あなたも撮影場所を提供?!
おはようございます!Martです。
他の方はご自分のキャッチフレーズをつけてアッピールしてますよね。
僕もなにか考えようかな…、などとぼんやり思った今朝の私でしたw。
では今日も始めていきましょう。
あなたも大家さん?w
「みんなで大家さん」というサービスがあるので、ちょっと真似してみましたw。それはともかく…、
大家さんではないのですが、もしあなたが何か“不動産”をお持ちの場合、それを撮影場所として貸し出すビジネスができる可能性がある、というお話です。
「撮影場所として貸し出す」ということは、一定の時間自分のお家が使えなくなる、見も知らない大勢の人が来てドヤドヤと家の中を歩き回り、家具とか動かしちゃうかもしれないし、何かを壊しちゃうかもしれません。何より彼らは恐らく、大量に電気やインフラを使いますw。そりゃもう、大量です。
こう考えると、結構ハードル高いかもしれませんが、もし今使っていない家(マンションの一室でも可)があり、家賃だけでも何とかしたいなと思っていたとしたら、ちょっと考えてみても良いのでは?
当然ですが、今“賃貸”で契約しているものに関しては、貸せるかどうかは大家さんとの契約次第ですが、通常は「住居用」という契約になっていると思うので、無断で又貸しことは出来ません。ご注意ください。
撮影隊は何を考えているか?
はい、まずはどんなお家だったら撮影隊が喜んで借りようとするか、という点についていくつかポイントを上げてみましょう。
Point 1 ある程度生活感のあるお家
ほとんどのスタジオはほぼ“何もない”か、“小奇麗すぎる”場所が多く、「普通、こんな家には住んでないよね〜」という画が撮れてしまうので、むしろ「今まで誰かが生活してました」という雰囲気の家を求めることがよくあります。
映画やドラマのシーンにはキレイな場所ばかりでなく、いろいろなシチュエーションの画が出てきますので、そのイメージにあった場所をその都度探し回るわけです。お金があればスタジオに理想の場所を作り出すことは出来ますが、似たイメージの場所があれば(しかもシーン数が少なければ)そこ行って撮っちゃお!ってことになるわけです。
「人が生活する場所」ってその人によって千差万別ですので、素材としてはなるべく多くのものから選べる状態であると、撮影隊の皆さんもありがたいわけです。
Point 2 移動距離が少ないこと
これは撮影するカット数(シーン数)にもよりますが、撮影スタッフと演者さんとそのスタッフ(メイクさんとか)を引き連れた数十人の“撮影隊”を率いて出かけるわけですから、たった1〜2分のシーンだけのためには行きたくない、と思うのが人情ですよね。
撮影隊の本拠地にもよりますが、出来れば日帰りで行ける範囲で探そうとするのが常道ですので、余程の必要性がない限り“遠方”撮影はしません。ただ撮影隊の本拠地って何も首都圏や大都市圏ばかりとは限りませんので、地方都市での撮影場所ビジネスがダメと言ってるわけではありません。可能性がある限り、アッピールしてみるのが良いと思います。
もう一つは、撮影隊が移動するのはほとんどの場合“自動車”を使いますので、駐車スペースの有無は重要な要素となります。近所にあるコインパーキングなどの有無も確認しておくと良いでしょう。
また、電車で移動するスタッフもいるかも知れませんので、駅チカ物件も意外に好まれます。
Point 3 家具や生活用品が揃っていること
生活していれば当然なのですが、家具や生活必需品が揃っていると喜ばれる場合があります。
撮影隊が必要なものを全部持ち込むのには無理がありますので、出来るだけその場の物を使ってうまく撮影することがあります。この時、スタジオの様に「主だった家具はあるけど、鍋釜、コップ、箸や衣類・靴などのたぐいはありません」となってしまうと、その時のために買いに走らねばなりません。小さいものや手に入れやすいものならまだしも、結構特殊なものはそう簡単に手に入らないので、予めの用意が必要となります。
実際何が必要か、はこちらでは知るよしもないのですが、普通に生活しているお家ならば大抵のものは揃っていると思うので、それらで何とかするという技が使える場所は彼らにとっても好都合です。
他にもいくつか考えられますが、まずはこれらのポイントをクリアできそうなお家かどうか、ちょっと考えてみてください。
こんなスペースを1から仕立てるのはかなり大変です…(*^^*)
貸す前に、よく考えよう。
先にも述べましたが、「撮影隊に場所を貸す」ということはいくつかのデメリットもあります。
◎その間、家が使えなくなる。(見学は不可の場合が多い)
◎大勢の他人がドヤドヤと上がり込み、家財などをいじる。
◎電気やガス、その他のライフラインを好き勝手・大量に使う。
こういった“一時的なデメリット”も多いのですが、もっと深刻な問題も内包しています。それは「映ってしまう事で後世まで残る」ということです。
昨日もちょっと触れましたが、「聖地巡礼」という“旅”が流行っているため、有名な映画やドラマの撮影場所などを巡って歩く人が増えています。
この事自体に特に害はないと思うのですが、もしそこでご自分が暮らしていたとすると、その場所に見ず知らず人々がワラワラとやってきて、写真などを撮ったりする現象も発生します。
勿論、撮影隊の人たちが彼らに情報をリークすることはほとんどないのですが、最近のITの進化により、付近のストリートビューやGPS情報などから場所を特定し、近所を探し回る、などということも起こっているのです。
もし「撮影場所」として貸すことをお考えの場合は、こういった事も起こりうると言うことは頭に入れておいた方が良いと思います。
では、どんな物件が「撮影場所」に向いているのか?
これまで「撮影場所として向いている点、デメリット」などを説明してきましたが、結論付けるわけではないですが、「こんな物件なら直ぐ様貸した方が良い!」と思えるものを上げておきます。
1)都内の高級マンション物件(部分所有のオーナー)
2)都市近郊の戸建住宅(空き家の場合)
3)倉庫、工場等の空き物件
これらは出来れば直前まで人が住んで(使って)いて、今は居ないというものであれば理想的ですね。使用感だったり存在感だったりが残っていると、撮影もしやすいです。
いづれにしても、「今使っていないお家(工場・倉庫)などをお持ちに場合は、一度撮影場所として貸し出す事もご検討いただければ」と思う次第です。
ではまた!