面会と抗がん剤治療再開決定
今日は従兄弟が面会に来てくれた。
3つ歳下で彼が保育園ぐらいまでは同じ屋根の下に住んでいたと記憶している。叔父夫妻が独立した後は親戚が集まる時ぐらいしか会わなくなったが校区は一緒だったので疎遠になる事もなかったし、お互いの家を行き来する事もあったと思う。さすがにお互いが成人を過ぎると年に2回ぐらいしか顔を見る機会はなかったが、会えば近況を話したり昔懐かしい話をしたりして、普通に接するから、まあどこもそんなもんだと思う。
小学生の時に大阪の叔母さん宅に子供2人だけで遊びに行った時の相棒が彼だ。神戸ポートピア万博の目玉の1つだった、運転士を必要としない世界初の無人運転システムのポートライナーのドアに掌を持っていかれて、緊急停止させたのも彼だ。そして比較的最近、といっても15年前くらいに知ったのだが、彼は私と同じ色覚異常の障害を持つ同士だった。
面会では会うなり泣かれたので、当然カウンターでこっちも涙が溢れて困った。話したい事を考えてきてても感情が先に出るんだと思う。兄貴の様に慕ってくれてたのは小さい時から感じていたし、小さい時から自慢の弟だ。生まれて初めて貰ったプレゼントはタオルの花束だった。柄でも無いと謙遜してたが殺風景な病室が華やかになったよ。ありがとう。
主治医から明後日に抗がん剤治療をやりますと言われた。入院初日から考えると信じられない思いだ。癌治療よりも腸の出血や破裂に怯えて過ごすしかなかった状態から、抗がん剤治療が可能な状態になったという事なのだろう。
今日も面会で勇気と愛を貰ったと思っていて、抗がん剤との併用で効果アップが期待出来ると、主治医に私のカルテに書き込んで下さいとお願いしてみようかな。
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