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プロジェクトの雰囲気

こんにちは~

maruttoの小西です

「今年は猛暑」、毎年言ってる気がしますが本当に暑いですね 。

自分、最近コロナに罹りまして10日間の自宅待機の間はずっと外に出ていなかったのですが、自宅待機から解放された際に外に出ると猛烈な暑さを体感しました。
みなさんも熱中症、コロナ気をつけましょうね。

さて、暑さの話題に乗っかってプロジェクトの雰囲気、特に熱量(アツさ)についてです。
あくまで自分自身の経験なので科学的ではないですがご容赦を。

1)冷めた空気では上手くいかない  
とある会計システム導入プロジェクトでのこと、私が参画した当時は当初の予定より3ヶ月遅れで進んでいた状態でした。
顧客から当然のごとく遅延の巻き返しを日々言われ、現場のプロジェクトマネージャーやリーダー陣は精神的にも追い詰められ疲れ果て暗い雰囲気でした。
何をやっても裏目に出る、対応策として出てくるものも決しておかしいものでもないのですが、顧客側の強い要求に押されて対応策の前提が崩れるなど制御も効かない状態になっていました。
ついには、プロジェクトマネージャーも心を病み離脱することになったのです。
この後もしばらく遅延状態は終息せずプロジェクトメンバーも意気消沈していたものです。
自分で思い出しながら書いていて気持ちが暗くなりますね。

2)明るく楽しくが一番  
この意気消沈した雰囲気を打ち破ったのが後任で来たプロジェクトマネージャーの方。
最初にプロジェクトメンバー50名を集めて、プロジェクトの再出発を仕切り直す全体ミーティングで言った一言が印象的でした。

「まずこのプロジェクト陰気臭いねー、もっと明るくいこうぜ!全然楽しくないじゃん」
「陰気臭いのが一番気に入らん。一回仕事手を止めて飲みに行こう!」 って。
まだ昼過ぎですやん!って思ったのを思い出します。
しかも50人も入れる店ないっしょ。どうすんねんとか心の中でツッコんでたのを思い出します(笑)

この日のプロジェクトマネージャーの発破のかけ方というか、雰囲気をガラっと変えようとする姿勢がすぐには効果がでなかったんですが 、毎日毎日このマネージャーが「暗いよ」「笑え」など簡単だけどしつこく言い続けているうちに少しずつみんなの行動やら雰囲気がみるみる変わっていきました。

2ヶ月くらい経ったときにはプロジェクト自体は少しずつ遅れを取り戻しはじめ、雰囲気も以前と随分変わり笑顔や笑い声などの余裕を皆が見せ始めていました。
当然、プロジェクト推進について様々な対応策を計画・実行したからに違いないのでしょうが、雰囲気のいいプロジェクトだとみんなが気持ちよく働き、発言も増え、アイデアも出したり試したりする好循環を生み出したのだと思います。
毎日暗い雰囲気だとやる気もでないですしね。

楽しく働く環境を用意するのもプロジェクトマネージャーとしても重要なプロジェクト運営の要素ではないでしょうか。
イヤイヤ働くとか、辛いこと続きではない明るく楽しいプロジェクト運営を意識して今年の暑い夏を乗り越えていきたいと思います。

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