まぁ、 さ。
足るを知る
去年の11月からスタートした小布施での家守生活。
(里帰り出産中の志賀家を守るために召喚された家守、まーさ)
年越しを親友のなつめと小布施で過ごし、
みんなの幸せを願った初詣も、つかの間。
緊急地震速報とともに、ちゃんと揺れたので
そわそわしていた今年の元旦。
いてもいられなくて、焼肉とカラオケに行った元旦の夜。
1月の間に家守の家じゅうを大掃除して、志賀家に新しく生まれた赤ちゃんを迎える準備をした。
初めて会えた時は、とっても心がほっこりした。
兎の年に生まれた同士。
24歳差の友達ができた。
その日出会う日常に感謝をしながら。
今あるものに満足し、愛でながら
心を豊かにしていきたいと願いを込めて。
今年の書き初めは「知足」と筆を執った。
いろいろ、きいろ
仕事は変わり目、初任1年目の終わりも近づいてきた3月。
やり切った感と同時に、来年はどうなるのかなとドキドキ人事発表。
3年生の担任を任されることに。
「去年と一緒…!」
予想外ではありつつ、どうなってても予想外だったかなぁと。
テレビの向こうでは、木久扇師匠が笑点を引退した。
長年続けられたのも、応援してくれた皆さんがいたからと
黄色い着物から細い腕を目いっぱい伸ばして
笑顔でこちらに手を振り、最後の寄席に立つ。
誰かに必要とされる場所で、私もがんばり続けたいなと
師匠に分かりやすく背中を押されて、
4月、新学期がスタート。
なんだか、黄色を見ると元気が出る。木久扇師匠様様。
去年も3年生、今年も3年生。
おんなじ学年の子どもたちだけれど
それでもやっぱり十人十色。
クラスが変われば、子どもが変われば、色が変わる。
日々新しいことばかり出会う新鮮さは変わらずで
去年からの反省も含めてアップデートを意識しつつも
まだまだ試行錯誤の日々が続いた1学期だった。
もっと自分を愛でたっていいじゃんね
「教室にお花を飾ってもいいな。」
愛でる存在に心を向けたいと、お花のサブスクをスタート。
「新しいコミュニティを広げたいな。」
好きなものを共有したいと、月1のワインの勉強会に申し込んだ。
「もっと本に触れたいな。」
ついに周辺の図書館の利用者カードをゲット。
土日は図書館にこもってグルメのことを読み漁る週末が増えた。
また、同居人の祖父母がそれぞれに老いを重ねて、特別養護施設に入居した。
育て親の存在なので、切ないのは本音。
何気ない日に、祖母の信仰心を耳の後ろに彫った次の日、祖母は倒れて、そのまま私のことが分からなくなってしまった。
3世帯住宅の実家は私と、父と母と私の3人になった。
祖父母の喪失感とともに、母は介護から解放されて、元気になった。
これも運命だよな、みんなこうやって老いていくのよな~と摂理を受け入れつつ。
特養の祖父母も実家の両親も
結局みんな、今が一番幸せそうなので、
それぞれが自分を愛でて生きていてほしい。
去年は「だれかのために」時間を割く、働く、過ごす日々が多かった。
今年は「自分のことを大事にする」時間に目を向けて。
足るを知りながら、自分と、何気ない周りの食や、できごとを大事にする時間が取れるようになってきたこの頃。
私は、私をもっと大事にしていきたい。
逢瀬
6月、縁のつながりで小布施にアパートを借りることにした。
同居人のこころちゃん(大学休学中、21歳)が家主なので
私は週末や長期休みに遊びにいく二拠点生活がスタート。
近所のおとうさんが、バジルとシシリアンルージュトマトをおすそ分けしてくれた。
バジルをオリーブオイル漬けにして、トマトを無加水でことこと煮て
最高においしいパスタを作った。
一緒に作ってくれた彼とはこの料理の件で距離を縮めたので
小布施のおとうさんは、間違いなく恋のキューピッド。
こころちゃんや彼や小布施の友達のために
おいしい料理を作って、みんなでアイスを食べる時間も
全部シャッターに収めたい濃度なので、今年の夏も、きっとホクホクする気がする。
小布施は「逢瀬」が由来。小布施は川が重なり、人の出会いが行き交う町。私が小布施に関わって4年目に突入。私にとって小布施は、好きな人たちと交わることのできる、逢瀬を重ねる町。
お世話になった人たちが小布施を離れたり
新しい仲間を迎えたりしながら。
そうね、まーさは今年の小布施も全力で謳歌していく。
4分の2のフェーズへ
「今年はうちらの年だから!」
と、げらげら笑ってた5年前の成人式、ハタチ。
その後すぐにコロナのロックダウンが来た。
終わりが見えないな~と、もがきながら
月日が経って5年が過ぎたようで。
「あれ、うちらアラサーじゃん?」
同じく7月生まれの親友のなつめと、
「ちょっとこれはやばいね」とか言いながら
美味しいイタリアンを食べた最近。
人生100年時代だとすると、人生の4分の1が過ぎた。
今日から4分の2の側へ。
主人公の身としては、マーベルの新フェーズぐらい激熱な展開を期待したい。
夏希ちゃん
サマーウォーズが公開して15年が経った。舞台は長野県上田市、東京に住む夏希が、後輩の健二を連れて、栄おばあちゃんに会いに帰省する場面から始まる。
実は私の父の実家が上田なので、お盆は祖父母に会いに行く道中で毎年この映画を観ていた。
サマーウォーズはゴリゴリのバイブル。
そして、私は正真正銘の夏希ちゃんだった。
劇中、つまりサマーウォーズ中、その裏では上田高校野球部が決勝で優勝し、甲子園出場を決める。ある意味、夏の戦いが繰り広げられている映画なのだ。
そして今日、私の母校が15年ぶりに甲子園出場を決めた。
#サマーウォーズ15周年
#母校甲子園出場15年ぶり
#私の誕生日
15年分の伏線が回収された今日。
すべてが綺麗に重なる縁なのでゾクゾクして興奮がやまない。
大丈夫、みんな、きっといい夏になる。