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2.5はテニミュしか見たことない人が舞台「川越ボーイズ・シング」見に行ったよっていう話

見て良かった………

日曜日の夕方、帰りの電車(中央線運転見合わせ)のなか、ただただあのキラキラした舞台の情景を反芻していました。
いや本当に、見てよかったなあ!!
大した事書いてないんですが、Xの140文字に収まらないのでnoteに記録しておきます。


これまでの観劇について


私は人のレポを読むとき、どういった人が書いているのかを気にするタイプなので最初に私の舞台観劇経験について少し書きます。

ミュージカル以外の舞台について:劇場でオペラ、バレエをごく稀に見た程度。オーケストラはよく聴いたり(弾いたり吹いたりも)してた。
ミュージカル:劇場ではすごく昔にエリザベート見た。ミュージカルの曲は好き。ミスサイゴンとかオペラ座とかレミゼとか有名なものは曲だけ知ってる
2.5舞台:上に書いた通り、テニミュしか見たことがない。現場通い始めたのは4th関氷から。4th六角、立海、サーステ、ドリライ2024(運動会も現地で見た)

なんでテニミュしか見てないのかというと、元々そんなに2.5次元舞台に興味がなく……漫画のテニプリが好きなのでテニミュは見ていた感じです。

KBS見ようと思ったきっかけ

上記の通りの観劇経験なので、興味を持ったきっかけは出演キャストで察してくださいという感じですが…
元々アニメのほうが気になっていたのですが、なかなか見るきっかけがつかめずにいたところ、舞台化の話を知って、アニメ面白かったら見てみよう~と全12話なので気軽に見始めました。
賛否両論(どちらかというと否)があると見始めた後で知ったのですが、私はこのアニメ面白い!好き!!となって一日で全話見ちゃいました。
推しの子とかフリーレンとか水星の魔女とかリコリコとか…最近のアニメは軒並み最初のほうで脱落したのですがこれはなぜかどんどん見れました。
多分頭を使わなくていい&使ってはならないというのが良かったんだと思います。

アニメについては別途色々語りたいのですが今回は舞台のお話をしたいので割愛。

舞台でのキャラの掘り下げ方(ほんのりネタバレ含みます)

見て良かったな~!と思えた一番の要因は、アニメでは掘り下げられると思いきや全く触れられなかったキャラの性格や生い立ちや動機づけがとてもきれいな動線の中で描かれていたことでした。
描き切れないので、好きなキャラだけピックアップで申し訳ないですが…

春男先生

春男先生ってそもそもどこで振ってたんだろう?って思ってたんですけど多分ドイツですかね。
舞台袖にはけるときに「Bis dann!(ドイツ語で「じゃ、またね~」)」って言ってたし…。他にも日本語じゃない言葉をたまーに発してたような気がしましたがちょっと聞き取れず。
最後、Gute Musik!(こう言いたい時、あんまりこういう使い方しないけど…「良い音楽を」かな?違ったらすみません)って言ってたかな…?
メールもドイツ語で書いてましたし、ドイツで振ってなくてもドイツの音大とか出たのかなって思いました。帰国したてだと、ちょっとしたときにぽろっと単語が出るあの感じ、上手く表現してた!

彼がどこからきてどこへ向かうのか、アニメだとあまりにも描かれなさ過ぎて、もっと焦点当てて欲しかったなと思っていました。
そもそもなんで解雇されたかもわからず、この後どうなるのかもわからず…だったので、そこが書かれたことによってかなり物語がすっきりまとまったなーと思いました。

学生たちが主人公ですけど、春男先生無しでは成り立たない話ですからね!
彼が海外オケを振ったときに抱えていたもの、アニメ2期で見れたらいいな~~(2期頼む~~)

えいちゃんとITくん

私はアニメの序盤でこの二人が好きだったのですが、中盤以降思ったほどITくんがえいちゃんに対してそんなに突っかからないし、えいちゃんはえいちゃんで終始心から何とも思ってない感じだったのが…まあ、そんなもんか…?と思ってたんですけど。

その二人が終盤までお互いをそれとなく意識している関係描かれていて……これを見るだけでも劇場行ってよかったなあ…となりました。
ITくんは最後までえいちゃんを意識していたし、ITくんの代役をすることによりえいちゃんがプレッシャー感じるようになってしまうという展開。
最後再会した二人がハイタッチ→グータッチしてる姿に感情が大爆発しました。ありがとう、舞台KBS
「矢沢君」⇔「小橋」と互いに呼び合うのが何度も聞けて嬉しかった!

