【クルスタ】dotダメージ戦法のイロハ
2024年1月に起きた"グリコーンの難易度を巡る一連の騒動"から、私は「火傷・毒によるスリップダメージ攻略」に手を出しました。
種族交流会・裏フィーニスの塔・チャレンジボスといった、難易度の高いステージをこれで攻略して来て、ある程度自分の中で感覚が掴めるようになったので、今回記事として纏めてみます。
少し長くなりますが、この記事をきっかけに、試してくれる人が少しでも増えてくれることを願います。
dotダメージとは?
dotダメージは、Damage Over Timeの略。時間をかけて、継続的にダメージを与える攻撃方法のことです。 毒や火傷など、時間経過とともに徐々にHPを削っていくイメージが分かりやすいでしょう。
特に、複数の敵に同時にダメージを与える場合や、防御力の高い敵相手には効果を発揮します。多くのオンラインゲームやRPGで採用されており、プレイヤーの戦略や立ち回りを大きく左右する要素の一つですかね。
キャラクターのスキルやアイテムなど、様々な形式で相手を状態異常にすることが多いと思います。ゲームによっては、壊滅的なダメージを追ったり、一度かかるとやられるまで解除できない…なんてことも、ありますよね。
基本戦略
クルスタにおけるdotダメージ戦法を考える場合、主に火傷・毒を利用した戦法になります。「CT経過によるダメージ」が基本で、ひたすら重ね掛けしていくのが基本です。
通常のノーツ操作による一方的な連撃とは異なり、こちらが攻撃を受ける機会は増えるでしょう。敵の攻撃をかい潜りつつ、各種状態異常をフルに駆使して戦う…テクニカルな戦いとなりますね。
CT経過によるダメージという事は、敵が倒れる時間はほぼ一定です。時間がかかるものの、どれだけHPが多くてもガンガン削っていけるのが大きな特徴と言えます。
防御の影響を受けない事もあり、ダメージカットが著しい種族交流会・裏フィーニスの塔などでも活躍します。強力なキャラクターと同時編成し、デバフを重ねて1CT毎にdotダメージを与える事も可能。
この戦法で気を付けるべきポイントは、主に以下の4点です。
Ⅳに関しては論外ですが、各種調整はとても重要。ノーツ管理はもちろん、状態異常が効いたか効かなかったかも、その後の戦局を変えることになります。対応力が求められる、テクニカルな戦略でもあります。
火傷・毒の効果について
クルスタにおける火傷・毒の仕様について、おさらいしておきましょう。
火傷・毒のダメージ量は、最大(合計)HPの1.5%。5CT毎にダメージが発生するのですが、付与直後のみ挙動が少々異なります。なお、付与された対象(単体)から見たら7.5%減っている事になります。
状態異常が付与された1CT後に、火傷・毒によるダメージを受け、そこから5CT毎にダメージを受けます。実際の挙動については、以下の動画をご覧ください。
0:26、0:52、1:21の部分でそれぞれダメージが入っています。
とても雑ですが、編集経験ゼロなのでそこは許してください…💦
なお、与えるダメージ量はHP依存になるため、常に固定値です。具体的なダメージ量については
で計算可能です。
また、どうやっても最終的にHPが1残ります。こちらの攻撃でファイナルアタックを仕掛ける必要があるので、こちらに手番が回らずタイムアップになる…なんてことには気を付けましょう。
状態異常を持つキャラ一覧
2024年8月現在、各種dotダメージを与えられるキャラクターは以下のようになっております。
火傷持ちのキャラ
アナ (EX1:最大50%・EX2:最大33%)
フェニエル (EX2:最大50%)
カヤ (EX2:最大50%)
クリスマス紅明 (EX1:最大100%・EX2:最大100%)
火傷【大】持ちのキャラ
イクシリオン(EX2:最大75%)
アルモタヘル(EX2:最大75%)
毒持ちのキャラ
蛍火(EX2:最大50%)
マリーベル(EX2:最大75%)
閃(EX1:最大100%)
2024年8月現在、これらの状態異常を持ったキャラクターは全て2023年に実装された(もしくは初期実装の)キャラクターのみです。
また、毒【大】は現在、敵にも味方にも所持しているキャラクターはいません。可能性として、今後出現する可能性はあるかもしれませんね。
現実的に考えると、イクシリオンとアルモタヘルの火傷【大】は信頼できません。スキルの威力が大きく、そのダメージで削りきってしまう事が多いため、ほぼおまけのような扱いになっていますかね。
その他攻略時に役に立つキャラの紹介
a.状態異常回復・耐性を付けてくれるキャラ
まずは、「状態異常回復」「状態異常耐性」のスキルを持っているキャラ。
