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蒸し暑い日だ。
何もやる気が起きないっすけど…。

今会社ではHPのリニューアルの企画作業中。
HPを変えたい、ということは入った早々から言っていたのだが、
「あるのに、なんで作り変えるの?」という非常にシンプルな質問に、
まともに答えても理解してもらえるはずもなく、
なおかつ、HPを変えたところで、劇的な効果も期待できないことから、
なんとなく宙ぶらりんになっていた。

その状況が突如変わったのが、この一言。
「Topの写真が、石鹸の広告みたい」

とあるミーティングの最中にぼくが理事長に言った言葉だが、
これが理事長に刺さったようで、
「たしかにそうね…」とうなずいてくれたw。

まあ、写真を変えるだけだったらもちろんタダでできるのだが、
「この際なので」と変更を願い出た。

後は、どんな絵になるのか、見せればほぼ大丈夫だと思われる。
いや、決して騙してるわけじゃないっすよw。
人それぞれ、刺さるポイントが違うもんだな、と思うだけだ。

さて、念願のリニューアルに目鼻がついてきた今、
折角変えるんだから何らかのメリットを実感させられないか、と考えている。
自分の存在証明的な意味もあるのだが、WEBの威力を発揮させられないか、と。

問題は、うちのような特別養護老人ホームやデイサービスといったサービスは、WEBの得意とする広域性を発揮しにくい、という点だ。

また、狭い範囲でしかもWEBへの接触頻度のあまり高くないと思われる対象者に、どうやって届けていくか、という点も気になる。

つまり、相手は“届きにくい”場所にいる、ということだ。

さらに言えば、目的の問題もある。
これまでの当社のHPの目的は、「公告」的な役割がメイン。
つまり、宣伝的な要素よりも、世間に自分たちの仕事の様子を伝えるため。

社会福祉法人であるということは、事業による収入には課税されない。
というか、元々政府に対し“やったこと”を申請し、それに応じた点数により支払いが行われるので、極端に言えば仕事の「質」というよりは、「量」が全て、となるわけだ。

後は自分の施設のベッド数や受け入れ数に応じて上限は決まるし、どんなに良いサービスを提供しても、それほど極端に収入が変わることもない。(オプション程度)
上限が決まっているから、その中でやりくりして設備や人員配置を行う仕組みなのだ。

それに対し、民間の施設はちょっと事業が違ってくる。
医療関係でいう「自由診療」の枠が大きく取れるので、そちらを適用する限り、金額の上限はなくなる。

当然それらには課税されるだろうが、端から点数の加算だけで成り立っている社福とは違い、利益目的の株式会社としての収支計算ができるようになる。

だからその中に“宣伝費”なども計上できるので、豪華な広告が成立するわけだ。

今回のHPリニューアルに関しては、第一義的には当然「公告」としての機能が優先されるが、これに加え、やはり「広告」的な要素も加えて行きたいと思っている。

何を広告するか、がまた悩みどころなのだが、今希望が上がっているのは、デイサービス。
一度入所してしまうと当分固定される人数の特養に比べ、デイサービスの場合は毎日やってくる人数が変わる、という仕組みになっている。
要は、事前オーダー制だし、一人の方が、いくつもの施設を渡り歩いているなんて場合もある。

これは、同じデイサービスにも、リハビリ型やエンタメ型?など機能別にいくつか種類があり、必要に応じて一週間のうちにいくつかの施設に通う人がいる、ということだ。

つまり、同じデイサービスというククリの中でも、identityを明確にしないとならない、ということになる。
また、本人にその機能を理解してもらう、というよりは、ご家族だったりケアマネージャーだったりに情報提供をキチッとしていく必要がある、ということだ。

基本的にはこの辺りの情報の充実と、アプローチしやすさを上げていく工夫をすることになると思う。

もう一つ、考えているのは、「介護業界」のイメージアップ。

とかく介護業界は人員不足だ。
満足な人員を確保できているセクションなどない。

また、社福の場合は給料が安い。
上限が決まっているので、人数を増やそうと思えば一人あたりの金額を低く抑える以外にないのだから、これも致し方ない。

同じ介護職として働くなら、断然株式会社系の施設に行ったほうが良いに決まってる。ちょっと働き始めれば、すぐわかることだ。

まあ、これ以外にも「24時間365日営業」なのだから、当然シフトで回していかなければならないので、休みが取りにくいとか、お年寄りの相手をするのが大変とか、いろいろ要因は考えられるが、まさに“3K”の代表的な職業だということは御理解いただけると思う。
一所懸命お世話をしたつもりでも、怒鳴られたり無視されたり、ひどい時には暴力を振るわれたりすることもある。

感情的にも厳しいな、ぼくには無理だ(-_-)。

いろいろな思いはあるにせよ、いずれにしろこのままでは需要と供給の不均衡が一層広がってしまうだろう。

そこで、何とかもう少し良い職場にするためには、あまりにも一般人の介護業界への理解が不足していることに気がついた。

ぼくもそうだったが、介護の施設がそこここにあることは知っていたが、こんな事になっているなんて思いもしなかったし、いずれ自分もそこにお世話になるかもしれない、いや、その前に自分の近くの人達が介護が必要になり、自分で行ったり、それらを探したりするなんてことも、考えもしない。

この辺りの認知や理解が進めば、もう少し状況は好転するのではないか?と考えているわけだ。

もちろん、ぼくが社会福祉法人の一員としてはやれることは限られてくる。
社福の会社の定款には、「世間に対する啓蒙活動」なんてものは入っていないはずだ。
だから、その辺りを明確にし線引しつつ、法人としての立場を離れることも含め、方策を考えていくべきなのだろう。

どこまで“本気”出すかな…w

いやまじ、どこまでやろうか、悩むところだ。
何も言わず、存在感など主張せず、大人しく時給分だけ働く、という選択肢もあるわけだ。
面白くないけどね(*^^*)。

仕事って、特に時給仕事って、この辺りが難しい。
正社員だったら昇進だったり将来の独立の伏線だったりするわけだが、
パートタイマーのモチベーションって、どうやって作るんだろう?

今の経営陣とは、ぼちぼちそんな話もしているが、誰も何も言ってくれない、というか、無理だよね(^^;)。
これまでずっと福祉業界一筋の人たちだから、こういう話に対して、まるで想定されていない感じがする。
「何の話?」って感じだ。

毎度の迷宮入りだが、まああそこで働いている以上は、きっといつまでも考えて、ブツブツと呟いてしまう気がするwww.

例えば別の会社を立ち上げて、そういう仕事をしているモデルケースもいくつかあるようだ。
社福の事と、それ以外のこと、メリット・デメリットはいろいろある。
うまく使い分けている人も多くいるのだろう。

もう少し研究するか、
知らん顔するか…w

ま、暇なんで、もう少し研究してみよう。

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