見出し画像

地図でマイクロツーリズム!? 最近ハマっている“地図遊び”のススメw

おはようございます、Martです。
移住ライフをスタートしてから、地図を見ることが多くなりました。
新しい土地に引っ越したわけだから当たり前なのですが、
地図にはその土地の特徴がよく現れているものですね。

今住んでいる千葉県佐倉市近辺の特徴は、「まっすぐの道が少ない」ことかな。

もちろん“まっすぐな道”がないわけじゃないですが、基本的にはうねうねと蛇行していることが多いのです。
太古からの道もそうだし、新しい道も意外にうねってますw。

まあ、それには地形が大きく影響しているわけですが、
それ以外にもいろいろ理由はあるわけで、
特に山とか建物とかの障害物があるわけではないのに曲がっていることもあり、「はて、なんでこの道はまがっているのかな?」と疑問をいだくことも少なくないのですねw。

まずは地図をながめ、その後実際にその場所を訪れてみるのが、
最近のぼくの楽しみになっています(*^^*)。

道が歴史を物語っている

スクリーンショット 2021-04-30 8.35.20

上の地図は、京成佐倉駅のとなりの「大佐倉駅」(左上)周辺です。

現在この駅周辺には住宅も少なく、商業施設なども皆無ですw。
しかし、その割には神社やお寺が多いのが特徴的で、
どれもが、深い森の中にあるのです。

お寺さんにはほとんど住職さんがいらっしゃり、お寺の管理をキチンとしていると思われますので、わりと人家の近く整備されたところにあるのですが、
多くの神社は無人のようで、それはもう、人が住んでいるとは思えない場所にあるか、とても小さな祠がポツンと一つ、というものです。

ぼくもこの中のいくつを巡っているのですが、
本能的に「この先に進んではいけないんじゃないか?」と思ってしまうような鬱蒼とした森のなかにあるので、途中で引き返す、なんてことも多々ありましたw.

特に夕方などに訪れると、背筋がゾクゾクするような恐怖を感じたり、
「マムシに注意!」などという立て札にビビったりして、引き返してきちゃいますwww。

いやほんと、笑い話のようですが、実際一人でその場にいると、
そう感じてしまうのですよ…^^;。

画像4

なので、よく晴れた日の午前中をねらって、再挑戦!ということがよくあります。

こういう場所のまわりの道は、かなり曲がっている事が多いので、
地図を見た時点で、“そういう場所”を想像しつつ行ってみます。

この地図の中央右側にある「本佐倉城跡」という場所は、駐車場側から登っていく山の斜面全体がお城の跡となっており、その地形を上手く活かしたお城づくりのノウハウがよくわかります。

この城を攻めるのは、大変だったと思います。

画像2

このお城の北側には大きな平地が広がっており、京成電鉄の線路を挟んでさらに広大な田園風景が広がっています。

ここからの風景が大好きで、よく足を運んでいます。

画像3

正面の山の上に小さく見えるのが、順天堂大学さくらキャンパスの校舎です。
天気が良ければ、遠く筑波山まで見通せるそうですよ。

この場所にいくには、最寄りの大佐倉駅からだと歩いて20分はかかると思います。
地図上の道が曲がりくねっているのがおわかりでしょうか?

それも細くてアップダウンも多く険しくて、
とてもこの辺りに馴染みのない方にオススメできるコースではありませんので、自動車やバイクなどで行かれることをオススメします(*^^*)。

