不倫され泥酔。恨みと愛をさまよう日々。
不倫発覚後のことは、毎日毎日がとても感情揺さぶられる日々で、正直全部思い出せず、何から書くかいつも少し混乱しています。
体験談を書いていると感情も荒立ち、ついつい夫の悪口みたいになって、申し訳ないなぁと後になって思う。。。
今日は、発覚後に夫にしてもらって印象に残っていることを記憶を辿りながら書いてみようと思います。
ありとあらゆる裏切りが分かり、絶望のど真ん中だった頃、普段お酒を飲まない私が、わざわざウイスキーを購入し、一気飲みした夜がありました。
お酒は何でも良かったんです。手っ取り早く酔えれば良いと思い、
おそらくこれが1番アルコール度数高いだろうって。ロックでグーっと。
味わいながら飲んだら飲めないと思い、お酒の味を味合わないように一気に。
「あれ?案外平気じゃん。これじゃ酔えないや。」
と思ってた記憶まではあるんですが、そこから記憶は飛び、気づくと私は夫にシャワーで身体を洗われていました。
後で知りましたが、夫が私を布団へ連れて行き、そこで吐いたらしいです。
そこから私は意識が戻り、といっても完全アル中状態で目覚めたものだから、
夫への暴言を吐きまくり、暴れまくり、そんな吐いた布団を変え、汚れた私をお風呂場で洗ってくれたよう。
お風呂から上がったくらいから記憶があります。
その時私の中にはただ恨みの感情しかなく、私を綺麗にしてくれた夫をこれでもかというほど罵りました。
「Kと生でしたってなあ!子供ができててもおかしくないんだよ。男は出すだけ気持ちいだけで良いよ。女は命を腹に宿すんだ。男は一瞬。女は10ヶ月その命と過ごすんだ。子供ができてたらおろしてくれと頼んでたと思う?ふざけんな!
精神的にも体的にもどれだけダメージがあると思ってる?
あんたはその汚れた性欲で子供達を裏切り、よそで子供作ろうとしたんだよ!どれだけの人間傷つけながら性欲処理したら気が済むんだよ。そんなに精子出したいんならワニとでもしてろ!この汚れち〇こ!」
くらいは言ったと記憶します…
まぁ人生でこんなこと言う日が来るとは…というほどの暴言。この日以外にも本当に散々撒き散らしましたが、この日のことは忘れません。
結局夫はほぼ寝ずに出勤。
私は1日死んでいました。さらに忘れられないのが、丁度この日くらいから
我が家に何十匹と言うハエが発生したんです。
横になると天井が真っ黒になるほどの大量のハエ。
妹が心配してきてくれたんですが、ホラー屋敷にきたような表情でした。
あぁ、私はこのホラー屋敷の家主だ。。。。と、無気力にそう思っていました。
家は精神を表すとは本当そうだと思っていましたが、この時の家の状態ほどリアルに感じたことはなかったです。
今思えば、酔っ払った私を、叱るでも冷たくするでもなく、
抱き抱えて、髪の毛,身体を洗ってくれ、シーツを変え,汚い下呂を掃除してくれ、そうまでしても朝方まで私にののしられ、それにも文句一つ言わず最後まで
そばにいて、全部吐かせてくれた。
それを思うと泣きそうになります。
この日以降も何日何日と…朝方まで夫に文句を罵ることありました。
でも全部付き合ってくれました。たまに逆ギレっぽくなることはあったけど、
最後は私の言うことを聞いてくれました。
坊主にしろと言ったら、「分かった」と応じてくれました。
離婚してと言った時、それだけは考え直して。と何度も言ってた彼。だけど私の精神状態のせいで子供にまで迷惑をかけてる。これも全部お前のせいだと言ったら、子供のことを考えたら…と、離婚を受け入れました。
(結局坊主は私が「やっぱしなくていい」と言い、
離婚も、しなかったのですが)
彼の親にも私の目の前で電話をさせ、私の親にも電話させました。
自分が不倫をしたと目の前で言わせました。
夫の会社にもこのことが発覚し、夫は殴られました。
恨みでいっぱいの私は、彼がどんな目に合おうと、「この裏切り者!もっと苦しめ!」としか思わなかったのですが、
内心は、ここまであらゆることに応じ、文句一つ言わず
「自分が悪いから」一本の彼からは、謝罪の気持ちをずっと感じていました。
でも、私にとってこれは初めてであって初めてではなかった。
内容は違えど、過去の彼の浮気で同じように泣き、苦しみ、その時も、誠心誠意誤り、手紙をくれたり、結婚式でももう2度とあのようなことはしない,と皆の前でごめん。と言う内容の手紙を読んでくれたり,私の親にも頭を下げてくれた彼だったんです。
別れないでくれと泣いてくれた彼だったんです。
3年間辛くてずっと引きずったけど,最終的にそんな彼も丸ごと受け入れようと決意し結婚したんです。
それなのに,そのすぐに彼はまた他の女性と連絡をとっていたんです。(それは今回の不倫女とは別の人です。不倫発覚後彼が実は昔…と教えてくれました)
するとね,「今は反省してるんだね。今はね」としか思えなくて。
数年後,いや数ヶ月後には,その気持ちごと忘れちゃうんでしょ?
何事もなかったように浮気するんでしょ?
こうして,目の前の彼の誠実さを,とても複雑な思いでしか見れない自分がいました。
彼を愛してる。悔しいけど。ここまでボロボロになるくらい愛してる。
こんな誠実なところともずっと愛してた。…のに…やっぱりこれも嘘?
1度の嘘も,積もり積もれば,嘘つかれる側は犯罪者を見るような目で相手を見ます。好きなのに嫌い。大嫌い。苦しい日々は延々と続くようでした。
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