女性のキャリア形成について重視すると良いこと(前編)
丸山です。
自分自身の経歴をお話しすると、キャリアに関してのご相談を受けることが多いのですが、最近は、20〜30代の女性からのご相談が特に多いのを感じます。
この背景は、女性は自身の健康、妊娠、育児、介護などライフイベントを重要視しているため、キャリア形成について期限をつけて考えているのではないかと思っています。
今回は、いままでのご相談や友人との関わりで、女性のキャリア形成にとって重視すると良いという観点で、私が感じていることをお話しさせていただきます。
キャリア形成で重視すること①
刺激的な体験から気づき、自分自身を築く
私がキャリアについて、一番大切にしていることは、自分自身という資産形成をすることです。
好きなことで仕事をしよう、収入を上げたいから転職しようも悪くはないですが、そのように転職したとしても、永続的に自分を幸せにし続けられるかというと不確定要素が大きいと感じています。
私の友人の実例をあげましょう。
例1
WEBデザインに興味があったので専門学校に通うが、卒業後、実際に正社員になれるかというと実績がないため未経験扱いで不採用。フリーランスで働くにも営業力を磨いていないため、継続的に案件が取れずバイトをしながら繋ぐ日々を送っている。(WEBデザインの学校に入るときは、その後の仕事もサポートするよと言われたそうですが、実際は仕事の工面をしてもらえていない状態です。)
例2
好きなことをさせてもらえると聞いて入社を決めたが、毎日遅くまで働き、疲れ果てる日々。独立したいからその社長さんのもとで経営も学ぼうとしていたが、経営を学ぶどころか、結局業務に追われ、こなすのがいっぱいの状況になった。
こういった友人の実例はほんの一部です。
他にも、残業続きで心身を壊す友人、30代後半で転職できるスキルも人間力も未熟で、今後どのように収入を上げたらよいかと悩んでいる友人、そもそも自分はどのようにキャリア形成をしたらよいかわからない友人など、いろいろな友人をみてきました。
好きなことをさせてあげるよ、簡単に収入アップするよ、起業のサポートしてあげるよ、といった言葉にのって、好きなことだけやってお金が稼げると思っていませんか?
そんな事実があるなら、世の中の怠け者が一番のお金持ちになっていると、私は思います。
20代~30代前半までの女性にお伝えしたいのは、今、目の前の楽(らく)さだけを重視するのではなく、刺激的な体験を通じて自分と向き合い、自分の心に気づき、人格を築いていく(自分自身という資産形成をしていく)ことが一番重要だということです。
キャリア形成で重視すること②
自分の人生の経営者であるという自覚をもつ
私にとって刺激的な体験と言えば、社会人3年目のときに、恩師と出会ったことです。下記のようなことを言われました。
「丸山さんは丸山さんの人生の経営者でしょ?だったら、親や世間体や上司や友達に経営判断をゆだねていないで、自分で経営判断していかないとね。」
「え?私は既に経営者である・・・?」
当時の私には難しいようで、でもしっかりと心の奥にまで刺さる言葉でした。なぜなら、当時の私は「良い会社に入れば、良い人と結婚できたら、資格をとれば、幸せに生きられる」と思っていたからです。
これは、全部自分以外のものに経営判断を委ねている考え方でした。
大手の製薬会社に入った友人はリストラにあいました。
また別の友人は、大手の会社にいても40歳から収入やスキルがさほど上がらないと言っていました。
20代で結婚した友人は、4人に1人は離婚しています。
資格を持っている友人からは、思っていた以上に収入があがらないという声を聞きます。
これが20代の時には気づけなった、10年以上の経験や体験が教えてくれた世の中の事実でした。
この事実を知り、誰もが自分の人生の経営者として、親や会社などを軸にするのではなく、自分軸で人生を歩んでほしいと心から思います。
さいごに
今回は、女性のキャリア形成について重視すると良いこと(前編)についてお伝えしてきました。
いろいろ刺激的な体験をし自分自身を磨くこと、そして、自分自身は自分の人生の経営者であると自覚すること、どちらも私自身経験し、キャリアを変化させてきました。
次回は、後編として「誰かのために」生きること、貢献心を持って仕事をすることについてお話ししていきます。
ぜひ、次回もご一読ください!
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