MARSBERG SUBWAY SYSTEM
僕がギターを務めるMARSBERG SUBWAY SYSTEMというバンドは、先日5月8日で結成2周年を迎えました。
2周年に伴いスタジオからツイキャス配信を行ったんだけど、その配信の際にマネージャーもーりーから「3年目はどんなバンドになっていきたいですか?」
と言う質問があって。
その時頭に浮かんだ言葉やイメージをうまく言語化できず、少しモヤモヤしていました。
それはそうと、平日の遅い時間の配信にも関わらずたくさんの方にご視聴頂けて、嬉しい限りでした。
観てくれた皆ありがとう。
そしてその翌日のライブではDr.ヒデさんがMCで「3年目は愛を伝えていくバンドになりたい」と話していて。
それはとても素敵なことなんだけど、自分にとっての愛ってなんなんだろうと考え始め、数日頭を悩ませた結果、いまこの文章を打っています。
なにから話せばいいか。
まずこの2年を振り返って、やはりどれだけ考えても、前を向いて活動してこれたのは日々応援してくれる皆のお陰だと思っています。
人並みな普通の言葉に聞こえるかもしれないけど、心の底からそう思えるから、僕にとっては人並みな台詞ではない。
この2年、周りからはどう見えていたかは分からないけど、やっぱりバンドだから。
辛いこと、しんどいなと感じることもたくさんありました。
たくさん悩んだ。
もう続けられないかなってタイミングも正直あったと思う。
もちろん楽しいこともたくさんあったけど、試練は多かったな。
まあそれも含めバンドだから。
でも、どんなに心が折れそうになっても、ライブに会いにきてくれる皆の顔を見たり、SNSでマズバグのことを書いてくれたり、そう言ったものを目にする度に「頑張らなきゃ」と、前を向くことができた。
皆も日々色々なものと戦っているでしょう。
日常を戦場と例えるなら、頑張る人全員が兵士です。
そんな戦の中で、皆はMARSBERG SUBWAY SYSTEMの音楽を必要としてくれる。
それは本当に、この上なく幸せなことだと改めて思う。
決して当たり前のことではない。
言うならば僕も兵士です。
毎日戦っている。
時には戦に負けそうになることはあっても、日々一生懸命戦ってる皆の顔を見ると、弱音なんて吐いてられないと、そう思わされます。
ご存知の通りMARSBERG SUBWAY SYSTEMと言うバンドは各々が違う活動をしてきたメンバーが集まったバンドだから、敵も多い。
理不尽な言葉や誹謗中傷、そう言った弾丸もたくさん飛んできた。
もはや手榴弾だったか。
でもそれはきっと、今を争いたいわけではなく、一生懸命愛した過去があるからこそ、受け入れ難い現状があるんだと認識していて。
僕らにもっと力があればと、不甲斐なさを感じずにはいられず悔しい気持ちでいっぱいになります。
時間はかかるかもしれないし、欲張りと思われるかもしれないけど、これまで出会ってくれた人も、これから出会う人も、皆に納得してもらえる音楽を届けたいし、そう言ったバンドでありたいと思っています。
いくらこれまでキャリアのある人間が集まったとは言え、新しいバンドをスタートするとなるとそれはほぼ1からのスタートになる。
人が変わればグルーブも変わり、グルーブが変われば音楽も変わる。
これがバンドの面白いところ。
同じ音楽で良ければ生成AIにでも作らせておけばいいと思います。
人が奏でるから違って、それに良いも悪いもないと考えています。
とは言え僕らはまだまだ子供。
ネットで「2歳児に見られる発達の特徴」を調べてみたのですが(※以下引用)
2歳は運動能力や言語能力が飛躍的に発達し、自我や自立心が芽生えはじめる時期です。
できることが増え、これまで周りの大人にしてもらっていた身の回りのことを自分でしたがるようになります。
とのことでした。
一般的に見ればここでようやく自立心が芽生えるようです。
MARSBERG SUBWAY SYSTEMの音楽とはなにか。
本当の意味でそれを見つけられる3年目にしたいと思います。
最後に、いつも応援をしてくれてる皆本当にありがとう。
僕らは僕らの戦場で戦い続けていますが、そこを自らの意思で選び足を運んでくれるのは皆です。
皆が会いに来てくれるから、僕たちは皆に向けて音楽を発信することができています。
その行動にどれだけの勇気をもらえたか。
この2年の中でも数えきれません。
ヒデさんの言う愛がなにかと考えた時に、
こんな風に恥ずかしくても自分の気持ちを素直に表現することだと、自分なりにそう考えました。
あとはミュージシャンなんでね。
ステージで、音で、しっかりと伝えるだけ。
6月2日、MARSBERG SUBWAY SYSTEMが初めてライブを行ったO-Crestにて待ちます。
皆で最高の夜にしよう!
長くなりましたが、3年目のMARSBERG SUBWAY SYSTEMをどうぞよろしくお願いします。
松本翔
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