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ブラタモリはなぜ「奇跡の番組」と呼ばれているのか?

おはようございます、Martです。
NHKの「ブラタモリ」という番組が大好きで、毎回欠かさず見るようにしてます。
久保田祐佳(NHKアナウンサー)さんが出ていた時代から見てましたが、あれは2008年ころだったのでしょうか?
当時からずっと録画していて何回も見られる体制だったのですが、その録画システムはプレステ3+TORNEだったため、今は壊れてもう見られなくなってしまったのが残念です…。

ブラタモリ、とは?

皆さんご存知とは思いますが、一応ご紹介。

街歩きの達人・タモリさんが“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る「ブラタモリ」。
話題の出来事や街に残された様々な痕跡に出会いながら、街の新たな魅力や歴史・文化などを再発見します。

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NHK「ブラタモリ」WEBより(画像:NHK)

もう10年以上もやっている人気番組なので、皆さんも一度は観たことがあるかとは思いますが、凡そ2年ごとに変わっていくタモリさんのパートナーの女子アナの皆さんのキャラの違いも楽しみの一つです。

第四シーズンアシスタント
 ・桑子真帆(NHKアナウンサー、2015年4月11日 - 2016年4月2日)
・近江友里恵(NHKアナウンサー、2016年4月30日 - 2018年3月24日)
・林田理沙(NHKアナウンサー、2018年4月21日 - 2020年3月14日)
・浅野里香(NHKアナウンサー、2020年4月11日 - )

この番組を卒業した後の彼女たちは、それぞれ“NHKの看板番組”に関わることになります。
彼女たちの成長ぶりも、ブラタモリの魅力の一つと言えるでしょう。

番組開始当初は、タモリさんが「笑っていいとも」に毎日出演していた関係で、取材は平日午後の東京都内のみに限定されていたため、不定期放映でしたが、「笑っていいとも」が終了したのをキッカケに、番組も全国取材が可能になり、グンと厚みが増したと感じました。

第一〜第三シリーズ(都内限定)の久保田祐佳アナウンサーが、「笑っていいとも」放送後のスタジオアルタのステージに登場するシーンなども、よく覚えています。

東京から、日本へ

ブラタモリの初期は、東京限定でした。
東京生まれ東京育ちのぼくとしては、これは正に、自分の生い立ちやその地域を知るのには絶好の機会となりました。
特に「神田」や「皇居・大手町(丸の内)」といった“子供の頃の遊び場”だったエリアの回は、何回も観て地元への興味を深めたものです。

今でこそ「何処で遊ぶの?」と思われがちですが、皇居のお堀とか北の丸公園の辺りが、ぼくらにとっては“自然とふれ合う場所”だったのです。

東京編は2008年から2012年までの「前期」に放送されてました。

この後一時中断をはさみ、2015年からは「後期」の第四シリーズとなり、土曜日の7時30分からと番組枠も固定されて、現在に至っていますが、毎週放送ではなく、不定期なのは現在も変わっていませんね。

「奇跡の番組」との評価

ブラタモリの魅力は、やはり圧倒的な“取材力”とその“伝え方”ではないでしょうか。

ぼくのような一般人にも理解しやすく、それでいて興味をそそる内容を毎回提供してくれ、タモリさんの博学もあいまって、極上の教養・娯楽番組に仕上がっています。

また、学術界からも絶賛の声が多く寄せられています。
不特定多数の視聴者が見るゴールデンタイムのTV番組の制作は、やはり“学術”よりも“エンターテインメント”要素の方が立場が強くなりがちで、せっかく貴重な情報を提供している学者さんがいても、出来上がったものは必ずしも“満足のいくもの”にはならないことが多いとのことですが、ブラタモリの場合は、この辺りのバランスが絶妙で、一般人にも伝わりやすく興味をもたれやすい編集がなされていると評判です。

タモリさんの人的魅力

もちろん、番組に魅力を添えているのは「制作班」だけではなく、出演者たちの人的魅力のお陰でもありますね。

特にメインMCのタモリさんに関しては、誰もが認めるところだと思うのですが、やはりこの番組を一番楽しみにしているのは“当の御本人”という事が大きな要因でしょう。

「高いところが嫌い」という割には“坂道”や“崖”が大好きで、地層や石についても異常に詳しいところがありますので、この番組はほとんど「趣味でやっている」といっても過言ではないのでは?といつも思います。

