大人でも運動能力と知能の両方が向上する！誰でも魅了できる最強のスポーツとは？

私が大好きなスポーツです。

私の趣味は蹴り技をコレクションすることなので、空手とトリッキングを日々学んでいます。

トリッキングとは、空手やテコンドー、カンフーなどの東洋の蹴り技の武術をより過激に、パフォーマンスに特化させた競技のことです。

日本·韓国·中国。東洋の蹴り技は世界に誇るお家芸です。

全般的にスポーツを嗜むと人生の質が良くなり幸福度が上がるということは言うまでもありませんが、そのなかでもアクロバット系のスポーツがもたらす効果が凄まじい！というような論文や文献もよく見ます！

私としては嬉しい限りです。

そういうことで今回は私の大好きな武術やアクロバットがもたらすメリットについて紹介させていただきます！

あらゆるスポーツのなかでも最も脳が鍛えられる！

この有名な著書でも紹介されていて嬉しい限りです。

運動がどれほど脳の成長にとって重要か説明されています。なにせ脳の栄養になるBDNF(脳由来神経栄養因子)は食事では微量しか補えず、そのほとんどが運動で補う必要があるため、脳の成長と運動は切っても切り離せない関係なんですよね。

そして、あらゆる運動のなかでもアクロバットなどの複雑な動作の運動をした場合に最も脳が発達していたことがさまざまな研究や実験でも明らかになりました。

ちなみに有酸素運動をした場合には脳の海馬が鍛えられて記憶のデータ容量が増えたり、脳に栄養を運ぶ血管が鍛えられて運搬量が増えるなど別の能力が鍛えられたという報告があるので、アクロバットと補完できそうです。

ネットワークの半数以上を司る小脳が鍛えられていた！

小脳は前頭前野と運動皮質に情報を送っています。つまり思考と運動の両方の連絡網になっています。そして途中で大脳基底核と呼ばれるニューロンが集まった重要な場所を経由しているため、小脳は脳神経の半数以上を司っていると言われています。

ラットを使った研究によると、ラットを2グループに分けて、片方はただ走らせ、もう片方のグループには平均台や不安定な障害物、ゴム製のはしごを歩くといった複雑な技能を教え込みました。

2週間のトレーニングの後、複雑な運動トレーニングをしたラットの小脳のBDNFが35%も増加していたそうです。もう片方の普通の有酸素運動のみをしたラットの小脳は何も運動をしていないラットと比べても変わりはなかったそうです。

BDNFは脳を作る栄養ですので、小脳でこれが分泌されたということは小脳を作り変える動きがあったということです。具体的には新しい脳神経を作り、より高度なネットワークを構築するということです。

やはり小脳は運動にも思考にも関わる部分なので、運動で作られたネットワークであってもこれらはほかの領域にも動員されて思考にも使われます。ピアノを習っている子供が算数を習得しやすかったり、運動ができる子供が勉強の成績も良かったりするのもこのためでしょう。

ADHDの少年を対象とした実験でも違いが明らかだった…!

ホフストラ大学のおこなった研究では、8歳から11歳までのADHDの少年のうち、習2回武術の稽古に通っている子供は、普通の有酸素運動をしている子供と比べても、行動が良くなり、成績も大きく改善していたことが証明されました。

ちなみにこの場合は有酸素運動だけを行っていた子供も運動していない子供よりも劇的に改善していました。

武術の稽古に参加している子供はそうでない子供よりもきちんと宿題や予習もこなし、成績も上がり、規則もあまり破らなくなり、席を立って駆け回ることも減ったそうです。

これらの改善の要因になったのは武術によって複雑な動作を学習して小脳が発達したということが1点。ADHDの人はそうでない人よりも小脳の発達が遅れているとも言われています。

もうひとつは前頭前野が鍛えられて自制心が強くなったこともあるでしょう。武術は危険を伴う競技なので極論を言えば生死に関わります。

心の動揺を抑えるためにも自制心を司る前頭前皮質の部分が否が応でも鍛えられるということです。またこのときのように極度に緊張している状態なら集中力が高まり、学習能力も高まります。生死がかかっているわけですからね。こういう点はアクロバットも共通ですね。

BDNFをブーストする要素をほぼ網羅している！

BDNFをブーストさせる運動の条件は

·とにかく運動を楽しむこと

·失敗率が高いアクションに挑戦すること

·毎日やる運動頻度が多いほうが良い

·複雑な動作をすること

·高強度のインターバルトレーニング

などあります。

アクロバットや武術はこれらのうち大部分を満たしていると言えそうですよね？

加えて、アクロバットが好きなほうがです。好きなことをすれば報酬系が活性化されるのでそのおかげでBDNFもブーストします。

スポーツをすれば健康になるけど、肉体労働は逆に寿命が縮むという報告もあります。嫌々やると悪いストレスがかかるのでかえって身体に悪いということですね。

HIITなどの高強度インターバルトレーニングはやはり最強ですね。筋力も持久力も向上するし、細胞のミトコンドリアも活性化するのでアンチエイジングにもなる、そしてBDNFまでも増やす。