防御に重きを置いた戦法を取る場合、相手からの状態異常により行動が制限されてしまうと、一方的に押されてしまいます。特に麻痺・凍傷・混乱辺りは、一切操作が出来なくなり危険です。
状態異常耐性は2回重ね掛けしておけば、効果を十分に発揮してくれます。上記の中では、フロレンシアが最も万能な性能の持ち主。一般編成では厳しいですが、種族・属性問わない状態異常耐性は強力です。
デバフ解除は属性限定ばかりになっているので、攻撃を引き受けてくれるDEFタイプキャラと編成して、攻撃を引き受けてもらうといいでしょう。
b.各種状態異常で相手を攪乱(かくらん)できるキャラ
個人的な意見で、1番目に重要なのが火傷・毒の付与ならば、2番目の重要になるのが「相手の妨害」だと考えています。ノーツ操作で相手に手番を渡さないのも重要ですが、相手にスキルを撃たせないようにすれば、比較的楽に立ち回れます。
そのため、複数レーンに効果を及ぼす、状態異常持ちのキャラとの相性は抜群です。ある程度ノーツが開いてしまっても、行動妨害が出来ていれば被弾回数・ダメージも抑えられます。
特に、凍傷・麻痺・封印は効果絶大。無効の相手には意味ないですが、耐性普通であれば投入してもいいでしょう。レベルが低いと付与率は安定しないので、レベル7位までは育てておくといいですね。
私なら、舞亜・環・ジュエリーの3名を特に推します。前者2人は前後3ノーツが対象とやや狭いですが、誰でも入手・育成しやすいので、優先するといいかもしれません。他にもせつな、クリスマス紅明などがオススメ。
c.被弾を受け止めてくれるDEFタイプのキャラ
ノーツ操作を主としないため、敵から攻撃を受ける機会は増えます。その対策として、DEFタイプのキャラを編成することで、安定度が大幅に上がるでしょう。
挑発・庇護による攻撃誘導はもちろん、キャラ毎に異なる状態異常耐性が付いているという点も重要です。耐性を上げる装備を付ければ、2種の状態異常まで対応できるのも便利。ラティエに限り、全耐性が半減以上になってます。
重さを上げるサラン、被ダメを下げるマトイ、多段攻撃に強いリップル、ノーツ上げ可能なウェンディ…それぞれ特徴があるので、敵に合わせて編成して見るのもいいですね。
DEFについては、マガジンの方でいくつか記事をまとめていますので、詳しくはこちらも参照してください
d.防御や回復、状態異常付与率を上げるシスター
約1カ月に1体のペースで増えているシスター。中でも防御・回復・状態異常に関連する効果を持つものは、dotダメージとの相性は便利だと思います。
2024年9月現在で、相性が良さそうなのは以下の4体。
今後も続々と増えていくと思われますので、その都度更新予定です。
e.その他便利なキャラクター
上記以外に便利なスキルとして、「スタンゲージ回復」「ゲージ減少」などがあげられます。所持しているキャラが少なく、貴重なスキルと言えます。
スタンゲージ回復は、トワ先生のみが持つ、実質的な固有スキル。
初期verでは、EX2で回復のついでにスタンゲージを一定量回復というもの。コスト重めでやや使いづらい印象でしたが、後にやってきた黎明トワ先生のEX1に組み込まれ、使いやすさが一気に上昇しました。
特に今後増えるであろう、庇護持ちDEFキャラとの相性はいいです。スタン状態の回復に加え、スキルによる被弾で減ったスタンゲージを回復できます。もちろん、通常の挑発持ちキャラでも十分です。
闇属性特化のキャラなので、闇属性のDEFが待ち望まれますね。
ゲージ減少は、文字通り「相手のゲージを減らす」効果。キャラによってはゲージを吸収して、一定量味方のEXゲージを回復できます。
その中でも、突出しているのがシアン。配布でありながら、最大育成でゲージを全て減少させるため、通常攻撃のみに抑えることができます。
配布なので、誰でも入手できるのが最大の利点でしょうか。
キサナやプリムラのゲージ減少も強力ですが、スキルを使った後は20%の行動遅延が入ってしまいます。火力も高いので、トドメの一撃用という認識ですかね。まあ…連続で打つ想定ではないと思いますが。
編成例について
ここから先は、具体的な編成例について幾つか考えてみます。
Ⅰ.一般編成に混ぜてみる
いきなり状態異常中心で挑むというのは厳しいですから、まずは普段よく使うキャラの中に編成して見ましょう。ノーツ操作を頻繁に行う編成なら、付与できる回数も自ずと増えます。
付与率の特に高いクリスマス紅明・閃辺りは、配布なので入手可能が容易です。それぞれノーツの操作も可能なので、まずはこの2名から実践するのがいいと思いますね。
