エンドロール
僕はもう疲れた。これ以上頑張れないです。耐えることも、話すこともできない。ごめんなさい。
僕は君に何かしてあげられたかな。
僕は君に何かを届けられたかな。
僕は誰かの何かになれたのだろうか。
僕は水の中でも泣いている人に気づける人になりたい。そしたら全力で君を支えてたい。君の為じゃない、僕の為。
僕は鯨になりたい。
大きくて優しい海の怪獣。
みんなから実際会うのは怖がられている。でも害は与えていない。みんな見た目だけで判断しちゃダメだよ。僕はあの大きな身体でみんなの盾になりたい。全力で守ってみせるよ。
僕は誰かを愛せる人になりたかった。
僕は大切な人の笑顔を守り抜く強い人になりたかった。
僕は人生を生き抜く強い人になりたかった。
僕は何になりたいんだろう。
僕の17年間のストーリーはここで終わり。
ありがとうございました。