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まずはCFP算定をする!

北村です
カーボンニュートラル講座的な私の備忘録を綴らせていただくことになりました。改めてよろしくお願いします

では早速

前回の投稿で温室効果ガスをどのくらい排出しているのかに何となく興味をもっていただけましたでしょうか。
そして、自社の製品の排出量はどれくらいなのか気になってきましたか?

CFPを算定して排出量を知る、知らせる

カーボンフットプリント(CFP:Carbon Footprint of Product)とは、製品やサービスの原材料調達から廃棄、リサイクルに⾄るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガス排出量を CO2 排出量に換算し、製品に表⽰された数値もしくはそれを表⽰する仕組みを指します

脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガス排出量の算定(見える化)(1/2) - トピックス - 脱炭素ポータル|環境省 (env.go.jp)

環境省 脱炭素ポータル

CFPはそれぞれで算定ルール異なるので、他社製品との比較に使用することはできませんが、温室効果ガス(CO2)排出量を示す一つの指標として使用できます

身近な指標で言うとこのような省エネラベルを見たことありませんか?

経済産業省 資源エネルギー庁

これは、エネルギー効率を評価し性能を表示したものになりますが、どちらも消費者が環境に配慮した選択をするための重要な情報を提供するものになります

自社商品の『環境負荷を提示できるようになる』をゴールとして順番にやっていこうと思います。

ちなみに私はこれを見て
これは★★★★☆(星4つ)だ!
こっちは★★★☆☆(3つ)か!
ってことは電気代はこっちの方が安くなる?
と、考えますがそれでも省エネ、CO2削減です!

と言う風にCO2の排出量が少ない商品を選んで買う時代です

家電製品のイメージでしたが、建物にも省エネ性能が表示されるようになったんですね!

このように社会・消費者の意識が変わってきているので、企業の意識も改革が必要になります。

脱炭素経営にシフトして顧客の評判の変化等に備えていくことが大切です!


脱炭素経営

脱炭素化に向けた意識醸成

今までは
『企業イメージ向上ためCSR (企業の社会的責任)活動一環として実施するもの。コストは増加するのに、売上に繋がらないからちょっと…大企業はできても、うちは関係ないかな』と言うイメージだったと思います

しかし今後は
『気候変動対策はコスト増加 ではなくリスク低減と成長チャンス!(未来へ投資だ)
経営上重要課題として、全社的に取組もう!』と言う時代に
会社全体で意識改革が必要です。


脱炭素経営へのリスクと機会

脱炭素経営はリスクを伴う一方で、多くの機会を提供する可能性があります。企業がこれらのリスクと機会を適切に管理し、戦略的に取り組むことが重要です。

移行リスク

規制強化
炭素税や排出規制の強化により、企業のコストが増加する可能性があります。

社会的責任
気候変動に対する社会の意識が高まる中、企業はより厳しい社会的責任を負うことになります。

物理的リスク

自然災害
台風や豪雨などの自然災害の増加により、事業活動が直接的に影響を受けるリスクがあります。

機会

「新たなビジネスチャンス」

再生可能エネルギー
脱炭素型エネルギーへの転換に伴う需要の増加。

防災・減災
気候変動の影響に対応するための社会インフラの計画・設計のニーズが高まります。

「企業価値の向上」

ESG投資
脱炭素経営に取り組むことで、国際的なESG投資の潮流に乗り、企業価値の向上が期待できます。

ブランド力の強化
脱炭素に積極的に取り組む企業は、消費者や投資家からの評価が高まりやすくなります。

このようにリスクもあるがチャンスでもある。
自社にあった経営計画を立てることが必要です。
うちの会社の場合はどうなるだろう・・・
どのリスクが会社に与える影響が大きいものになるだろう・・・

ぜひ一度考えてみてください。
続きは次回にします。
ではまた、北村でした。