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ときめく沼恋の手引き書
はじめに
マニュアルという言葉は好きではないので、手引き書とした。
マニュアルという響きは、どうも説明書というイメージが強く、型通りの人間を多く生み出す元凶にもなる。
型通りの人間は好きではない。
また、沼恋のありようは千差万別であり、型通りの展開などない。
ここでは、どんな沼恋でも現れる一般的な事象について、そのガイダンスを示したい。
この手引き書の目的は、紳士、淑女のあなたが麗しき殿・姫と出会い、ときめく恋に落ち、恋という沼にハマり、そこから抜け出すために参考となる事柄を示すものだ。
沼恋を経験するには、数多くのステップを踏む必要がある。慣れていないと、各段階で止まってしまうことも多い。
一通りの沼恋プロセスを経験した沼恋の伝道師ことわたしマーシュが自身の経験を踏まえて、沼恋という危険な航海を続けるために必要な知識と心構えを書いていきたい。
とにかく目次から書き始めていくものの、明らかに超大作になることは間違いなく、各章を完成させるのに、どれくらいの時間が掛かるかさっぱり検討もつかない。
なので、書きかけの段階から公開し、その都度、諸君のフィードバックを反映させていく。
noteの記事としての性質上、最終的には読みやすく見栄えも良くする必要があるが、まずはコンテンツに集中していく。
文章が長くなったり、読みにくかったり、表現が冗長になることがあるかもしれないが、文章の執筆過程とは得てしてそんなものだ。
初めから完成品を求めることはしない。
全編ゼロから書き出すので、そういう創作は容易ではないことは百も承知である。
まず自分の経験に基づいたマーシュなりのストーリーを描き、そこに参考文献や偉人たちの言葉で肉付けしていく。
読者の想像がしやすいように、画像や動画もつけられると尚良い。
現代はGoogleで検索したり、YouTubeなどを使えば、参考になる画像や動画は簡単に手にすることができる。
文章は最終的には慎重な推敲を必要とする。
完成までに時間をかける。
各章の順番に拘らず、気が向いたまま書いていきたい。
最初の作業として、目次とプロットを作成していく。
沼恋とは、男女の一連の恋愛の過程であり、時間経過も数年から数十年に及ぶ。
ここでは、マッチングアプリを用いたり、ナンパをすることで得られる記憶にも残らない数多のワンナイトは、対象としていない。
もちろん、マッチングアプリやナンパをきっかけに沼恋に発展する場合もある。しかし、その先がワンナイト目的であれば、既に数多存在する他の恋愛マニュアルを読んでほしい。
ワンナイトに必要なテクニックを重視することはない。沼恋とは同じ相手と長い時間を経て到達するものであり、一夜限りの関係に沼は存在しない。
また、モテる男・モテる女も目指していない。
よく分からない不特定多数の男性や女性に好かれることと、一人の大好きな麗しき殿・姫と沼恋に落ちることは全く性質が違う。
ワンタッチの関係ではエクスタシーはない
トゥマッチな愛情に触れてもつらい
ふたりの関係性も特に注目にしない。恋人だろうが、友だちだろうが、セフレだろうが、婚外だろうが、特に指定しない。
ここでの沼恋は、純粋にふたりの男女が陥る恋の沼について記載する。社会的に問題のある沼恋にハマった場合は、あなたの自己責任で解決してほしい。
私マーシュが研究所長である「ときめく沼恋研究所」では、脳裏とカラダに刻まれるときめく沼恋を研究テーマとし、多くの人が沼恋にハマることを推進している。
みんなでときめいて、もっと日本を元気にすることが最終的な目的である。
危険な思想であることは十分に承知しているので、批判が出ることも想定されるが、批判にめげるつもりもないし、基本的には素通りしていく。
アンチが出るくらい影響力が出るのであれば、それは執筆家として本望である。
それではお付き合い頂きたい。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
沼恋の伝道師マーシュとは
【最近ときめいていますか】
アラフォー。
都内在住。
麗しき姫との沼った恋愛を綴る。
記憶に残らない数多のワンナイトより脳裏とカラダに刻まれるときめく沼恋推進派。
みんなでときめいてもっと日本を元気に。
ときめく沼恋の手引き書とは
そもそもの問題提起として、巷でもてはやされている恋愛工学などの恋愛理論が単なるマーケティング理論の焼き回しになっているのではないか、ということだ。
恋愛におけるテクニックの部分が注目され過ぎていて、無味乾燥な印象すらある。
簡単に言ってしまえば、ときめきがない。ときめきがない恋愛など、どんな意味があるのだろうか。ときめきがなければ、もはや恋愛とは呼べない。
モテ男になる技術として、ひとりの女に執着せずに色んな女と同時並行で関係を結んでいけ、というものがある。
気持ちが分散されれば、それだけひとりひとりに対する感情は薄まる。薄まった感情でその中の誰かを射止めたしても、達成感がない。
達成感がないことを繰り返しても、人生の充実感は生まれない。
それでもよければ特に否定はしない。
ただし、ときめく沼恋の手引き書は、そんな流行のコンセプトは真逆である。
お互いの執着を基本とする。執着がなければ沼恋にはならない。もちろん一方的な執着は時には犯罪に至る。お互いがお互いに執着することを最初に合意することは必要である。それはコミュニケーションの問題だ。テクニックではない。どれだけお互いの気持ちを打ち明けられるかに尽きる。
沼恋において、最初の合意のフェイズは、特に重要ではない。通らなければならない通過儀礼のようなものだ。お互いの合意がなければ先に進まない。自分の気持ちを確認し、相手の気持ちを確かめなければ次の段階はない。
マッチングアプリなど、以前に比べて出会える機会は格段に増えた一方、出会った後の合意形成については何もサポートがないのが現状だ。
自分たちで切り拓かなければならない。これは想像より大変だ。沼恋の経験がない人たちはもしかしたらここで挫折しているのかもしれない。
コミュニケーションの問題は、技術というより、勇気の部分が大きい。言い出しにくいことをいかに伝えるか。聞きたいことをいかに質問するか。どんなにテクニックを身に付けても、最後には伝える勇気、質問する勇気がなければ何の成果も得られない。
自分の本心を伝えるのに何も勇気が必要なかったり、何も緊張せず質問できたりする相手は、本来、沼恋の対象としては不適切だ。
そこに強い感情があるからこそ、言葉にすることに躊躇が生まれる。その躊躇を乗り越えるのは、勇気を持つこと以外にない。それは誰にも助けることができない。自分だけが頼りだ。
第一章 沼恋とは
第二章 麗しき殿・姫とは
第三章 出会い
第四章 仲良くなる
第五章 デート
第六章 焦らす
第七章 致す
第八章 沼る
第九章 倦怠期
第十章 別れ
最終章 沼恋の果てに
この長編が完成する日を夢見て。
ときめく沼恋研究所
マーシュ@沼恋の伝道師
2022年8月15日(月)作成開始