イーサリアム、ETHとは②
今回は前回お話しした、
・ファイナンス(DeFi)
・アートと収集品(NFT)
・ゲーム(メタバース、NFTゲーム)
・テクノロジー(分散型自立組織DAO)
の深掘りです。
◆ファイナンス(分散型金融DeFi)
これらは、暗号通貨を使用した金融サービスの構築に焦点を当てたアプリケーションです。貸し出し、借入、利子の収入、個人的な支払いなどを提供します。個人情報は必要ありません。(貸借のAave、トークンスワップのUniswap、取引と都速市場のPolymarket、投資のToken Sets、支払いのTornado cash、クラウドファンディングのGitcoin Grants、保険のNexus Mutual、ポートフォリオのZapper)
①オープンアクセス
→イーサリウム上で動作する金融サービスにはサインアップの要件はありません。資金とインターネット接続がある場合は、準備が整っています。(途上国等で銀行口座もいらない)
②新しいトークンエコノミー
→これらの金融商品間でやり取りできるトークンの全世界があります。 人々はイーサリウムの上に常に新しいトークンを構築しています。
③ステーブルコイン
→チームは変動性の低い暗号通貨であるステーブルコインを開発しました。これにより、リスクや不確実性なしに暗号を実験して使用できるようになります。
④相互接続された金融サービス
→イーサリウム市場の金融商品はすべてモジュール型で互いに互換性があります。 これらのモジュールの新しい構成は常に市場に出回っており、暗号を使用してできることが増加しています。
◆分散アートと収集品NFT
これらのアプリケーションは、デジタルオーナーシップに焦点をあて、クリエイターの収益性を高め、お気に入りのクリエイターとその作品に投資するための新しい方法を生み出すものです。
(アートとファッションのFoundation、デジタル収集品のOpenSea、音楽のAudius)
①所有権が証明可能
→アートがイーサリアム上でトークン化されると、所有権が誰の目にも明らかになります。作品の制作から現在の所有者までを追跡できるため、偽造を防ぐことができます。
②クリエイターのための公平性
→音楽のストリーミングやアート作品の購入にお金を払うことは、アーティストにとって公平です。イーサリアムでは、仲介者が必要ありません。また、仲介者が必要な場合でも、プラットフォームがネットワークのインフラにお金を払う必要がないため、そのコストはそれほど高くありません。(Applemusic, 所属事務所等への手数料、違法アップロードリスク回避)
③収集可能品はあなたのもとにある
→トークン化された収集品は、アプリプラットフォームではなくあなたのイーサリアムアドレスに結びついています。そのため、ゲーム内のアイテムのようなものは、そのゲームの中だけではなく、あらゆるイーサリアムマーケットプレイスで販売することができます。
④インフラは既に整備されている
→アートをトークン化して販売するためのツールやプロフダクトは既に存在しています。そして、そのトークンはあらゆるイーサリアムの収集プラットフォームで販売することができます。
◆分散型ゲーム
これらは、仮想世界の作成に焦点を当て、現実の価値を保持するグッズを使用して他のプレイヤーと戦うアプリケーションです。(仮想世界のCryptovoxels, Decentralamd,競争のAxie Infinity)
①ゲームアイテムをトークンとして2倍にする
→仮想の土地やトレーディングカードであっても、あなたのアイテムはグッズ市場で取引可能です。ゲーム内アイテムは実際の価値を持っています。
②セーブデータは安全
→あなたは自分のアイテムを所有しており、進捗状況を所有している場合もあります。ゲーム会社が所有しているのではありません。 したがって、ゲームの背後にある会社が攻撃され、サーバーの故障、または解散が発生した場合でも、何も失うことはありません。
③証明可能な公平性
→Ethereumの支払いは誰でも確認できるのと同じように、ゲームはこの品質を使用して公平性を保証することができます。 理論的には、クリティカルヒット数から相手のバトルチェストのサイズまですべてが検証可能です。
◆分散型テクノロジーDAO
これらのアプリケーションは、開発者ツールを分散化させ、暗号資産経済システムを既存の技術に統合し、オープンソース開発作業のための市場を作成します。(ユーティリティのENS、マーケットプレイスのGitcoin、開発者ツールのGolem、ブラウザのBrave,)
・スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、ある契約や取引において「特定の条件が満たされた場合に、決められた処理が自動的に実行される」といった、契約履行管理の自動化を表します。ブロックチェーン上に記録された実効性のある取引・契約において、その発効などの条件をプログラムとして記述し履行管理を自動化することで、様々な業務をシームレスに繋げられると期待されます。例えば、IoT技術と組み合わせて、「自動車ローンの返済が滞った場合に、対象となる自動車をロックする」といった自動処理が実現できると考えられます。
以上4つとスマートコントラクトについてでしたが、これでもほんっっとに序章の触りにすぎないので各分野一つずつ焦点を当ててもっと掘り下げていきます。
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