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マニュアル制作マニュアル

あー、かったりぃなぁー。
なんだよマニュアルって。
そんなん自分で作れよ偉そうに(怒)
っていうそこのあなた!!
マニュアル大事ですよ!!

本質的なマニュアルの作り方マニュアルを解説したいと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです。

世の中にはどうでも良い、文学作品的なマニュアルってありますよね。

その類、ぜーんぶいらねっす。

あと、「馬鹿でも分かるように書け」とか言ってくる上司いますよね。頭が脂ぎってスーツがヨレヨレな感じ、もしくはカモメが飛んでるようなフレームのメガネの人。休みの日は白いズボン履いてゴルフ行くような感じの色黒の。バーカバーカ

あれ、わかってる人も使うマニュアルだと、今更そんなこと言われなくたってできるよ。と結局使わなくなっちゃうんですよね。
なんで、そのマニュアルで言いたいことだけにするべきなんです。
一方で、1から説明してくれないと分からないって人もいると思います。
そんな時は、基礎部分のみ書いてある初心者用マニュアルを作りましょう。
で、メインのマニュアルには、「ここまでの説明がわからない場合は初心者用マニュアルを参照してください」って書いとけばいいの。
あと、写真と図ですね。大事なのは。

昨今、マニュアルを動画化しようという動きがありますね。
あレも効果的だと思います。
文字だけよりも、写真よりも、動画の方がわかりやすいです。当たり前に。
ただ、考えてみてください。
現場でマニュアル見ながら作業したい場合、どうします?

…ほら。

やっぱり文章と写真でやっとくしかないんですよ。ね?

で、話変えますよ。
付いてきてますか?(笑)

十人十色って言うじゃないですか。
隣の畑とか言うじゃないですか。

分野が違うと常識も違いますよね。
僕は、機械工学やってたんです。で、職場の異動で急に材料力学やり始めたんですよ。
一見、繋がってるっぽいじゃないですか。
機械と材料だし。
ところがどっこい、全然違うんですよ。
材力やり始めて、機械工学がどれだけ材料ありきで成り立っているのかと。
愕然としましたね。全然わかんなくて。

で、前の記事でも少し話しましたが、他にも散々色んなことやってきてるんですよ。
なので、僕の仕事って、Aっていう畑の常識をBって畑に持ち込んで改善問題解決するっていうのなんですね。
でも、傍から見たらパッと見、今の職場にいるって見えるわけですよ。
あの人はあの分野の人だって見えるんです。

戻りますが、十人十色って言うだけあって、みんな育ってきた環境が違うから、すれ違うんですよ。

みんな違うから。

だから、新卒で入ってきた子がマッサラとか言ったところで、バックボーンは違うし、常識も違う。

マニュアル作成って意外とOJTを兼ねた若手のチャレンジ業務(正直めんどくさいからぶん投げてるところもあるというか、それが全てよね?)みたいな仕事だったりもするんですが、これダメですよ。ゼッタイ。

経験上、マニュアルは少なくとも5人で作らないとダメです。

蛇足ですけど、イタズラに文学バリの長文にしがちな人いるじゃないですか。
マニュアルに長文はダメです。
でも、その人が言いたいことはダメではありません。
クセの違う色んな人の視点で見て初めて、作業に齟齬が生じないマニュアルになるんです。
作業する人だって十人十色ですからね。

見せ方はそれからでもいいのかなと思います。
まずは、目的を定めて芯を通すこと。
その芯に目盛りを打って、その目盛りと目盛りの間に曖昧なことはないかとか、急に道具が手元に出てきてないかとか、実際の作業と相違がないことを現場で確認しなくてはダメです。リスクアセスメントとかと同じです。

あやふやなマニュアルほど危険なことはありません。
大事なホールドポイントが抜け落ちていたら、最悪誰かが死にます。

会社の存在意義は社会貢献し続けることですから、誰かが死んでたら世話ないんですよ。

あなたは一生十字架を背負っていけますか?

極端ですが、それぐらいの気持ちでやらないとダメです。
痛いの嫌じゃないですか。
めんどくさいのも嫌じゃないですか。

マニュアル作るのもめんどくさいですが、一回完璧に作ったら終わりなんですよ。まあ、定期的にレビューは必要ですけどね。
0→1と、1→10、やっぱり大変なのは0→1なんです。
一回作ったら『1』ですから。素地を作っちゃいましょ。
試験運用中だよと銘打って、しばらくはもっとたくさんの人の目に触れさせて過不足をチェックする。

どうか、バカにしないで望んで欲しい。
マニュアルこそ人を助ける一番の道具なんです。

新人を巻き込んでもいいです。
ただ、チームでやってください。
誰かがチェックしてるからいいやではなく、キチンと見てください。

書いてあることが根本的に分からなければ理解できるまでになってください。
それらの経験は必ず皆さんの生きる糧になるはずです。

みなさん、マジでご安全に。


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