Xiaomi Redmi Note13 Pro+ 5G FeliCa経過観察と与太話
前回、Redmi Note13 Pro+ で発生しているFeliCa無反応問題と不完全な回避方法をまとめました。
その後も特筆する変化は見られず、普通に使える (持続…)→ え!? →普通に使える (持続…)を繰り返しています。
フィードバックから暫定ではあるものの修正ファームウエアの存在が分かったのは収穫でした。
誤解を招いてしまったかも…
その時のX (旧Twitter) へのポスト、ユーザーへ朗報のつもりで修正ファームの事を書きましたが、捉え方で問合せを行ったユーザーのみ修正版の存在を伝え、公にアナウンスしないのは企業姿勢を疑う… 的な意見が。
別にXiaomiを擁護したいとか1mmも無いのですがフィードバックのやり取りは大まかにこんな感じ。
一つの問いに対して段階があり、この程度の進捗なら公にアナウンスするレベルとは言えないでしょう。生活必需品と言える製品がナイトビルド→ ぶっ壊れであってはならないのです。
ゲームの世界では何回も見た、経験もありますが (笑いごとで済まないのですがある意味これが楽しい…、ワールド大喜利開催…)
スマートフォンにおいて慎重、確実が最優先でなければ困るのは我々ユーザーという事です。アクションに対しての回答なのでこれは当然。修正正式版配信が決まった段階で初めて全ユーザーにアナウンスというのが正しい順序かと思います。
真犯人は誰?
ここからすべて推測の域を出ない、真のワールド与太話なので話半分どころか20%以下で受け流してください。確証の無い話の流布は本意ではありませんので別記事としました。
SIMフリー かつ おサイフケータイ対応端末でのエラー事情
以前FeliCaを搭載したSIMフリー端末は無いと言ってよく、FeliCa使いはキャリアモデルからというのが一般的でした。
変わったのは2019年のOPPO Reno A あたりからでしょうか?
今ではこのカテゴリーのモデルは増え、ユーザーが選べるようになったのは歓迎すべきこと。
ただこれら多くは価格に意識が向くグループなので、パーツ選択に上位機種との明らかな違いがあります。
(派手なスペックアピールの陰で気付かないところ= 使い勝手に直結するパーツが格下とか、そもそも無いとか)
そこへ続く円安でスマートフォン全体の価格は高止まりしたまま。
逆にXiaomi 14 Ultraのように特殊なモデルとはいえ20万円近くの端末が飛ぶように売れる側面もあり、嗜好の細分化は進んでいるようにも感じます。
私の感覚では、実用面で10万円以下、必要なら日本仕様と言えるFeliCaと防水、それを数年で代替えというのが割と大きなグループを形成しているのではないかと。そんな背景に存在感を高めつつあるのが台湾 MediaTek製のSoC (System on a Chip) Dimensity ファミリー
今後も採用するモデルは増えるはずです (SnapDragonが高すぎるとも言う…)
Dimensity の印象
海外低価格モデルでの採用 (下位のHelio= 4G)が目立った時期があり、イメージとして安かろう 悪かろうな印象を払拭できずにいましたが、ここ何年で安くて高性能という評価に変わってきたように思えます。
直近でFeliCaにトラブルを抱えたSIMフリーモデルとは?
5月に購入したRedmi Note13 Pro+ 5GのFeliCa決済があまりに神経質過ぎるので少し調べてみると、こういったケースは少なからず存在していた (る)事が判りました。直近のモデルで共通するのはいずれもDimensityを採用する端末であったという… (お前か?)
Dimensityが悪いのではなく…
「やはりDimensity…」というXのポストも見ました、そうなりますよね。
推定無罪として私の意見はDimensityそのものにトラブルの要因があるのではなくAndroid、またはそれをベースに展開する独自OSに知見の不足と蓄積が足りないのでは? と想像しています。要は擦り合わせが足りないと思えるのです。
現在NFC Type-Fとして定義されているもののFeliCaは日本国内仕様と言って過言ではなく我々からみれば必要不可欠、海外メーカーでは面倒くさいけどがんばりますよ… 程度なのかなと。
Suicaはスーパーアプリを目指す
交通系オリジナルであるJR東日本のSuicaは物販・ライフスタイル・ビジネス・金融 他を結んだスーパーアプリを目指しているという記事を先月目にしました。2028年にリリース予定。
交通インフラ以外、物販でも使わない日は無いと言っていいほど生活に密着しているFeliCaなのですが、ここへ来て新しい流れ…、代替決済の台頭です。
首都圏の一部私鉄 (*一部除く自社路線部分のみ)でNFCタッチ決済・発券されたQRコード乗車券による乗車が実験段階を経て実用となっていますし、関西圏の私鉄数社で2024年6月QRコードを利用したスルッとQRtto をスタートさせています。
またJR東日本を含む関東の鉄道8社は2026年末を目途に、磁気乗車券からQRコードへの切り替えを発表しています。
FeliCaマストでなくとも…
ここまでインフラが完成されていて、数年後に急激に…はないにせよ、2026-28年あたりを境にゆっくりと変化が訪れそうですね。
交通機関のゲートに複数の非接触決済方法があれば、モバイルのFeliCaでなくてはいけない理由はなくなります。
もっともインフラ側の交換スケジュールやコストなど、今後も並行して進むとみていますが、一番は足並みが揃わないと上手くないという点。
NFC/ QRコード乗車券をすでに実用としている私鉄でも、範囲は自社路線内に限られます。相互乗り入れしている他社路線での利用は足並みが揃わず実現できないのです (降車駅で申請…、な解説があるにはあるのですが)
そうなると(ほぼ) 全国で使える交通系FeliCaにアドバンテージがあるわけで…
Redmi Note13 Pro+5Gに修正が入ったもよう
どこまでも脱線しそうなので本題に戻りますが、2024年7月4日 修正ファームウエアの案内が端末にあり、即時適用させました
1.0.3.0.UNOJPXM → 1.0.5.0.UNOJPXM (524MB) です
NFC周りの最適化か?
システム セキュリティーのアップデートとなっていますが容量524MBと、まぁまぁな大きさなのでシステムの改善を含むことが推測できます。
ホーム・設定内など、システムに目に見える変更はありません。
FeliCa利用に変化は?
数日の利用だけなのでまだ結論出来ませんが、入出札・物販ともエラーを起こしていません。極めてふつうの反応に戻っています。
すべて主観なのですが、今まであった改札ゲートでの僅かな間 (反応が0.5秒遅れる)が消え、止まり気味にしっかりタッチから上を通過させれば反応といった具合、かつて知ったモバイルFeliCaの感覚そのものです。
NFC混在は見送っています
前回、切り分けのつもりでファクトリーリセットまで戻して再セットアップを行ったので、現状FeliCa (交通系・流通系の2つ)のみの運用としています。制度や運用の是非はともかく、デジタル庁のマイナポータルアプリ* やデジタル認証アプリ のNFC読み取りでも問題はありません。
* 時点で対応端末リストにはありませんが (2024年7月5日付) GooglePlayよりインストール可能です
嘘か幻か?
私の端末には7月4日に案内が表示されましたが、多くのユーザーには現れていないようです。「こいつ嘘言ってまーす!」はやめてくださいね、アップデートは本当なので。
ということは只今β版絶賛テスト中で、俺らモルモッ いや栄光のテストユーザーとして実践テストを行っているのでは? と思い始めました。おかしいですもん、世間のこの沈黙は。
必要ならまた数日使ってフィードバックに返信しようかと思っています。
中身薄く、駄文大会で申し訳なく思っております、続きがあればまた