ITくん、アニメだと終盤脱落しちゃうしそれについても救いがないし、こんなにいいキャラなのに可哀想すぎでは…!?と、最終回までその部分についてはもやもやしてたのですが、それがうまい具合にまとめられていました。
ギター弾けるし曲も作れるっていう美味しすぎる設定が存分に活かされていたのもめちゃくちゃ良かった!

えいちゃんはえいちゃんで優等生で周りと上手くやってるだけ(?)のキャラだったのが、友情に熱い一面だったり譲れない部分があるというのを見れて本当にナイス補完でした。
演じる役者さんの表情もとっても良かった!

客降り

通路にそこそこ(通路から前4、横4くらい)近い席でした。上演中から近くを通るキャストさんを見ては近いな…と思っていたのですが、客降りあるんだ~~!?

ええ~~~~!?近い!近いしみんなすごく丁寧に客席を見てくれている…!
えいちゃん(アニメで一番好きなキャラ)通ってくれたら嬉しいな……いやでも反対側だな…と思っていたところ、ぐるっと回って目の前(4列先くらいの通路)を通って行ったので、思い切って手を振ってみたら手を振り返してくれた…………私、川越に引っ越します。

わくわくした演出(ネタバレ含みます)

会場での、地味にわくわくした演出について。
開演10分前くらいに客席の方に行ったのですが、オペラの序曲が流れています!聴けたのはフィガロの結婚とこうもりでした。
オペラの序曲って元々会場で客が着席しておらずざわざわしてるときに流してた曲だし、開演前の雰囲気にぴったり。春男先生指揮なのかな~って思って聴いているとさらにうきうき。

さらに開演直前にはオケのチューニングが。
ここからもう舞台の世界は始まっているんですよね。
クワイアはオーボエのAでチューニングなんてしませんからね、これは春男先生が最初に振っていたオケのチューニング風景なんだろうなあ。

劇中の演出だと、「アンダルシアに憧れて」、まさかの歌唱対決になってるのが熱かった~~!!!!ここもめちゃくちゃかっこよかったです。
そしてLA LA LA……アニメでのこの歌唱シーンが大好きなのですが、生で聴けて鳥肌立ちました。

あとは合唱コンクールとして考えると謎な演出盛りだくさんでしたけど(プラカード持って出場団体が入場したり、「選手入場」?みたいなアナウンスがあったり)、それはそれ、そういう世界線の大会なんだなと思うと、現実味はなくてもよりアニメの世界なんだなと実感できました。

テニスの世界大会でポージング対決しちゃう世界線を見てきたら、余裕で違和感スルーして楽しめます。

キャストの方について

2.5舞台で活躍されている方については詳しくなく、今回のキャストさんもテニミュのサーステ&4th関氷以降に出演されている方しか存じ上げなかったのですが……
染谷さん、すっごいですね!?!?!?
2.5っていうか……2.1次元とかでは!?!?限りなく2次元!!!!!!

春男先生が、本当に、画面から出てきた!!!!って感じの方で、大感激しました……。

元々知ってた方の中だと、かざんくんはテニミュのTricksterで跡部の次に注目して見ちゃうくらいには好きな方だったのですが、ジローってそんなにストーリーにがっちり絡んでくるキャラではないのでもっと色んな姿を見たいな~と思っていたのですが…
予想以上にITくんが大活躍する舞台で、ITくんの魅力をばっちり引き出すパフォーマンスをされていて素晴らしかったです。他の舞台も見に行ってみたいなと思いました。

おわり

いや、もう全員良かったです!書ききれない!

ランダム商品はあまり買わない主義なのですが(友人以外との交換・譲渡は行わない主義のため)、結局皆魅力的過ぎてランブロ6枚、ボイスカード4枚も買ってしまいました…!!
ありがたいことに被り無し!
ボイスカードは小橋君と矢沢くんのLALALAが聴けるカードを引けて大満足!!!

本当に満足!!!

満足……

満足しすぎてチケット足しちゃいました!!!!!!
たのし~!!!!

これがきっかけでアニメも再発見されますように~!
アニメ2期でITくんがなんとか救われますように~~……


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