下記はアナの火傷を中心に炎・神族でそれぞれ固めてみた編成。ウズメイアだけ変則的ですが、ノーツにこだわる必要がないため、各種強制移動も十分仕事してくれます。
毒持ちは人間キャラが多めなので、限定キャラなども含めた攻撃的な編成も面白いです。ノーツ操作に特化したキャラも多く、限定キャラを持っている場合は、それらを利用して慣れていく方がいいでしょう。
DEFを組み込んだり、防御型シスターを編成しておけば、より安全に相手のHPを減らすことができます。以下は実際に使用した事のある編成ですが、思った以上に相手に手番が回らないので、余裕を持てると思われます。
Ⅱ.状態異常などを絡めて動きを制限してみる
ある程度慣れて来たら、火傷・毒主体で戦ってみましょう。最初は厳しいですが、上記の基本戦略で述べた4つを意識することで、立ち回れるようになると思います。
状態異常を活かせるようになると、高難易度のステージも攻略出来るようになるはずです。ただ、感覚を掴めるまで時間がかかると思いますので、試行回数を増やし、キャラの動かし方を体に覚えさせていくといいでしょう。
以下は、この後紹介するアーケリオン超地獄級の攻略に使用した編成。火傷・毒・麻痺・封印で相手を攪乱し、ウェンディで防御しながらCT経過を待ちます。
ゲージ減少を使用する場合は、ユニゾンのタイミングや攻撃の順序などに気を配りながら戦いましょう。単体で使用するのがベストですが、ユニゾン状態なら最後に撃てるように、調整する事が重要です。
現状、シアンに勝るゲージ減少要因はいません。入手難度も考えると、まず間違いなく彼女の出番になるので、EX2はレベル10まで育てておくといいでしょうね。
「火傷・毒のどちらを使うか」「防御・回復面はどうするか」「相手の行動制限は可能か」「ノーツ関連はどうするか」など、相手の耐性・スキルから編成するのが基本です。
実際に状態異常で戦ってみた
実践という事で、私が実際に投稿した2つの動画を出しておきます
①種族交流会のアーケリオン超地獄級
編成は、上記で示した編成の1つと全く同じです。
動画を見ればだいたい分かると思いますが、ポイントはdotダメージの付与回数と、各種状態異常による搦め手でしょうか。
アーケリオンは毒が弱点、麻痺が大弱点、封印が普通、火傷が普通となっております。つまり、麻痺を撃てばほぼ確実に止められるというのが重要。
封印については運なので、かかったらラッキー程度に捉えて貰えば幸いです。ガーゴイルなどの封印が大弱点の敵であれば効果絶大なので、相手の状態異常はしっかり確認するといいでしょう。
②裏フィーニスの塔 RedMoon with妹 11F ヴィーナス&ヴィライア
編成は上記とほぼ同じですが、高難易度ステージにチャレンジしたものです。あまりにもきついので、推奨はしません。
dotダメージが有効なのはヴィーナスだけなので、隙あらば彼女にデバフをひたすらかけます。ヴィライア達は封印が弱点ですから、ジュエリーの全体封印がかかるのを祈りつつ、バリアを張って耐久した感じですね。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
ほぼ縛りプレイなわけですが、これだけ高難易度のステージでも攻略できるポテンシャルを秘めています。ロマンはあるんですよ!
オススメの対戦相手について
オススメの実践相手についても触れておきます。結論から言えば、イベントストーリー時に出現するチャレンジボスです。
通常のボスだと各種状態異常耐性を持っている事が多く、思うように行動疎外が出来すに、追い込まれてしまう可能性が高いです。既に書いていますが、感覚掴めるまでが難しいと思います。
一方、チャレンジボスは全状態異常耐性が大弱点となっており、幅広い編成を試せます。お供はバフ解除持ちですが、ボスのみ状態異常が切れない仕様になっているため、火傷・毒はボスに対して打ち続ける形になるはず。
他にも「強制移動無効」「ノックバック系スキル」「ボスによる実質即死攻撃」などの様々なギミックもあるため、相手の攻撃を受ける前提の立ち回り方向上も見込めるでしょう。
終わりに
育成面・実際のバトル共に、決してお手軽とは言えないですが、ロマンある戦い方の1つだと思っています。
配布キャラ・恒常の☆1・☆2だけで何とかなるため、編成自体の難易度は低めだったりします。なので、やろうと思えば誰でもできる戦略なんですよね。私はこういう、誰でも入手しやすいキャラでの攻略というのが好きです。
活躍できる場所は限られるでしょうけど、是非皆さんにも試してみてほしいです。あわよくば、興味を持って色々と試してもらえる方が増えたら幸いですかね。