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勝手に入って遊んでいた小学生と、プロジェクトを始めてみた。(後編)

スタッフのよこしんです。
今回も、まる現場における、こども・若者との関わりの裏側を紹介します。

前回の記事↓

まるに入り込み、いつの間にか常連になっていた小学生たちとの取り組み。後編の今回は、商店街イベント内で小学生と一緒に「スーパーボールすくい」を出展することに決まり、ポスターを作り終えたところからです。


イベントの精度よりも、信頼関係

改めてになりますが、この時に考えていたのは、「とにかく楽しさを損なわないこと」。
相手が小学生だからというわけではなく、イベント設計の精度の高さは重要ではありません。

楽しそうでしょう。

はじめての自分のイベント、はじめての「まる」でのプロジェクト、はじめての地域での活躍。
はじめてだからこそ、「やってみたいことを実現できた」「この人たちとまた何かやりたい」という気持ちを生むことが重要です。

単発で終わらず、継続的な関わりがあってはじめて、少しずつやりたいことがはっきりしてくるし、「『まる』ではやりたいことを自由に言える」という信頼関係を作れると考えています。

実際の準備における「話し合い方」

今回の小学生プロジェクトの準備においても、以下を意識しながら当日までを過ごしました。

①遊ぶ→話し合う→遊ぶ の順番

②会う回数を増やすこと

③こちらの意見に誘導しないこと

これらはいずれも、「プロジェクトの準備を完璧にする」ことよりも、「相手と自分の関係を深める」ことを優先するために考えていたことです。

①について。
会っていきなりイベントの話し合いを始めたら、相手からすれば「めんどくせ~」と感じ、「まる」に来るたびに「今日もまたイベントの話されるのかな」と感じるでしょう(私だったら感じる)。

また、別れる間際には「楽しかったな~」と感じてほしいため、できるだけ話し合いの後も遊ぶ時間を取りました。(「●●を決め終わったらドッチボールしよう!」とご褒美としても使えるので、一石二鳥です)


②について。
「今日決め切らないとやばい」というよっぽどの事情がない限り、「残りはまた明日話そう」とゆったり構えていました。
やっぱり人間同士、何度も会えば仲良くなります。
それに、「明日までに●●ちょっと考えてきて」と小学生自身に役割を作りやすくもなるので、結果的に主体性を引き出せたように感じています。


③は言わずもがなですね。相手のやりたいことを尊重する。
ちなみに今回は、本番直前になっていきなり「もう一個企画やりたい」と言い始めたので、急遽「VS小学生」というイベントも誕生しました。足つぼマット対決・なぞなぞ早押し回答・「スマブラ」の3種目で、訪れた人が小学生と対決するという企画です。
必要なもの(足つぼマット、なぞなぞ問題集、ゲーム機材)はすべて自分たちで持ってくるとのことだったので、特に準備もなく、「あとは当日たのしくやろう」ということに。

さて、本番

当日に向けて、準備は思いのほか楽に終わっていたので(そんなに用意するものもないので)、前日に集まるなどは無く、いきなり当日です。

少年たちは「早めに行ってなんか手伝うことある?」と、「アソビバ」全体の準備から参加してくれました。

芝生を敷いて、おもちゃ(と足つぼマット)を並べる
アソビバ実行委員会のミーティングにも、当然のように参加。

自分の企画だけでなく、アソビバという全体、さらには商店街全体に意識が向いてくれているようで、嬉しく感じた準備時間でした。


そして、あっという間にアソビバが開幕。まずは「VS小学生」。私がなぞなぞ出題者となり、小学生とお客さんに出題しています。

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