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僕には「恋愛」の良さが分からない。それだけ。
普段は「不登校」とか「ゲーム」などの話題についての記事をよく書いています。今日はセクシャルマイノリティ、LGBTQ+ について初めて書いてみます。
4/25から、東京レインボープライド2020がオンラインで行われています。
これまでの僕はセクシュアルマイノリティとかそういった事をテーマの話をほとんどしてきませんでした。ネットでもですし、リアル・対面でもほとんどしてません。
ただ、話したことはないけれど、色々考えて過ごしてきました。
この機会に、色々思いを伝えてみようと思います。
はじめましての方も、普段から僕のことを見てくれている方も、ぜひ読んでください。
今の僕のセクシャリティ
まず、今の自分のセクシャリティを紹介します。
僕は、「アロマンティック・アセクシャル(aromantic asexual)」の傾向があります。
簡単に言い換えると、「恋愛感情を持たず、性的欲求も持たない人」。
ただ、「恋愛感情」と「性的欲求」が表すものが決められていないため、この定義もなかなかに曖昧。
僕の場合、まだ知識が浅い部分が多く、「周囲の人たちとは違うのかな…?」という感覚があります。そのために、今は「アセクシャルの傾向がある人」として、自分の事を紹介することにしました。
昔から感じている違和感
ここからは、少し詳しく自分の考えを言葉にしていきます。
今まで、あまり深刻に考えたことは無かったけれど、日々の生活の中で、「周りの人とは違うのかな」と感じることがたくさんありました。
まず、僕には「恋」が何なのか分かりません。
昔から、男性も女性も、誰であっても「友達」から始まり、「友達」のまま時間が過ぎていきます。友情は深まるし、それに合わせて信頼関係もできあがるけれど、友情で終わります。
誰かと付き合ったことは一度もありません。
共同生活をするパートナーが欲しい、と思うことはあります。しかし理由を考えてみると、家賃とか家事とか、緊急時とか、生活が楽になることばかり出てくる。生活の様子をイメージしても、恋愛関係よりも友人としての付き合いをしている姿が浮かんできます。
選択肢を増やす
僕のセクシャリティについては説明できたので、今回投稿しようと思うまでの背景をお話ししてみます。
今までの僕は、「性」の話題に苦しめられたことはありませんでした。
違和感を感じても、それがストレスになったことはありません。
考え方を押し付けてくる人が周りにいなかったんだろう、と思います。
だから、そのまま黙っていてもデメリットはなかったはず。
その一方で、このことを黙っておくメリットもありませんでした。
悪いことは起こらないけれど、良いことも起こらないかもしれない。
話せることは隠さずに話しちゃえばいいんじゃないか?
アセクシャルは罪ではない。何も悪いことしてないはず。
僕には「恋愛」の良さが分からない。それだけ。
この考えに至ったことで、投稿することを決めました。
今はまだ、こういう声を上げるのにハードルがあると思います。
言いたくても言い出せない人がきっといると思います。
そのハードルを低くしていけるのは、自分たち人間でしかない。
僕も、ネットで検索した時に、沢山の方が、自分のセクシャリティを公開し、生き生きと活動しているのを見つけられたから、こうして言葉にすることができました。
「言う」、「言わない」の選択肢が選べる、ハードルのない社会になりますように。
ハードルが低くなったとして、「言わない」ことで非難をあびる社会にはなりません。それは「言わない」選択肢を奪っているから。
投稿して終わりではなく、これからの活動のきっかけになります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
これからも、よろしくお願いします。
「恋愛が分からない」って、ハートがくすんでいるように思うときもある。
それもハート。
アロマンティックフラッグの緑、アセクシャルフラッグの紫を添えて。