2)マルゴ書雲のゆわれ
主査ってなんか耳慣れない響き・・。役不足とは思いますが、私が仰せつかりました。Webサイトを作ったり広報系のことなら快諾できるのだけど、これはちょっとわけが違いました。
ルールは決まり。作品の誤字脱字は容赦なく直し、ストーリーやプロットの大枠はいじらず、文体を(方針などいうのでなく)一任・・等々。結構多めに出揃った内容を見返して、本当にいいのかなと疑問を感じつつ。
そういうルールなので、作家が別なのに文体が似通ってしまうという症状も予想されます。そこは両刃の剣ですので、仕方がないところでしょうか。
次に版元の名前は? となりました。
マルゴ書林なんてどう? うーむ、でも電子書籍で書林って・・。
書林という名の由来と響きって素敵ですよね。なんかこう、本というか作品が(ダジャレじゃなく)凛として存在している様子が表現されていて。
本当はこれがよかったのですが、電子書籍しか出せないんだから、木に由来する紙の書物に申し訳ない→じゃあクラウドなんだから書雲でいいのでは→うん、それで(・∀・)イイ!ね、となった次第です。
時間が経ったら、私もマルゴ書雲でもいいかなと思えてきました。書林みたいに品がないけど、(実情に反して)書がたくさんある感じがするし。喩えたくないけど、枯れ木も山のなんとやら。
「現代社会の乾いた心象に、想像と愉悦の恵みをもたらす豊かな書の雲とならんことを目指す」なんていう口上でもはめちゃおうかな・・。
(続く)