見出し画像

「いいライター」になりたいわけではない。


とあるメディアの編集さんから「ここをこうしたら、もっといいライターになれますよ」とフィードバックをもらった。ちょっとだけもやっとした。


自分がいいライターになりたいのかって考えたら、なんか違ったから


そもそも、いいライターってなんなんだろうか。文章が整っている。情報がまとまっている。正しい情報を書いている。納期が守れる。ユーザー目線に立っている。パッと思いつくだけ書いてみたけど、きっともっとあるだろう。

「いいライターの条件」を考えたけど、私はやっぱり、いいライターになりたいわけではない。自分の感情を抑えて、他の人の気持ちになりきって書くようなキレイな文章は私が書きたいものではない。そりゃあ、必要最低限はきちんとやるよ。仕事だし、キレイな文章仕事が来たらしっかり書けるスキルも身に付けたいと思っている。だけど、それで生きていきたいとは、今の所思えていない。


確か、フリーランスになりたての頃もこんなことを思っていた。いいライターではなくても、文章は書ける。記事を書くのに必要な情報も覚えていないし、写真もブレてるし、守っているのは納期くらい。こんな人間の記事でも好きって言ってくれる人がいるんだから、私はそれでいいと思っている。

いや、本当はよくないんだろうけど、きちんとした文章はきちんとした人にお任せしてさ。適材適所ってやつだよ。ウンウン。


私はとにかく、いいライターって褒められるより、あなたが書く文章が好きって言われたい。あわよくば、私が書くキレイな記事も、たまに描く変なイラストも、写真も。「私が作ったのは全部良い!」って言われるような人間になりたいなあと思っている。

だから、このままの私でよくて、さらに伸ばしてくれるような人に出会いたいと最近は思っている。個人なのか会社なのかわからないけれど。見習えるというか尊敬できるというかロールモデル?というのか。知らんけど。

もしそんな人間になれたら、長生きできる壺を作って売り出そうと思っている。私が作ったんだよ?いいでしょ?つって。ぜひご購入ください。




サポートほちい