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AGDQ2025 視聴レポート


日本の方にも楽しめるように、「Japanese Restream」と言うアカウントからAGDQ2025の様子が配信されていました。複数人のモデレーターさん・解説の方のおかげで、とても楽しめました。


以降YouTubeのAGDQ動画はそれぞれ貼っておきますが、日本の方と楽しみたい方は以下の配信からどうぞ!




「Awful Zone」のゲームが異常過ぎた


日本ではクソゲーと呼ばれるゲームが連なる「Awful Zone」では、リストリームのコメント欄も沸いておりました。Awfulは"酷い・恐ろしい"という意味。

海外にも、こんなゲームを走る方はやっぱりいるんだなぁ…と思いましたね。クソゲーだけでなく、バカゲー的な意味も兼ねているのでしょう。

選出タイトルは計3つでしたが、その内2つ見たので簡単に感想等を書いておきます。


Superman64

知る人ぞ知る、伝説級のクソゲー。そのRTAと言う事で楽しみにしていたんですが、大画面にしたら処理落ちが酷くなるということで、画面サイズを小さくしてのプレイと言う形に。

小さい画面のせいで何が起きているか分かりづらい上、解説に来てくれたDBcadeさんという方の笑い声が終始飛び交う、まさにAwfulな展開。ゲーム内に出てくる文章だけはなぜか通常サイズなため、シュールでしたね…。

これが行われたのは現地時間深夜1時過ぎでしたから、睡眠モードに入っていた方も多い事でしょう。EST30分とは言え、あまりにも虚無なゲームですから(笑)


Golf With Your Grandmother

タイトルだけ見たら「おばあちゃんとゴルフするのかな?」と思うかもしれませんが、おばあちゃんがボールの球として飛ばされる側というクレイジーにもほどがあるゲーム。

YouTubeのサムネを見るだけでも、やばそうな雰囲気しかしません。安心してください、ゲームの内容も非常に狂っていますので。

コース内にはなかなかえげつないギミックが設置されており、それにあたると漏れなくおばあちゃんはバラバラに砕け散ります。こんなゲームを見て寄付したくなるのかは別として、見世物としては良かったと思います。


是非見てほしいRTA


今回のAGDQで、個人的に是非見てもらいたいと思った作品を2本だけ選んでみました。もちろん私がリアルタイムで見た上での選出なので、他にも素晴らしい作品はたくさんあったかもしれませんが。

他にも面白かったタイトルが多いんですが、特に熱狂したものです。


CHUNITHM LUMINOUS

シンガポールのゲーセンから、3人のプレイヤーによるショーケースです。

チュウニズムというと、2023年冬にRiJで披露されたのが記憶に新しいと思います。龍が如くの「ばかみたい」や、とんでも難易度「ワールドエンド」の楽曲など、イベントを意識した選曲も魅力的でした。

1人1人のプレイングレベルが非常に高く、最初はジョブ程度の曲から最難関まで様々な曲を披露してくれました。フルコンボはもちろん、理論値レベルの演奏まで! 1時間ちょっとがあっという間に感じる、最高のショーケースでした。

このゲームは110万点が最高到達スコアで、そこから減点されていくんですが、全曲100万点未満がなかったというのも凄いです。


ゼルダの伝説 時のオカリナ

宝箱から出てくるアイテム・ボス討伐後のアイテム・店のラインナップ・イベント報酬等が、全てランダム配置された状態でガノン討伐を目指す、とんでもないカテゴリのRTA。自分でも、何言ってるのかよく分かりません…。

しかも主人公は、墓地にいるあのダンペイ。あまりにもシュールすぎるのと、理解が追い付かな過ぎて、序盤はずっと笑ってた気がします。なお、ゲームスタート位置もランダムらしいです。

マップのBGMやダンジョン切り替わりまでランダムで、例えばデクの樹様の中身が闇の神殿に繋がっていたり、井戸の底のBGMが陽気なミニゲームのやつだったり、もう全てが滅茶苦茶。おまけにWii VCということで、ダンジョンが裏と言う可能性もあるとか。

個人的に一番恐ろしいと思ったのが、エポナの歌を牛に聞かせるとアイテムが貰えるんですが、それもアイテム入手の対象になっていた事。こんな大舞台で、詰みすらもありうるカテゴリとか、頭いかれてます(誉め言葉)

途中までかなり苦しい展開だったんですが、最後の最後で激熱展開を迎えて一気に流れが傾きました。真相が気になる方は、是非配信・動画をご覧ください。


日本人走者も活躍!


