくださった師匠。
私の心身を支えてくれるパワーフードを作ってくれるカレー屋さんのオーナー。
モヤモヤした気持ちを晴らしてくれる友人。
私の夢を応援してくれる優しい方達。
自分の気持ちを大切にできるかっこいい友人。
信頼できるパートナー。
もうそれはそれはエッセイなんかに収まりきらないくらいのたくさんの出会いがある。

そして、別れもある。

全然違う場所で生まれた
あなたと私の人生の道が重なって
いまここで出会えたことを本当に喜べるし、
大切にできる。
そして一緒にこの島にいることを心から楽しめる。

みんなが心で引き寄せられるこの島だから
またここで必ず会えるよね。

またここで会おうね。

おしまい