渚にて
先日本屋に居たら、気になる本を発見。
タイトルは「渚にて」。表紙の内容から潜水艦が出てくるのか。でも潜水艦と渚?まあ海のものとはいえ、あまりピンと来ない。
背表紙の説明を見ると、
核戦争後の世界に残されたアメリカ原潜がオーストラリアに避難してて、もう北半球は全滅。そして南半球に放射能汚染が進んでいる状況。
そんな中でアメリカ本土から時折やってくる不規則なモールス信号の正体を突き止めるために果敢にも現地へ向かうというお話とのこと。
んーこの内容に加えてタイトルがなあ、意外とファンタジー的なオチ?とかいろいろ考えながらその日は購入せず。
ただそのあともなぜかその本が気になって、結局翌日になって地元で購入。それほどたくさん出回ってないのか地元だと探すの苦労しましたが(汗
そして読了。
感想は・・・これから読む方もいらっしゃると思うので、内容は避けますが、爽快感はないです。でも何かいろいろと考えさせられました。社会が混乱する様子、そしてその中でも守っていくものなどなど。
一方で戦争の原因がイマイチ現代的ではないなって思ってました。そこがどうも腑に落ちない。で、ふとこの記事を書こうと思ってこの小説について調べてたら、お?この小説ってかなり昔のものなのね。。。
なるほど、どうりで想定されている戦争の原因がずれてる。あとちょっとした街の雰囲気とかも今どきじゃないし。そかそか。
あと映画にもなったんですね。
久々に読んだ後に、「あー俺ならこうだな」とか、小説のことを思い出していろいろ想いに耽ることができました。
決してすっきりはしませんが、機会があればぜひ一度ご覧ください。