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恩師

いつだったか、note上で拝見した記事の中でご自身の恩師のエピソードを
拝見して、自分も書いてみようと思った次第です。

恩師?恩師とはどういう意味だろう?
おそらく今までの生活の中で「恩師」というフレーズを使った事はないし、
そもそもどの先生が恩師と呼べる存在なのか考えた事もなかった。
ある意味、世間一般でいうところの
 ・大変お世話になった先生
 ・自身の考え方に影響を与えた先生
 ・部活動でお世話になった先生
っていう方が居ないんだと思う。
なんかこういうと元もこうもないけど。

もちろんそれぞれの先生に感謝する事はある、助けてもらった事もある、
なんとなく心に残った言葉もある、でもなんか違うんだよなー。

特に部活動では、顧問と呼べる先生が居た事がなくて、対外試合の時に
他校の選手を指導している先生を見て、羨ましいというよりも怒りを
覚えた記憶があるぐらい。

そんな私ですが、唯一恩師と読んでも良いかなと思える先生が
中2の時の担任の方。私はその時の体育祭で骨折してしまって、全治1、2ヶ月。当時卓球をやってた私はその秋に行われる新人戦を目指してた時の
怪我なのでもうパニック。1ヶ月で治せばもしかしたら出場できる?
ぐらい。

一方でその2週間後ぐらいに修学旅行がある。
担任の先生は「誰も不参加なんかいないだろ?」って思いながらも一応
事務的に「不参加はいませんね」との質問。

そこで私は今覚えば暴挙に出る。
「はい!参加しません」

・・・もうねまさに中2病。
ようは修学旅行に出るために余計に体を動かして骨のくっつきが遅くなる
ぐらいなら行くかよ?って事。

これには親はもちろん担任の先生も同級生も大慌て。
あの大人しいtmaruくんがどうした???と。

その後、担任の先生が何度もウチに来て頂いていろいろ説得。
同級生もカバンを持ってくれたりとほんと心底対応してくれて。。。
ほんと感謝ばかり。

私はみなさんの優しさに触れて(っていうか骨のくっつきが順調だったという説もあり)、結果参加となりました。

そして担任の先生に参加を伝えた次の日の朝礼。
担任の先生は明るくクラス全員に「奇跡がおきました、tmaruくんが参加できるようになりました」と言ってくれました。
いや〜なんか書いてても恥ずかしい。でもここで奇跡というフレーズを
使って頂けた事で原因が私の中2病ではなく、怪我の回復具合だって
言い回しにしてもらえた事で、なんとなく居心地が悪くなかったという事も
あります。感謝。

ちょっとした思いやりというか、言い方で感じ方が変わるというか
そういう事を学べた先生でした。
その後、違う学校にうつられたのでわかってないんだけど、お元気なんだろうか。

ちなみに、この騒ぎを起こした原因になった新人戦ですが。。。
ま、思い出さない事にしよう(苦笑

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