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空中戦

こんにちは。
maruttoのYOSHIEです。

今回は、
よくあるミーティングでの”空中戦”についてです。

お客様との打合せや相談事を頂く際、オンサイトやリモートでの会議に関わらず、よく”空中戦”になることがあります。

ここでの”空中戦”は、言葉でのやりとりばかり飛び交って、双方が視覚的に”何か”を理解したり、同じものを見て意見交換していない状態を 私達はよく”空中戦”と呼んでいます。

空中戦に陥ってしまうと、双方の主張が矢継ぎ早に繰り返され、議論が終わった後に「結局何の話をしていたっけ?」とよくなります。
かろうじで誰かが議事録や発言メモを取っていたり、会議を録音していれば後で議論を振り返ることはできます。
しかしいざ”空中戦”に突入すると、誰もそのことには気づいていないのが現状です。

コンサルティングの立場から空中戦になってしまう原因として2つあるなと感じています。

1つ目は、前準備していないことが挙げられます。 会議や打合せの前に、相手に何を伝えたいか事前に準備をする。 この準備の時に双方の認識の摺り合わせができるよう、資料や映像を用意しておくなど、前準備さえしておけば基本的に”空中戦”は防ぐことができます。

2つ目は、そもそも社内に”文化”がないことです。 ここでの”文化”とは、例えば打合中に誰かが「今の議論って、こうゆうことでしょうか?」とホワイトボードに図解していきます。 また、「今のやりとりを〇〇表にまとめてみたのですが、こうゆうイメージで合ってますか?」とその場で描いた表を全体に向けて差し出す。 このような”視覚的に相手に伝えようとする文化”のことです。

maruttoでは、お客様が実現したい社内のIT戦略、もっと平たく言うと、「こうゆうシステムを導入して、こんなことがしたい」という相談をよく頂きます。
そういった想いや考えを伺う場面で頻繁に”空中戦”が起こり、議論が白熱します。
ここで私達が
「今の議論をまとめるとこのようなイメージになりますが、いかがでしょうか?」
このようなイメージを視覚的に表現するととても喜ばれますし、参加者の認識が揃い深い議論へと移っていきます。

自身の言いたいことを言ってスッキリして頂くのではなく、要所要所で参加者の認識統一を促す役割を担うことは、コンサルティングさせて頂く上でとても重要な役割であると日々感じています。


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