坂道や崖好きが講じて、地図や地形にも大変興味を持っていらっしゃるので、そのことがまた、番組を盛り上げる要素になっていますね。
問題のポイントの地図や地層図を見せるだけで、「行きましょう、行きましょう」と食い気味にのってきます。正に「視聴者の視点」と一致してますので、観ている人はどんどん引き込まれていきます。

この辺りの“タモリさんの凄さ”は、出演していた学者さんや研究者さんたちも数多く証言しており、皆さんタモリさんを絶賛してますし、「本当にスキなんですね」と感心されています。

理系と文系を行ったり来たり

ブラタモリのオモシロさの秘密などおこがましくて語れませんが、自分の中では「歴史」と「科学」が交互に現れ、その関連性がわかる点かな、と思っています。

通常の科学番組や歴史番組は、各々の専門分野の中で“謎解き”をおこなう事が多いのですが、それだとどちらかに興味がなければ視聴のチャンスを逃してしまいます。
しかし、ブラタモリの場合はこの辺りが絶妙で、

「科学的な論拠があるからこういう結果になり、そこに歴史が生まれた」

という形式でストーリーが進んでいきます。

ぼくらが知っている“歴史の勉強”といえば、人名や年号などの「暗記」が中心で、「どうしてそうなったか?」というプロットの部分はあまり重視されません。
でも、高校時代のぼくはなぜか「世界史」の授業中にこの関連性のオモシロさに気づき、大学受験も「世界史」を選択しましたw。

戦争や民族の大移動や平和を築けたことには、その時々、地形や気象、それぞれの人や国の事情などがあり、それらが複雑にからみ合うことで“結果”として起きていることだとわかると、自ずと“構造”が見えてきます。

これがわかると様々な事件や戦争などがつながり、理解がしやすくなります。

これと同じような解説の仕方をしているから、ブラタモリはわかりやすいのだと感じます。

「学問」という難しい響きを取っ払い、タモリさんの魅力や知識で“現状”を見せて気づかせる。

「なるほど、そうだったのか!」

正に「文系と理系の間」を行ったり来たりしながら“全体像”を見せていく
この手法は凄いと思います。

NHKスタッフの「UDE(うで)」を感じますね。

今週末は再び、桑子さん登場!

先週末は久々の桑子真帆さんの登場回「仙台」の再放送でした。
そして今週は、またまた桑子さんの「東京駅スペシャル」です。

4月10日(土)午後7:30ほか 
「東京駅スペシャル〜変化し続ける東京駅の姿とは?〜」
2015年・工事中だった貴重な「ブラタモリ」ロケ映像、そして新たに撮影した最新情報を加え「東京駅」の秘密をタモリさん・桑子アナ・浅野アナがスタジオで解き明かす!

今回は東京渋谷・NHKのスタジオから。お題「変化し続ける東京駅の姿とは?」を、タモリさん・浅野アナ・そして2015年の“旅のパートナー”桑子真帆アナが、2015年7月20日放送「ブラタモリ・スペシャル東京駅」の映像に、その後6年間の新しい情報などを加えて「東京駅」の謎に迫る!▽工事現場を映した貴重映像▽完成した駅前広場の秘密▽丸の内と八重洲の違いとは?▽6年前にタモリさんが貼ったビルのタイルは今?


2015年の番組は何回か観た覚えがあるんですけど、当然今回も録画します!w

東京駅を作る時、たしか鉄橋の基礎に大きな木を何本か埋めたんですよね?
なんて話を、うっすら覚えています(*^^*)。

ぼくの記憶が正しいかどうか、今週土曜日には確認できるでしょう。

楽しみだ♪

ちなみに、「ブラタモリ」は気軽に読める本にもなってますので、興味のある回は本を買ってもよいのではないでしょうか?

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ぼくはやっぱり、成田山の回をチョイスです!

ではまた!

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