特別な日の話
人は誰しも特別な日というのがあると思うんです。
自分にとっても特別な日というのがあって、それが12月1日なんです。
12月1日、自分が地元から上京してきて中途入社したのがこの日でした。
その日は結構寒い日だったんですが「地元からやってきたんだからこれくらいの寒さには耐えられる」という妙なプライドで、コートも着ないで出社してました。
そして築地にある小さな広告会社に行き、右も左もわからずあっという間に時間が過ぎて帰っていったのを覚えています。
あれから16年、自分を取り巻く環境は大きく変わりました。
あのとき思い描いていた夢や希望はあっという間に崩れ去り、社会的にも経済的にも精神的にも信用のない、日本には全く不必要な最底辺のクズとして過ごしてきました。
自分にとってこの16年は、あまりにも長く、あまりにも自分の無力さを感じ、ものすごく我慢に我慢を重ねすぎた16年だったように思います。
もう、人生は諦めました。
もう、いつ消えてなくなってもいいと思うんですが、それを動き出せないまま、なんとなく日々を過ごしています。
そして、今日自分が地元から上京してきて中途入社した日から17年後の12月1日を迎えました。
自分を取り巻く環境は日に日に悪化していくなか、複雑な気持ちを抱きつつ、とりあえず生きています。
1年後の2024年12月1日、もう少し前向きなことが書けてたらいいんですが、どうなることやら…
今日から1年間、少しでも楽しく動き出していけたらいいんですけどね。
それでは、また。