家族で病院に

4月28日に退院後久しぶりに呼吸器内科の主治医と面会というか診察で顔を合わせる事になっていた。大学生になった息子が大学の健康診断で肺のレントゲン検査で異変が見つかったらしく病院で検査する事になり予約をとったら同じ日になった。息子は高1の春に左肺の肺気胸で同じ病院で手術を受けていたので今回も肺気胸かなと思っていた。たまたま診察が同じ日になった事から妻も含めて3人で行く事になった。

 当日、各種検査を終えて主治医と治療方針を話した。前回の免疫系抗がん剤は1回だけの投与で、その後はトラブルの為に中止していた。また同じ薬を使うリスクと効果を比べるとリスクの方が大きいらしい。腫瘍は前より大きくなっていたので前の薬を使い続ける方法もあるが、いろんな種類の抗がん剤があるので主治医チームでどの薬がいいか考えさせて欲しいと伝えられた。5月の連休明けの9日から入院し化学療法をやりましょうという事になった。

 呼吸器外科で2月に私の肺気胸の手術をしてもらった先生の診察を受けた息子の診断結果は肺嚢胞という聞き慣れないものだった。肺にデキモノが出来てそれが肺を押して隙間ができたり、押される事で呼吸が苦しくなる事があるらしい。ただ、大学も始まったばかりで緊急を要する状態では無いとの判断で経過観察する事になった。

 3人で一緒に帰る予定で息子が13時開始の授業までに大学に送り届ける手筈だったのだが私の診察時間が押して12時を過ぎていた。病院の食堂で妻と息子が早食い競争ばりのスピードで昼食を食べて、息子を送ってから迎えにくるからと言って病院を飛び出して行った。

 のんびり昼食をとりながら待つことにしよう。


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