やっぱり、そう簡単には世界って変わらないんだなぁと、ボコボコにされた気分。

はてさて、
映画の作品名を明記して、ネガティブな空気作りはしたくないのでぼやかしますが、、
個人的にめちゃくちゃ期待していた映画が、今週末、いよいよ公開されます。

僕は製作総指揮の方、ずっと追って来ていたので、
ここ最近、マスメディアも取り込んで大々的にプロモーションが始まったあたりから、
もうワクワクが止まらなくて、

「これは本当に世界を変えるかもしれない」

と胸をときめかせていたのですが、
映画館の予約状況を見て、「これは、かなり厳しい戦いになるぞ」と思ったところです。

モノが売れるには、色んなパターンがあるので、
「これさえしておけば必ず売れる!」などというものは存在しないのですが、
今回のこの作品においては、かなり用意周到に、良いプロモーションをされていたと思うので、

「そこまでしても、ここまで奮わないものなのか、、、」

と、衝撃を受けています。

「お前の見る目がないんだよ」と言われればそれまでなのですが、
「目論見が外れる」というこの恐怖に、なかなか食らってしまうタイプなので、もうのた打ち回るレベルでゼエゼエ言ってます。
職業的なところもあるのかもしれませんが、そうじゃなくて本質的に「モノ作りが好き」ということですね。

とはいえ、映画というコンテンツ特性上、公開されてから伸びるものもあるかとは思いますが、
「初動」というところに明らかに照準を定めていただろう動きを見ていたので、
もう少し数字というもので返ってくるものだと思っていました。

個人的に、今年はこういうの多いなぁと思うんですよね。
都知事選なんかも、「ひょっとしたら過去最高の都知事選に」とか見てたんですが、
まったくそんなことなく。
その他にも細々と、「こうなるんじゃないか?」を外したような気がします。

僕の目論見の甘さは一つあるとして、
「爆発的に売れた」っていうものが、「鬼滅の刃」くらいしかないような気もします。
いや、きちんと振り返れば色々あるのかもしれないですが、
それとは別に、
「ネットでバズれば売れる!」という神話の正体がおぼろげながら見えてきた気もするんですよね。
youtuberも、本当にyoutubeこそが究極のメディアならば、テレビに出演する必要はないはずなのですが、
日に日にテレビに出演するyoutuberは増えています。

つまり「ネットでのバズり」だけではダメで、やっぱり「テレビ」というものの強さを改めて感じる日々。
「そう簡単に世界って変わらないんだなぁ」と思ったりするわけです。


ありがとうございます! 今後ともよろしくお願いします! なんでもひとつ、願いを聞くくらいの気持ちはあります(笑)