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会いに行ける系アイドルに、フラワースタンドを贈った話

会いに行ける系アイドルの、推している子のバースデーイベントが8月にありまして……


フラワースタンド(以降フラスタ)って、めっちゃすごいファン!って感じの人が出すものだと思ってましたが、その辺に転がってる普通のファンが出してしまったので(ライブアイドル等で見かける生誕委員と言うシステムは幸い存在しなかった)、備忘録として出したときのあれこれを残しておきます。

・きっかけ~依頼まで

これまで所謂推し活のフラスタというものを直接目にする機会がなかったのですが、3月にあったワンマンライブの際初めて目にして、これは素敵!私もいつか絶対に出してみたいな!と思ったのがきっかけでした。
実はこの3月のときも出してみようかなーと思っていたのですが、あまりにも生活がばたついていたために何も計画が立てられずに断念。

今回は運営に問い合わせたのがイベントの約一ヶ月前。花屋を探して仮注文をかけたのがイベント二週間前。これは多分一般的には遅いのかもしれませんが、運営から受け入れ可否およびレギュレーション等の詳細が送られてきたのがイベントの一週間前なので(お花屋さん&コーディネーターさん、ぎりぎりでありがとうございました)これでも見切り発車な依頼でした。

ちなみに二週間前というのがちょうどお盆の期間でして…その期間でもすぐに話を進めてくださったところにお願いいたしました。
こちらです。


すぐにお返事&お見積もりを下さり、こまめに連絡頂けて非常に助かりました。

・依頼~納品

とりあえずざっくりとしたラフを描いて送り見積もりを取ってもらったのですが、想定していた予算に数万プラスされたお値段を言われ、思ったよりかかるな…と一瞬尻込み。
でも私の愛に比べたら安すぎるかもな(?)と思い直し、それでお願いしますと話を進めることにしました。そもそも私の認識が安すぎたのかもしれない。

ちなみに一番最初に私がぼんやりと思っていたものはこんな感じだったのですが

……えっと、これ、本当に慶事かな?

メンバーカラーが白の方なので花も布も白メインにしてみたのですが、いざ絵にしてみると、なんかあの、なんか…慶事じゃないですよね……。
私自身のセンスが良くないため、カラフルなバルーンとか入れ始めたらクソダサになるだろうと思っていたのでお花多めでバルーンなしという形を考えていたのですが、それが仇となりました。
バルーンを入れた方がよろしいな、と数個バルーンを入れるデザインに変更、布も他の色を入れた方が良いよね!と思い、青(推してる子のお名前から取りました)色をプラス。
お花の形もちょっとポップな感じにするために丸→ハート型に。
この辺の変更は、結構直前でもやってもらえました。

イラストボードを中央に置きたかったのですが、納品期限の前に一週間ほど実家のほうに行かねばならず、印刷やカットする準備の時間が全くとれなさそうだったのでパネルに変更。
(画像をデータで送ればその通りに印刷して配置してくださるお花屋さんでした)
ちなみに画像はクリスタで描き、額縁となっている部分はrawpixelというフリー素材サイトから拾いました。

ちょうどデザインについてやりとりをしているとき実家の荷物整理をしていたのですが、昔私が発表会のときに着けていたト音記号のブローチを発見。私は推してる子の歌がとにかく好きだったのでバルーンで音符のモチーフを入れていたのですが、ブローチもデコレーションに使ってもらうことにしました。

パネルの画像をjpegで納品し、ブローチを発送したあとはただ待つだけ。
私は実家(都内ではない)でリモートワークでの仕事&様々な相続関係の手続きをこなしつつ、ただバースデーイベントを楽しみにして過ごしました。この期間、普通に生活がきつかったけどバーイベ楽しみで頑張れました。推しの力、すごい。

・当日

作ったのはお花屋さんですので、会場で見るまでは贈ったという実感もなかったのですが、会場に飾られているのをみてただただ感動しました。
嬉しくて嬉しくて、イベントで推しの方と撮った枚数の10倍くらい、お花の写真を撮りました。笑

このグループのライブで知り合い、一緒に足を運ぶようになったお友達のお花と並べて飾ってもらえて、それも嬉しかったです。
推しご本人様は当日忙しかったと思いますので一目でも見てくれたら嬉しいのですが……多分一目は見て下さったかと思います・・・。

・・・いいんだよ、私が見れれば!!!!!!!!!!!!!!!

自分の気持ちを詰めたものが具現化するのって、思っている以上にすごく嬉しいことでした。相手がどう受け取るかを知ることが出来ないのは、誰に何を贈ったって同じことなので…言ってしまえば完全なる自己満足ですが、それでも贈って良かったなって思っています。

・お花を贈ることについて

人に花を贈るとき、贈り主が一番贈りたいものはお祝いや感謝の気持ちであって、花そのものではないことが多いと思います。でもお花はそんな人の気持ちを乗せるのにぴったりなのかな、と思いました。自分の気持ちが綺麗なものに形を変えて目の前に用意されるのって、そうそう無いですからね。

私は家に花を飾るということをしない人間なので、人に花を贈った後はもらい手のその後の処理の大変さに思いを馳せてしまうのですが、フラスタは業者が回収してくださるためその心配をしなくて良いのも助かりました。

そこそこお金はかかりますが、お祝いの気持ちが形になったものを見たときに自分が感じる嬉しさを考えたら、フラスタってコスパは最高です。
出せる環境で、出そうかどうしようか迷っている方がいたら、「出してみようよ!」って声をかけたい気分です。

おわり。

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