そのため、アクロバットなどの複雑な動作をメニューに加えるとすごい効果がありそうです。タバタ式のインターバルでブレイクダンスするなどかなり効きそうですね…アクロバットで得られるメリットと有酸素運動で得られるメリットは相補的なので、アクロバットHIITはこれら両方のメリットを得られるので効果は凄まじいはずです。

運動能力が開発されていく

大人になったら身体はほとんど成長しません。骨格や関節などもそうですが、筋肉も既存のものに頼っていては成長が頭打ちになるでしょう。

個人的にもスクワットを100回から1000回に増やしたところでただ身体を痛めるだけでトレーニングの成果はそれほど得られないよ、と思います。

しかし身体は成長しませんが、大人になっても脳は成長し続けます。そのため大人になっても運動能力を伸ばしたいなら、脳の成長を助ける運動をするべきでしょう。そのためのアクロバットです。

アクロバットなどで新しい動きに挑戦することで、その動きを再現できるように学習して新しい運動神経が作られていきます。

技を習得したてのときは動きがぎこちなかったけど、日を置いてから同じ技をやってみるとスムーズにできるようになっていた、という経験があるかもしれません。これはその数日の間に新しい連絡網の構築が成されたからでしょう。

新しい神経回路ができることによって新しい身体の使い方や感覚をしることができてより高度な運動ができるようになります。

ちなみに筋肉の瞬発力は運動神経の本数に比例する、ともいわれています。運動神経とその神経が関わる筋肉群をまとめてモーターユニットと言いますが、このモーターユニットが大きいほど発揮される爆発力も大きいと言われています。

つまりは脳を鍛えることによって運動能力も圧倒的に伸びるということです。筋肉を壊して筋肉痛を起こすよりもこちらのほうがお手軽だしお得だと思います。歳を重ねる毎にタンパク質の合成力が落ちていきますので、筋肉の回復もどうしても鈍化します。筋肉痛に頼るトレーニングは大人には不向きだと思います…

隙間時間の気分転換などにちょこちょこアクロバットの練習をすることが社会人にとってベターなリラクゼーションなのかもしれませんね。

いつでもどこでも細切れで練習可能！

これは個人スポーツの強みです。チームスポーツと違い集合場所や練習の都合をまわりに合わせる必要がなく、自分の気分でいつでも練習できます。仕事の合間の休憩時間でも可能です。

このように細切れで練習することで必ずキリの悪いところで練習が終了します。「あともうちょっと練習すれば完成したかもしれない」というように続きが気になってしまうことをツァイガルニク効果と言います。

これが起きることで勝手に練習が習慣となっていきます。練習以外の時間のときにも自ずとイメージトレーニングをしてしまうでしょう。

キツイトレーニングを嫌々やったところで習慣にすることはできなかったと思います。

何事も習慣化するためには意志力に頼らないことが大事だったりします。

ブルーオーシャンかつ需要もかなりありそう！

アクロバットも武術もできるようになるとカッコいいですが、何分非常に危険が伴いますのでチャレンジしようと考える人はあまりいないでしょう。

そのため競合が少ないブルーオーシャン市場だと思います。

競合が少ないし、普通の人にはできない離れ業です。当然希少価値が非常に高いです。

アクロバットができない人でもアクロバットの動画を目にすると釘付けになってしまうでしょう。

本格的に大会を目指すも良いですし、ただの趣味でやるのだって十分価値があります。単発のバク転や宙返りができるだけでも超人です。そんな離れ業ができればいくらでも応用が効きます。

心理学にハロー効果と呼ばれるものがありまして、それはひとつ凄い長所を持っているとその人のすべてが優れていると思ってしまうというものです。

たとえば帰国子女で英語が堪能というだけで頭が良くてビジネスができる、と思ってしまうようなものです。

アクロバットなどの離れ業があなたを輝かせてくれるでしょう。

Instagramのほうで私が今年習得した技をアップさせていただいています。

良ければ見てください。

楽しくて毎日夢中で過ごすうちにあっという間に1年経ちました。

仲間もできて、リアルでもSNS上でも師匠と呼べる人もいます。

実は最近練習仲間がミュージカルの舞台に出演して、アクロバットを披露したことにとても刺激を受けています。

私の来年の目標はこのような舞台やヒーローショーなどに出演して自分の技を披露することです。

アクロバット、そして武術はとても魅力的なスポーツです。

少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

ここまでお読みいただきありがとうごさいました。