「しない子育て」をするコツ
成長とは、変化。だから子育ても、「子供の成長」に応じて変化する必要がある。
思春期は、自立期。親にとっては「する子育て」を「しない子育て」に転換する時期だ。
・そこまではしない
・これだけはしない
そうやって、徐々に「親がしないこと」を決めて実行するのが「しない子育て」になる。
だけど「しない子育て」は、親にとってはストレスがたまる。子育てに熱心な人ほど、寂しさと辛さを感じるからだ。
急いで付け加えるけど、「子育てに熱心な人」は、ほめ言葉だ。子どもにとって、自分に無関心な人より、熱心な人のほうがいいのは、あたりまえのこと。
子育てに熱心な人は、「何もせずにただ見ている」と思うから、「しない子育て」に抵抗を感じるのだと思う。
「しない子育て」は、「何もせずにただ見ている」のではない。徐々に「親がしないこと」を決めて、実行する子育て。つまり、「判断を子どもに委ねる」のだ。子どもを信頼していなければ、「判断を子どもに委ねる」ことはできない。
寂しさと辛さを感じたときは……
「私は子どもを信頼して、判断を子どもに委ねるサポートを頑張っている」と、考えてみたらどうだろうか。
思春期は、親にとっては子離れの時。 子ども中心だった親子関係から、親子が対等な「新しい親子関係」をつくる時期。 そして「思春期」は、親が自分の人生を考える絶好のタイミングでもある。