駐車場に向かって、道が大きく迂回するような形で伸びています。

山や田んぼが多いエリアなので、まっすぐな道が作れないからですね。

同時に、戦国時代を生きたお城ですので、敵がまっすぐ攻めてこられないよう、防御の視点からもこういった地形を選び、道を作ったのかもしれません。

まわりに点在する神社仏閣などは、その頃の名残でしょう。
きっとこれらの施設も、戦術的に建てられたのかも知れませんね。

今はすっかり寂れた(失礼!)感のある土地ですが、
当時はかなり多くの人々が住んでいたと思われます。

道が歴史を語っているようで、とても興味深いですね♪

地図から読み取る人々の生活

スクリーンショット 2021-04-30 9.34.28

こちらは、佐倉市から成田市、印西市にかけて広がっている印旛沼を中心とした地図です。

この辺りも、広大な印旛沼を中心に相当入り組んだ地形になっており、
各々の鉄道沿線に、大きな住宅地を抱える地域です。

同時に、自然の地形を活かしたゴルフ場やレジャー施設、大規模な病院などもあり、いかにも“首都圏のベッドタウン”といった様相が、読み取れますね。

印旛沼は現在は成田市と佐倉市の大きな2つのブロックに別れていますが、以前は繋がっていたとのことで、さぞかし広大な湖だったのでしょう。

現在は干拓が進んで、2つに分けられました。
“暴れ川”として有名な鬼怒川や、利根川の調整池としての機能をもたせた時期もあったようですが、そのせいで地域の災害もふえたため、
ちょうど江戸への水路が要望されていたこともあり、運河としても出来るよう、今の形に整備されたとのことです。

しかし、江戸時代から大変な治水工事をしていたものですね!

その裏には、当時の住民がどんだけ水害に悩まされていたか、という事情も読み取れます。

地図の中央上部には、東京方面から成田方面へ、まっすぐ通過する電車の線路が確認できます。

この線路は、北総・公団線や京成成田空港線、成田スカイアクセス線などさまざまな呼び名がつくややこしい線で、北総鉄道・千葉ニュータウン鉄道・成田高速鉄道アクセス・成田空港高速鉄道の4社に対して京成電鉄が使用料を払って運行しているとのことで、それ故運賃はビックリするくらい高くなっていますw。

現在上野から出ている「京成スカイライナー」はこの線路を使い、日暮里⇔成田空港間をなんと最速36分で結んでいます。

それまでの京成本線経由では50分以上かかっていたことを考えると、とんでもなく時短を達成しました。

スカイライナーはこの線路を、最速160km/hで走っているとのこと、このまっすぐな線路は、その速度を達成するためにも一役買っているのですね。

また、この線を利用すると、成田空港⇔羽田空港を直結している「アクセス特急」もあるようで、これもおもしろい路線としてYoutuberもたっくさんの動画をあげていますw。

最近はこの手の動画が“大好物”になってしまい、しょっちゅう見てます(*^^*)。

地図の下部を左右に走る京成本線のうねうねした線路とは違い、ほぼ直線状態の線路をかっ飛んでいくこれらの電車は、鉄道ファンならずとも、ワクワクする路線となっていますね。

また、地図の左上部には「千葉ニュータウン中央駅」や「印西牧の原駅」があり、現在発展が著しい印西市となります。
この辺りは、関東平野の中でも活断層が少ない強固な地盤とのこともあり、大手企業(G社とか)のデータセンターができたり、近年では「子育ての街」としても大人気で、大型商業施設も立ち並ぶ一大都市となりつつある、伸び盛りの街ですね。

また中央下部には「ユーカリが丘駅」を中心に、何やら“虫めがね”の形をした線路が見られます。
これは「山万ユーカリが丘線」というAGT : Automated Guideway Transit(軌道電車)で、山万という不動産デベロッパーが作った4.1kmの小さなシティ・コミューターです。

不動産会社が鉄道を作って運行するというのは、日本では唯一無二(東急や西武などは鉄道会社が不動産を手がける)ということで、建設には相当のハードルがあったようですが、無事1982年11月に開業したという路線です。

なんか、ガタガタいう音がしんどそうですが、一度は乗ってみたい電車?ですね(*^^*)。

地図を見て、興味があった場所についていろいろ調べてみると、それだけで“マイクロツーリズム”になると思いませんか?

さて、次はどこに行こう?

っというわけで、家の近所の地図を見つつ、これまで訪ねた場所や、調べてみた場所などをご紹介してみました。

地図をキッカケに、いろいろな情報と接することができ、とても貴重な時間だと感じています。

夜のヒマな時間など、ボーッと地図(というかGoogle Map)をながめていると、明日行きたい場所などが決まることもあります。

インターネットの時代になり、いつでもどこでも“地図”が使えるようになり、さらには道案内もお任せ!

いや〜、なんとも便利な時代になりました。
これからもドンドン使い倒して、楽しんでいきたいと思います。

このGW中にも、ご近所の探索を進めていきます!

ではまた!

いいなと思ったら応援しよう!