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-英語note- 子ども英語の始め方
私はカラオケが好きだ。
歌は上手くはないが洋楽を歌うのも聴くのも大好き。今は趣味のダンスのせいでSpotofyのお気に入りに選ぶ歌の90%はスイングジャズ。歌詞が入ってないものも多い。
そんな私でも子どもが産まれてからは子どもと一緒に聴ける歌をSpotifyにプレイリストを作ったりYoutubeで娘用に再生できるようお気に入りに何曲か入っている。
英会話学校で務めていた頃、キッズクラス(小学校1年生〜6年生)を担当していた。年に1回は子供の親たちとカウンセリングを行っていたのだが、通わせてくれているお母さんたちに共通して、口から出てくる言葉があった。
私みたいに子どもは英語ができない人生を歩ませたくない。自分みたいに英語で苦労させたくない。
こんな風に子どもへの思いを聞くたび、担当講師として身が引き締まる思いだった。それと同時に違和感を感じたのも覚えている。
あれ?英語ってそんなに難しいものなんだっけ?
上から目線な発言に聞こえたらごめんなさい。
幸いにも自分が英語嫌いで劣等感や苦手意識があってめちゃくちゃ勉強して苦労して英語を身につけたわけではなかったので、『そうですよね〜』と相槌を打ちながらも、日本の英語教育って本当に変わらないし、英語嫌いを増やしているし、ダメなんだなぁって思っていた。
そんな私が普段から自宅でしていることは本当に単純で、ゆるくて簡単なことだった。それは英語の歌を流しておくこと。もっと言えば、聴かせようとしなくてもよくて、一緒に聴いて自然に歌うこと。歌詞が口から出てこないならそれは鼻歌だって良いと思う。
どんな事でもそうだけど親が楽しくしているのを見ると子どもは嬉しい。親が楽しんでやることは、子どもは勝手に真似をする。ああしなさい、こうしなさい、がない方がむしろ親も子もハッピーなおうち英語環境になる。
何を聴いたら良いか
これは最初は私も自分にヒットするものや子どもが何に喜ぶか分からないのでいろいろリサーチはした。結局じゃあ、英語なら何でも良いのかと言われればそうとも言い切れない。
日本語にも昔から聞かれている童歌やみんなの歌みたいなクラシックなキッズソングがあるのと同様に英語にももちろんある。
Nursery Rhymes(ナーサリーライム)と検索すれば、山ほどヒットするのでそこから視聴できるものを選ぶと良いと思う。映像は要らないならSpotifyやApple musicや普段から使っているやり方ですぐに再生できるようにしておくのが良い。
Youtubeで映像も見られると歌詞の意味と連動されているアニメーションも多く、長時間でなければこんなのも良いかもしれない。30分間だけと決めて見たり好きな歌のところだけ見たりもできる。
親が苦にならない続けられる方法がいちばん!
結局良いマテリアル(教材)を見つけたとしても、再生するのが手間だったり忘れてしまうようだと、特に小さい子どもの場合、自分でさせられない(もしくは勝手にディバイスの再生をさせたくない)場合、1日のうちに英語に触れられるかは親にかかってくる。
自分が英語の語りかけができる方はもちろんそうすれば良い。それがやれなくても最初から諦めないで欲しい。もし将来、英語を普通に聞き取れるようにしたいのならば、せめて毎日ごく僅かな時間だけでも英語の音に触れてもらいたい。
子どもの耳はものすごい力をもっている。私自身も子どもの力を目の当たりにして驚く。私の発音よりもよっぽどかネイティブに近い。というか、ネイティブの音そのものだ。
音楽のスイッチをオンにすることで、未来のための英語耳をつくる大切なチャンスになるのだから、それを親が奪ってしまうのは本当にもったいない。親の意識で変わる。数年経ったときに驚くほどの発音で単語を言い始めるかもしれない。それを期待せずに待とう。
大人である私たちこそが苦にならなくて、習慣化できる方法で質の良い英語の歌のシャワーを0歳からいや、もっと言えばお腹にいる時から楽しめたらそれが1番良いのではないかと思う。