MT4で使える過去検証ツール『検証-PRO』の評価レビュー
『検証-PRO』は、MetaTrader 4 (MT4) で利用可能な過去検証ツールであり、トレーダーが過去の市場データを用いてトレード戦略をテストし、スキルを向上させるために開発されたソフトウェア。このツールは、仮想取引を通じてトレードの信頼性を高め、リアルな市場環境を再現することができる。土日を含む24時間いつでも練習が可能で、インディケーターに対応し、本番環境での練習が可能です。また、トレード結果をCSV形式で出力して保存でき、勝ちと負けを一目で分析できる点が大きな特徴です。
価格は24,800円(税込)で、インジケーター本体、解説書、ドル円ヒストリカルデータ、記録用スプレッドシートが同封されている。
メリット
仮想取引での練習: 最大の利点は、仮想取引でリアルな市場環境を再現し、土日や市場が閉まっている時間帯でもトレードの練習ができる。この機能により、トレーダーは常に取引の練習が可能。
インディケーター対応: 複数のインディケーターを利用して過去検証が可能。これにより、トレーダーは自身のトレード戦略に合わせてインディケーターを設定し、過去のデータを用いてその有効性を検証することができる。
CSV出力: トレード結果をCSV形式で保存できる機能も、大きなメリットの一つです。この機能により、トレーダーは取引履歴を詳細に分析し、自身のトレードパフォーマンスを客観的に評価することができる。CSV出力は、トレード戦略の見直しや改善に便利。
パッケージ: 本体に加え、解説書、ドル円ヒストリカルデータ、記録用スプレッドシートが同封されており、購入後すぐに利用を開始することができます。このパッケージは、トレーダーがツールを最大限に活用できるように設計されている。
高い柔軟性と使いやすさ: 設定の自由度が高く、ユーザーのニーズに応じてカスタマイズが可能です。例えば、上位足の表示やテンプレートの適用が簡単で、検証用チャートの生成や管理も直感的に行えます。
デメリット
カクカクした動き: 1分足を使った再現チャートのため、ティック再現はできず、カクカクした動き。
動作の不安定性: MT4の仕様が複雑であるため、『検証-PRO』の動作が安定しない場合があります。特に、インディケーターとの相性問題やヒストリカルデータの読み込みに時間がかかる場合がある。
インディケーターの重さ: 一部のインディケーターがシステムに負荷をかけ、動作が重くなることがあります。これはオフラインチャートに対応していないインディケーターもあるから。
設定の複雑さ: 初心者にとっては設定が複雑で、ヒストリカルデータのインポートや各種設定を正確に行う必要。これが適切に行われないと、ツールが正しく動作しない可能性がある。
サポート: サポートが迅速であるものの、個人対応なので、それなりに自分で対応するスキルは必要。また、ゴゴジャンなので、電話などの他の連絡方法は使えない。
総評
『検証-PRO』は、過去検証を重視するトレーダーにとって非常に有用なツールであり、その多機能性と柔軟性は高く評価されている。特に、仮想取引でリアルな市場環境を再現し、24時間いつでも練習できる点や、複数のインディケーターを使用して詳細な検証が可能な点は大きなメリット。また、トレード結果をCSV形式で保存できる機能は、取引履歴を客観的に分析し、戦略を改善する上で非常に役立つ。
しかし、MT4の複雑な仕様に起因する動作の不安定性や、一部インディケーターの重さ、設定の複雑さなど、初心者にとってはハードルが高い点も存在します。トラブルシューティングやサポートの依存度も考慮する必要がありますが、これらのデメリットを理解し、適切に対処することで、『検証-PRO』を最大限に活用することができます。
総じて、『検証-PRO』は、過去検証を通じてトレードスキルを向上させたいトレーダーにとって、非常に価値のあるツールと言える。導入を検討する際には、メリットとデメリットを十分に理解し、自身のトレードスタイルやニーズに合った使い方を見つけることが重要。
オフラインチャートを使った「Trade Trainer FX検証用ソフト」と「MT4裁量トレード練習君プレミアム2」と同じ仕組みで動き、同じような価格設定、サポートの差の分だけ安いというくらいの違い。この手の検証ツールを探している人には選択肢の一つだと思うが、特段これを選ぶ理由は見当たらない。
この記事は私の個人的な感想や意見をもとに書いています。特定の商品やサービスを推奨しませんので、参考になれば嬉しいです。ただし、商品の詳細や最新情報については、必ず販売者に確認してください。
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