応援の力
バレーボールの試合は、
今月残り2試合。
1月末から3月末までの2ヶ月間で全7試合。
ほぼ毎週末試合がある。
ちょっと疲労気味なのが難である。
以前の監督の人徳のおかげで、
どこの馬の骨とも知らないペーな監督にも試合への声をかけてもらえる。
地区登録していれば年間で定まった試合はあれど、
それ以外の招待試合には、
日頃の行いが悪いと声を掛けてもらえない。
だから、
声を掛けてもらえたら、
できる限り断らないようにしている。
そして素行よろしく。
いや、
そうでもない?
1年前にでた市大会で、
初めて対戦したチームの監督と、
今度練習試合でもしましょうと連絡先交換をした。
それから1年後。
3月の試合に招待してもらった。
先週その試合が開催された。
4面のコートがある広い体育館。
うちの子たちは滅多に大きい体育館での試合がないので、
まずサイズ感に圧倒されてしまう。
そして人の多さ。
14チームいたのかな。
いつもは半分以下。
観戦保護者も人数制限なし。
いつもは配車の台数分まで。
この経験値の差が、
すでに勝敗を決めているかもしれない。
応援の声出しもOK。
3年ぶりに賑やかな試合だった。
盛り上がりが半端ない。
指示の声が届かない。
笛の音も聞こえづらい。
この空気にのまれるのか。
飲まれかけたけど、
なんとか浮上した感はあった試合だった。
負けたけど。
正直勝てそうだなって思えたチームにも負けた。
やっぱ飲まれてたんかな。
なんか空回っている部分と、
自分の100%プレイが出た部分と、
いつも以上の一生懸命が出た部分と、
良くも悪くも雰囲気に影響を受けたと思われる。
午前中は6年メインの試合。
午後は5年以下の試合。
5年以下は6名(1名休み)ギリメンだったから、
何かあったら試合終了。
頼む。
無事に終わってくれ。
ところがどっこい、
2試合目開始直前、
新キャプテン鼻血出る。
鼻にティッシュを詰めて試合開始。
ごめんよ。
恥ずかしかろうに。
でも必死でボール拾ってくれた。
まったく頼もしいキャプテンだ。
そしてセッターとライトが重なるように倒れた。
ボールはまだ落ちていない。
セッターは起き上がってプレイを続行。
ライトは…
立ち上がらない。
何かあった。
ボールが落ちて、
すかさずタイムをとる。
倒れた子に駆け寄ると、
足の付け根を押さえて痛そうだ。
肩を支えてベンチまで下げる。
上から観ていた保護者が降りてきていたので、
ひとまず任せて、
わたしが今考えるべきは試合をどうするのか。
5人になった時点で続行不可。
ただし、
この日は交流会。
順位決定からの離脱で、
6年を入れて試合を継続させてもらえることに。
後ろには、
どなたかわからないが、
子どもの手当をしてくれている方がいた。
幸い打ち身程度で骨に影響はなさそうで、
手当後、
その子はベンチに残って試合を観ていた。
そうしてどうにか試合を終えることができた。
この日の感想は、
応援の声や、
子どもたちの元気な声が、
とても久しぶりの感覚で、
ものすごく嬉しかったということだ。
監督の怒鳴った声なんかじゃなくて、
褒めたり喜んだり、
笑顔が多いなというのが印象に残った。
これまで観覧者は一切の音を出すことを禁止され、
拍手することも、
なんなら隣の人と話すことも禁止だった。
ただそこで観ることだけが許可されていた。
厳しいのかもしれない。
でもその環境に慣れたのだ。
慣れてしまった。
だから今回、
すごく感動してしまった。
応援の力ってすごいなって。
色々あって気疲れたけど、
すごくいい体験をさせてもらえた。
感謝しかない。
残り2試合。
しっかりやりきってほしい。
そして、
のりきってほしい自分👊
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。