日本ダービー 全頭診断
近年の日本ダービーは3ハロン目から12秒台が続き、ラスト4ハロンから11秒台へ加速する遅仕掛けが主流。ただ、今年は皐月賞、ヴィクトリアマイルが2ハロン目から11秒台が続く超スタミナ競馬になっているだけに、ペースがどうなるかが鍵。ポイントとなるメイショウタバルは前走スタンド前からの発送で声援にスイッチが入り、スタミナ競馬へ。前走同様日本ダービーもスタンド近くの発送なので懸念はあるが、皐月賞と違い初距離の馬も多く、またタバルもマークされない可能性が高いので、ジャンタルマンタルのように突っつく馬もいないとすれば遅仕掛けの可能性も十分ある。
スタミナ勝負になれば皐月賞上位馬で手堅く決まる可能性が高いので、それを買いつつ、遅仕掛けの展開での穴も買いつつで考えています
印の順位
◎→〇→▲→△→☆→✕
①サンライズアース(✕)
明らかな晩成馬で、4歳以降にかなり成長が見込める馬で、先々に期待したい1頭
②レガレイラ(▲)
中山より東京向きの馬なので、皐月賞から上積みは見込める。ほぼ同配合のアーバンシックとの差はあまりないが、若干こちらの方が成長が早い為、
上積みはアーバンシックの方が大きいか
③ジューンテイク(✕)
京都新聞杯はダービーに直結しますし、馬体的にも悪くはないが、このメンバーではたして席があるかが疑問
④ビサンチンドリーム(☆)
同馬はスタミナ勝負(3000m以上入れる)になるとまったくダメなので、遅仕掛けの展開の時のみですが、瞬間的瞬発力はあり、ダービー適正の馬体でもある。瞬間的瞬発力の馬に合っている西村騎手なので乗り替わりは問題なく、後は席が空くか否か
⑤ダノンデザイル(消)
後に出てくるが、シンエンペラーを評価するならこの馬も評価しないといけないが、シンエンペラーを評価しないので、この馬も評価できない
⑥コスモキュランダ(△)
この馬は中山が絶好の舞台であり、日本ダービーは皐月賞以上のパフォーマンスは厳しいか。この馬は日経賞、有馬記念、ステイヤーズSが絶好の狙い目で、マクり気味のレースが出来ればオールカマーやAJCC杯も狙える
3∼5着あたりが濃厚か。スタミナ勝負の展開になれば評価アップ
⑦ミスタージーティー(消)
この馬は超早熟馬で前走までがいっぱい。この後G3ぐらいまでかな
⑧アーバンシック(〇)
レガレイラと同じですが、中山より明らかに東京向き(ディープインパクトがハーツクライに負けた有馬記念同様)で皐月賞から上積み十分。レガレイラより成長スピードは若干遅いため、上積みはレガレイラ以上にあるとみて〇評価に
⑨ダノンエアズロック(△)
モーリス産駒って感じの気性の悪さ(不良のような悪さ)でモレイラ騎手以外なら消しと思っていたが、まさかのモレイラ騎手騎乗で、消せなくなった
⑩サンライズジパング(消)
皐月賞はいかにも中間着順を狙ったレースで、全力を出しての結果
⑪シュガークン(消)
皐月賞に間に合わなかった青葉賞勝ち馬ですが、内容はいかにも間に合わなかった馬たちが初距離で様子を見て進んだレースというラップ。
武豊騎手なので、馬に無理させないとは思いますが、逆に無理させた時は今後に故障も含めて不安が出てしまうので、大事にして欲しい
⑫シックスペンス(消)
前走は直線強い追い風の日でしたが、スタート直後追い風でもペース上がらずそのまま進み、最後はスローかつ追い風で10秒台2本の内容で、人気するならなおさら評価できない
⑬シンエンペラー(消)
この馬は安田記念に出てきたら穴狙いで勝負しようとしていたくらいのスピード馬。凱旋門賞馬ソットサスの全兄なので、スタミナあると思われているが、ソットサスの勝った凱旋門賞は低レベルのメンバー(1番人気も力落ちした後)で、ソットサスの評価すべきはレコードで勝ったフランスダービー。
今後香港や1600、2000で出てきた時は狙いたい
⑭コンバデカーブ(▲)
この馬の特筆すべきはサウジアラビアRCで、一旦12秒台の息が入った後にラスト3ハロンで急加速した内容で、スタミナ勝負なら評価はかなり下げなければならないが、遅仕掛けの展開になれば評価をかなり上げなければならない
NHKマイルカップはひと叩きと見る
⑮ジャスティンミラノ(◎)
前走スタミナ勝負の皐月賞で勝ったようにスタミナは豊富の馬で、個人的には菊花賞の◎にしようと昨年から考えている馬。
ただ、軽さが若干足りないのでエアシャカール(ダービー2着→菊花賞1着)と言うケースはあるが、スタミナ勝負であればより強固ですし、遅仕掛けの展開でも連軸の可能性は1番高いと思う。
キズナ産駒なので、戸崎騎手との相性も良い
⑯メイショウタバル(✕)
この馬は不良的な気性難があり、皐月賞はスタンド前の歓声でスイッチが入り、さらにジャンタルマンタルにつつかれオーバーペースに。
ただ、3000mは走れないものの、2400mなら走れるし、今回は初距離の馬も多く、遅仕掛けのペースになれば圏内あっても良い
⑰ショウナンラプンタ(✕)
ハーツコンツェルトとイメージが近い馬で、そこは期待できるが、やはり青葉賞のレース内容を見ると、馬券内に席が空いているか疑問
⑱エコロヴァルツ(消)
皐月賞は中間着を狙った騎乗は明らかで、力を出し切ってのものだけに、ここは厳しいとみる
()内の印は遅仕掛けの時の印です。
メイショウタバルが前走同様暴走して、息の入らないスタミナ勝負の展開になればこのような印になります
◎ジャスティンミラノ
〇アーバンシック
▲コスモキュランダ
△レガレイラ
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