仕事に追われる起業家とハードワークを楽しむ起業家のちがい(地中海クルージングでの学び)
先日、地中海のクルーズ船に乗って旅をしてきました!
海の上で、私は大きな気付きを得ました。
それは、
「仕事が自分を窮屈にするのではなく、自分が窮屈な仕事の仕方をしている」ということです。
人生でとても大切な気づきだと思うので、ここに記しておきたいと思います。
起業家は忙しいというイメージがある
私は30歳を過ぎたころ、個人事業主で営業の仕事をメインで請け負っていました。その頃は、夢の自由なフリーランス生活なんて全くなくて、まず生活費を稼ぐのに毎日仕事でいっぱいいっぱいでした。
その後法人化するまでその状態が続き、法人化してからは投資した資金を回収すべくまた仕事に追われていました。
自分に余裕はなく、イライラして周りに迷惑をかけることもあったと思います。
「起業する人は忙しいイメージがあるから余裕がないように見えます」とよく言われてきましたが、答えは、その通りです。
起業家は、まさしく「起業」したばかりの人なので、心を亡くすという文字の通り、忙しかったです。何が正解かもわからず、自問自答しながら実績を作らなければいけないので、そりゃ始めから余裕ぶっこいては出来ません。
なので、楽したいからフリーランスになるとか、誰にも指図されず自由に楽に生きたいから起業するという価値観の方には起業はお勧めできないかもしれないです。
起業家から経営者へマインドへ変える
とはいえ、当の私も起業したら自由なライフスタイルがあって、会社員時代のような窮屈さは無くなると思って起業した身です(笑)
しかし、現実は起業した後の方が、会社のビジョン、目的、目標が一致しているか、計画に対してオンスケで進んでいるのか、スタッフの方向性や価値観は統一されているのか、と考える事が多くなりました。
つまり、労働をするというスタイルから、考えるというスタイルに変わっただけであり、仕事が減るわけではありませんでした。
そこで、仕事に追われているような感覚があり、疲れを感じる事もありました。それをメンテナンスし、また仕事に取り組む、という日々を繰り返していたときに、今回の地中海クルージングのお誘いという好機が訪れたのです!
海の上で、青い空、青い海、白いカモメ、波の音、心地よい風を感じる極上空間で、ピニャコラーダを飲みながらPC作業をしていたときのことです。
あれ?
いつもより軽い気持ちで出来ているぞ。
作業がさくさく進むぞ。
ということに気づきました。
心を使って仕事をする
地中海の海で、自然の恵みを感じる体験をたくさんしていたからこそ、PC作業をして居る時の自分の心を感じることが出来たんだと思います。
日常では、集中していて無心で仕事をすることが多く、気づかないうちに息が止まっていることあります。しかし、多くの経営者や書籍で学んだことと照らし合わせると、無心が幸せな成果を作るのではなく、楽しみ、期待、希望、幸せ、面白いという感情が幸せな成果を作っているのだと気づきました。
一緒に旅行に行った経営者の先輩も、常に嬉しい、美味しい、面白い、楽しみという言葉を使っており、それがにじみ出る生き方をされてました。日常を一緒に過ごしたからこそ気づけたGAPでした!
私が楽しみながら仕事をするために工夫していること
さて、どうやって心を使いながら仕事をするのか?と思う方へ、参考までに私がやっていることを紹介しておきます。
・毎日今日の仕事をやった先にどんな自分に成長しているのかを想像してから仕事をスタートする。
・仕事をする場所を気分が上がる場所に変える(家から出る)。
・1~2時間に1回はオフを取って、オフの時間も幸せを感じるように時間を過ごす。
例えば、ご飯を美味しいと感じながら食べる。紅茶を味わい幸せを感じる。風に当たり、風を感じる。アロマを嗅ぎ心の穏やかさを感じる。
ポイントはただ行動をとるのでなく、行動一つ一つするごとに心を感じる事です。
まとめ
生真面目で、完璧主義、仕事はちゃんとやらないとという私みたいな性格の人は、意外と無心で黙々と仕事をしていることが多いのではないでしょうか?
努力をすれば報われる、確かにそうだと思います。
しかし、ただ努力すれば幸せになるのではないと思います。
実績が出るまでの過程である「今」を期待や楽しみ、感謝、幸せ、希望に満ち溢れる心で仕事をするから、幸せな実績が作られるのだと思います。
ぜひ、今の仕事を楽しむ「工夫」を一緒にしてみませんか?