経営者意識と人間関係の深い関係性(前編)
丸山です。
現代の経営者には、ビジネススキルや戦略だけでなく、人間関係を築く能力が求められていると思います。成功する経営者は、単なるリーダーではなく、人と人とを結ぶ「架け橋」としての役割に優れている方だと思います。
私も20代の時は、まずお金を稼ぎたいと思い、人間関係よりも収益を重視していました。自信がない20代の頃は、お金があれば不安が解消される、自信がつくと思っていたのでしょう。
しかし、一部そういう面もありますが、実際は、お金を手にするだけでは成功する幸せな経営者にはなれないのです。ビジネスと人間関係がどのように密接に関連しているのか、以下で解説します。
1. 経営者意識とは?
経営者意識は、「すべての事象は自分が原因で起きている」という覚悟を持つことです。 特にビジネスの世界では実績を上げることに責任を持つことが重要です。他の人のせいにするのではなく、自分が源で実績を上げる。
しかし、ただ実績を作ればいいわけではなく、従業員や顧客、取引先など、関与する全ての人の満足や幸福度を考慮することで、周囲に信頼感を与え、共感を生む土壌を作ることができると思います。
よって、下記がとても重要です。
信頼を築く力
経営者は、自分の行動や決断が周囲にどのような影響を考慮し、前向きで堅実な対応をすることで信頼を守ります。信頼とはそうされることを意識してやるものではなく、日々の行動の積み重ねによって形成されていくものです。
だから、時間を守る、報連相をする、挨拶をする、など毎日の行動が信頼を築く力だと言えるでしょう。
ビジョンの共有
経営者意識とは、組織や事業の未来に向けた明確なビジョンを持つことを意味すると言っても良いでしょう。そのビジョンを共有し、従業員や周りの人と一緒に実現していく姿勢を示すことで、全員が同じ方向を向いて行動する強力なチームを作ることができます。
1人で頑張っている個人事業主の方も多いですが、ご自身のビジョンを明確にし、それを分かち合う努力をすると、チームが出来て、より事業の発展に繋がるかもしれませんよ。
2. 人間関係の構築が経営に与える影響
人間関係が良好であることは、企業文化や従業員のモチベーション、顧客満足度にも直結します。経営者が信頼できるリーダーであることは、チーム全体の結束力を高め、業績を向上させることに繋がります。
従業員との関係
経営者が従業員の役割や悩みを把握し、個別に向き合う姿勢を持つことで、従業員との間に深い信頼を築くことができます。この信頼関係は、従業員のモチベーションやパフォーマンスを向上させ、チーム全体の結束力を強めます。また、フィードバックやサポートが文化となり、従業員が安心して働ける環境を整えることも重要です。
顧客との関係
経営者が顧客との関係をサポートし、満足度の向上に努めることで、顧客がリピーターとなり、さらには口コミや紹介によって新たな顧客を引き寄せます。この循環は、企業の持続可能な成長に向けてとても重要なことです。
企業の成長に一番重要なのはお客様です。そのことを無下にして利益追求したところで長期的な企業の発展はないと思います。
いかがでしたでしょうか。
ここまででも、経営者になるためには人間関係がとても重要であることは理解できると思います。
まだまだ続きますが、長くなりそうなので、前半はここまでにしておきます。
続きは、後半でお話します。