日本人走者も、何名か参加されていました。実際に現地で走られた方がもいらっしゃったんですが、私が見た2名の方を取り上げておきます。

こうした海外のイベントで日本の方を見かけると、「頑張れ!!」って凄く応援したくなりますね。


八月朔日いなりさん:Crypt Custodian


猫さんが冥界でひたすらお掃除していく、メトロイドヴァニア系のゲーム。今回初めて見ましたが、疾走感があって見ごたえありました。広いマップをダッシュアタックキャンセルダッシュアタック(?)で駆け回る様は、まごうことなき…可愛い猫!(変態じゃないよ)

ヴァニア系って私はかなり苦手なタイプなんですが、これはちょっと遊んでみたいなって思いましたね。走られていた難易度はeasyでしたが、適度な難易度で楽しめそうです!

なお、解説を務めた"べにをさん"という方も日本人です。非常に英語が素敵で、実は海外の方が解説されているのかな?と思ったほど。時折、我々が聞き取れそうな言葉(日本語)も飛び出していました。

それと完走後、いなりさん・べにをさん両名がリストリームの方でトークを行ってくれました。これもまたGDQならではと言いますか、とても新鮮でした。あれですね、テレビの副音声を聞いているような感覚!


偏差値60さん:悪魔城ドラキュラXX


複数の悪魔城ゲームのRTAを嗜む、偏差値がとても高そうなお方。RiJでは何度も参加されていて、わりと常連な感じがしますよね。

今回走られたのは悪魔城ドラキュラXXなんですが、現地時間で深夜枠となりました。海外版のタイトルが大人の事情で「Doracula X」らしいのですが、もしかしたらタイトルの影響で深夜枠になった可能性が…??

プレイはもちろん上手かったんですが、それ以上に英語慣れしておられるようで、プレイ中も自然と話されていました。流石、偏差値60あるだけのことはありますなぁ!(違う)

用事で途中までしか観戦できなかったので、後でフルで見返しました。


現地で走られた、とんこつさんのマリオ&ルイージRPGをリアルタイム視聴できなかったのが残念です。日本時間の深夜1時頃ですからね…流石に無理でした。こちらは、後で見返します。


楽器でプレイするRTA"奏者"達


通常のRTAでは足りず、とんでもない手法で走る方々もいました。一際異彩を放っていたのがRTAが、以下の3つですかね。履歴書に書けるような、曲芸レベルだと思います(笑)

こうしたイベントでは、間違いなく最高のエンターテイナーの一端を担っていますね。現地も配信上のチャットも大盛り上がりでした。


New Super Mario Bros. Wii

ピアノを演奏しながら、首をコントローラーにして走るRTA」という、あまりにも謎過ぎるレギュレーション。当然操作はキレッキレですし、ピアノも演奏も非常に上手いという事で、リストリーム内では話題になっていました。

ピアノ演奏しながらプレイとか、すごいを通り越して変態だと思うんですよね。常に右へ移動し続ける必要がある影響で、首も右に傾き続けていたわけですが、終わった後絶対首痛くなってそう…。


BONUS SHOWCASE: Elden Ring

こちらは「サクソフォンをコントローラーにして走るRTA」。どうしてこんなレギュレーションが存在するのか謎ですが、絵面に対してのプレイの上手さが記憶にこびりつきました。

操作する際の音も特徴的で、バフアイテムを使用する時は「プッ!!」という高い音が一瞬だけ出たり、溜め攻撃?か何かを出す時は「プーーーーーー」とロングトーンになったり、ワイプと音見てるだけで笑ってました。


Crazy Taxi with Live Backing Band

走者自身が演奏するのではなく、「ゲーム音をバックバンドが演奏してくれる中でRTAを走る」という、なんとも豪華なRTA。

ゲーム画面よりもバンドの演奏画面の方が大きくて、どちらかというとバンド演奏に熱狂していた人が多い印象です。もしかしたら、後ろの演奏で気が散っていた可能性も…ありそうです(笑)

この形式のまま裏で練習していたと考えると、苦労されたことだと思います。本番は大勢の観客に満たされた最終日に行われたという事もあり、かなり盛り上がりました。イベントには持ってこいですね!


総括


実は、GDQをリアルタイムで視聴したのは今回が初めてでした。そもそも、RTAイベントを本格的にTwitchで視聴し始めたのが、2023年に開催されたRTA in Japan 2023 Winterだったんです。

寄付の規模、走者の多様さ、そして何よりエンタメ性に富んだイベントの数々。言葉だけは聞いたことあるGDQでしたが、とても楽しい7日間を送ることが出来ました。

そして、Japanese Restreamには大変感謝しています。英語のみが飛び交う空間だと100%楽しむのが難しいですが、解説・進行・視聴者の方々と一緒なので安心感がありました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

次回は夏のSGDQ2025になると思いますが、その時の記事を出すかどうかは未定です。RiJ 2025 Summerは出したいですね。


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