なぜ、強気でいられるのか、考えたことがありますか？

人間とは、元来臆病なもので、、、

といった価値観があるかと思うのですが、
なぜか「強気」な人ってまあいるわけですよ。
僕もそういう風に言われることがあるのですが。

別に強気は悪いことじゃないので良いと思うのですが、
「なぜ、そんなに強気でいられるのか？」というのは掘り下げてみても面白いかもしれません。

強気というのは、言い換えれば「自信を持っている」ということになるのですが、
では、自信とはどこからくるものなのでしょうか。

本来、自信というのは「経験」からきます。
たまに同い年の人と出会ったのに、全ての所作が美しくて、

「なんだコイツ、、、人生２回目か？」

となる時ありますよね。
本当にに２回目の人生なのかもしれないですが、
まあ基本的には、何かしらの経験があるからこそ、
人よりも抜きに出た所作になるのでしょう。

とまあ、ここまでが定説として、
近頃、新たなパターンの「強気」な人が出てきたように思います。

これまでの時代、自信とは「経験」のことでした。
ただ、現代では、自信の源が「思考」という人が増えたように思います。

まあ僕もめちゃくちゃそのタイプだったので、
反省するところはいっぱいあるのですが。

「思考」こそが現代人だ！と言わんばかりの本が沢山生まれ、
ネットにより、それを加速させたところがあるようにも思います。

「ゴミ人間」西野亮廣

昨日読んだこちらの本。
その中で印象的だった内容を意訳で抜粋しますが、

「そのアイディアを自分だけが思いついたと思うな。これだけ人間がいるんだから同じことを考えた人はいくらでもいる。
にもかかわらず、そのアイディアが世の中にないということは、
アイディアが悪いか、やり方が悪いか。そういうことだ。」

そんな感じ。
思考って、実は思考のままだと何にもならないということなんですよね。
多分同じこと考えてる人なんてそこら中にいる。
それをカタチにして、動かす。トライ＆エラーを繰り返して初めて意味があるということです。

それって結局「経験を積む」ということなんですよね。

現代という世界は「経験」から進化して「思考」という一つ上ののステージを生きていると思いきや、
結局「思考」だけでは「経験」が圧倒的に足りなくなるんですよね。
足りないものを埋めるのが、語気になりがちなのも、最先端を生きる僕ら現代人としては実にアナログ的ですね。

強気でいられることは良いこと。
自信があるのは良いこと。

その自信は、
「経験」からくるものですか？
「思考」からくるものですか？