XREAL BEAMのブレ補正機能は新幹線でのPC作業を可能にするか(XREAL Air 2 Pro)
新幹線でPC作業を快適にしたい!
こんにちは、Martinです。新幹線の旅は、速さと快適さを提供してくれますが、移動中に効率的に作業を行いたいと考える方も多いのではないでしょうか?最近、XREAL Air 2 ProというARグラスが注目を集めていますが、実際に新幹線でのPC作業にはどの程度適しているのでしょうか?本記事では、XREAL Air 2 Proの使用経験をもとに、その現状と課題について深掘りしていきます。
・XREAL BEAMを購入する前に書いた記事
XREAL Air 2 Proの購入背景と初期の問題点
XREAL Air 2 Proを購入した背景には、移動中でも快適にPC作業を行いたいという期待がありました。特にM1 MacBook Airを複数のディスプレイに映して、新幹線での長時間の移動を生産的な時間に変えたいという願いがあります。しかし、実際に使用してみると以下のような問題が明らかになりました。
高解像度設定時の振動問題: 一つの大きな画面設定では、新幹線の振動により画面がブレて文字が読みにくくなります。このブレは、画面を見続けることによる酔いの原因にもなりえます。
Nebula for mac使用時の固定問題: 2〜3画面に映す設定を試みると、画面が空間に固定されるので、新幹線がカーブするたびに画面が流れていく問題が生じます。
XREAL BEAMとめがねレンズによる大きな改善
この問題に対処するため、XREAL BEAMというブレ補正機能が使えるアクセサリーを追加で購入しました。
結果、画面のブレは大幅に改善され、視覚的な快適さが向上しました。ただし、以下の新たな課題は浮上しました。
Nebula for macの非互換性: XREAL BEAMを使用すると、Nebula for macが使用できなくなり、結果として3画面設定が不可能になりました。結局1画面なので、MacBook Airの通常の画面で作業をするのとあまり変わらない状況になってしまいました。
なお、メガネレンズを作ったところ、非常にきれいに見えるようになりました。そんなに視力は低くないと思っていたのですが、試してみたところ見え方が違いすぎたので、メガネレンズ作成は必須だとわかりました。
経済的な観点からは微妙だと思っていたが、結局、メガネレンズまで作って納得した
XREAL Air 2 Proの購入には6.2万円、XREAL BEAMに1.7万円、さらに視力矯正にいくらかかるかわかりませんが、その費用を考慮すると、総額で10万円近くになる可能性があります。この金額に見合った体験が得られるかは正直疑問です。
追記:メガネレンズを作ったことで、非常にきれいに見えるようになり、これなら普段からどんどん使いたいし、10万円くらい払ってもいいと思えるようになりました笑。きれいに見えると使用中のストレスが大きく減ります。
動画視聴用途での価値は高い
iPhoneの画面を映し出すだけで快適な動画視聴環境を提供できるため、XREAL Air 2 Proは動画視聴用のARグラスとしての価値が高いと言えます。iPhoneの画面を拡張して映画館のような楽な姿勢でNetflixやYouTubeの動画を見れるのはなかなかすばらしい体験でした。同じように飛行機や車でも楽しめると思います。ただし、新幹線のWi-Fiはしょっちゅう繋がらなくなるので、事前に家やホテルの速いWi-Fiで見たい動画をダウンロードしておくのがおすすめです。
XREAL BEAMについての補足
XREAL BEAMには3つのモードがあります。
・ブレ補正モード
・サイドスクリーンモード
・3DoFモード
このうち、新幹線や車で使用するのはブレ補正モードです。3 DoFモードは新幹線で使用するとカーブで曲がったときに画面が横に流れていくので使えません。ただし、ホテルや家で使うときはこの3DoFモードが便利です。頭の向きを変えても、体の正面に画面を置いておけるので、操作がやりやすいと感じました。サイドスクリーンモードは右上の隅などに小さい画面を表示できるモードです。しかしこの機能については、正直どういう場面で使用するのかわかっていません。公式の動画を見ると、つけたまま冷蔵庫に飲み物を取りに行っている様子がありました。もしかすると、家事をしながら視界の右上で動画を流すなんてことができるのかもしれません。
今後の期待
XREAL Air 2 Proは、現状ではPC作業用としてはいくつかの課題を抱えていますが、そのポテンシャルは高いです。高解像度でのブレ抑制機能を備えた3画面設定が実現できれば、移動中の作業環境として革命的な変化をもたらすことでしょう。そう時間はかからずにこのあたりは改善されるのではないでしょうか。新幹線で3画面かつブレ補正モードで作業ができるようになれば最高です。
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