【タックルセッティング考察】ライトショアジギングで釣果を爆発させるためには?
はじめに
ここ数年でライトショアジギングのベストセッティングに近づいてきた(気がする)ので、備忘録を書き残しておきたいと思います。
昨年(2022年)の夏は、比較的良型のショゴが多く上がり、釣果に恵まれたシーズンとなりました。アベレージでも40cm前後となり、時々50cmクラスの釣果も拝見しました。私はここ数年はひたすら撃投レベルを投げて、ゆっくり誘って釣るスタイルにハマっています。
スロー系のスタイルにハマり始めたきっかけは、かれこれ数年前、まずめと時でもなんでもない昼下がりに、オーバルタイプのスロージグを何も考えずにしゃくっていました。周りも特に竿を曲げている様子もなく、時合でもなんでもないタイミングでしたが、なんとショゴがヒットしてくれました。磯では早いアクションに反応が良い魚なので、スローなアクションでショゴの釣果が得られるとは当時思ってもいませんでした。ハイプレッシャーなサーフだからこそ、こういったアプローチが有効なのかもしれません。そこから、スローアクションに可能性を感じるようになり、ゴロタサーフなどでは、主にスロー系のアプローチを意識してアクションを多用することが多くなりました。
この出来事をきっかけに、使うジグやアクションのさせ方など変化させてきたのですが、昨年はラインシステム中心に見直しを行なってみました。極力細糸を使うスタイルを試してみたところ、ヒット率が格段に上がったため、
当分はこのシステムやタックルを基準にライトショアジギングをと思っています。
現在のタックルセッティング
早速ですが、以下がタックルやライン周りの情報となります。
リング周りは割とざっくりでも問題ないと思うのですが、ラインの太さは非常に重要で、隣で釣りをしていた友人と比べても釣果がハッキリと出ました。
(強いて言うなら、溶接リング・スプリットリングともに1サイズ下げてしまっても良いかも知れません)
とにかくショックリーダー の太さが重要でして、今のところ40g前後を使用するライトショアジギングではフロロの20lb一択、MAX太くしても「20lb(5号)まで」といったイメージでいます。
メインラインも0.8号がベストで、もう少し細くして0.6号とかでも良いのですが、若干ファイト中に不安になるのが嫌なので、0.8号で固定しています。多少横風が強かろうが、0.8号であれば問題なく飛距離も出せて、釣りができます。
今のところ、PE0.8号にフロロ5号(20lb)が間違いない組み合わせです。
新たなタックルセッティング(マイナーアップデート)
ここからさらに改良するとなれば・・
「リーダーをもっとシビアに再検討する」といったところでしょうか。
フロロリーダーに関しては、いつも愛用しているXbraidのFCアブソーバーSlim&Strongを使えば、号数を現状の5号から4号まで落とせて強度も19lbまで担保できます。FCアブソーバー Slim&Strongは、他のフロロ リーダーと比べて、強度はほぼそのままに1ランク細くできる点と、他のフロロよりもしなやかで扱いやすい点に魅力を感じています。この僅かな差で釣果にそこまで大きく差が出るとは思いませんが、今年は試してみようと思います。
(あとはバックの中で嵩張らないのも評価ポイントです)
次に、リング周りは1サイズ下げられそうです。やはり、接続金具類は極力減量したいものです。特にジグ自体が軽い分、なるべくジグ本来のアクションが出るように接続金具で無駄に重くしてしまうよりは軽い方が良いでしょう。
とは言え、ライトショアジギングのタックルセッティング、ラインシステムなんてシンプルなものですから、改良すると言ってももはや重箱の隅を突くようなポイントしかありません。
2023年夏の釣行に向けて
これまでショゴを釣ってきたパターンとしては、大ぶりなアクションよりも緩やかで細かいアクションの方が反応が良い傾向が続いています。ふわふわと浮遊させて、フォールで見せることが重要と感じています。そういった背景もあり、今年はよりフィネスに、よりフィネスにとチャレンジをしていきたいと考えています。
さらには、私が愛用している撃投シリーズで昨年新たに「レイドバック」がラインアップに加わりました。潮の変化を感知するという点においては、撃投レベルで事足りるようにも思いますが、レイドバックの控えめなアクションが大きなアドバンテージを生み出すのではないかと大変期待している次第です。
レイドバックの中で最もウエイトが軽いモデルは50gなので、併せてロッドもコルトスナイパーXR 96mlに新調しました。ショアガンエボルブも手頃な価格で使い勝手も良く気に入っていましたが、もう少しティップで楽に操作ができると理想だと感じる部分もあったので、今回はわざわざロッド の新調に踏み切りました。
前シーズンのタックル・システムをそのまま流用しても問題ないですが、新しいエッセンスを加えて試行錯誤したくなるのが釣り人の性でしょう。
リーダーを1サイズ細く(製品自体を変えることで、リーダーとしてのしなやかさも変わります)して、リング周りも1サイズ下げることで、ジグの動きをよりナチュラルに演出することが狙いです。釣果に影響するものかはわかりませんが、今年はこのタックルセッティングで挑みたいと思います。
またシーズンが終わり次第、振り返りをしたいと思います。