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【RTAinJAPAN】これだけは絶対に見て欲しいと思うRTA3選
私はRTA(Real Time Attack)という、ゲームエンドまでの時間を競うジャンルが大好きです。ネタ系から洗練されたプレイまで全て含め、現在では様々なイベントが行われるまでになりました。
日本のRTAイベントと言えば…そう、RTA in Japan。
2016年に開かれて以来、様々なドラマを生み出し、笑いと感動を提供し続けています。夏・冬のイベント以外にも、「ゲーセン de RTA」「RTA in Japan EX」「〇〇トリロジーリレー」なども開かれています。
今回は数ある過去回から、「これだけは見て欲しいRTA」を3つ選出してみました。YouTubeに上げられている動画を添付していますが、当時に光景をコメントと共に楽しめるTwitchでの視聴がオススメです。
全て、1時間程度で見られるお手軽なRTAとなっています。
①ファイナルソード / 2020
RTA情報
●タイトル名:ファイナルソード
●カテゴリ:Any%
●機種:Switch- 2018
●走者:ふぃす
●解説:べるにん
2019年に突如として現れた、どこかで見たことある内容のARPGゲーム。バグをふんだんに使用して、主人公が冒険していくRTAです。こちらは、2020年にSwitchで発売されたバージョンで走られています。
走者のふぃすさん・解説のべるにんさんのやり取りが絶妙で、このRTA以降「ファイナル〇〇」という単語を生み出すことになりました。ちなみに、この次に走られたゲームは、ゼルダの伝説です。
べるにんさんが、ちょくちょくふぃすさんにキラーパスとなる投げかけを行うため、困惑していた様子。どこかチープなゲーム画面を相まって、真剣にやっているはずなのに、なぜか笑えてしまうのが不思議ですね。
あまりにもツッコミどころが多く、初見時は笑いすぎてお腹が痛くなりました。少しだけ内容に触れます
・開幕早々、バグ画面
・主人公の名前:リィンク(ふぃすさん曰く『ファイナル・オリジナル・キャラクターネーム』)
・音量バランスがガバガバ
・「ファイナル〇〇」という単語の誕生
・ローレル(lowレル)平野→ハイラル(highラル)平原 に て る
YouTubeのコメント欄に「リィンクが空を飛びダレダ姫を救う、オリジナリティ溢れる素晴らしいゲーム」というものがありましたが、絶妙にあの有名ゲームを外していくスタイルなんだなと思いましたね。
ファイナルソードというゲームを全く知らない人でも、例の「何とかの伝説」というゲームを知っていれば十分楽しめます。もう何もかもが面白いので、是非見てみてください。
②リングフィットアドベンチャー / 2021 Summer
RTA情報
●タイトル名:リングフィットアドベンチャー
●カテゴリ:Beat World1 Intensity Level 30, Intended
●機種:Switch - 2019
●走者:えぬわた
●解説:ひととせはる、たぐちアナ
RiJの歴史の中で、恐らく最も興奮と熱狂を与えてくれたと思うのが、このRTA。選出理由は「ほぼスポーツ番組と言っても過言ではない熱さがあったから」
解説のたぐちアナは元アナウンサーであり、第一声で「ただのRTAではない」ということを知らしめてくれます。話す内容や言葉の引き出し、盛り上げ方からも流石としか言えません。
裏で台本は作っていたのでしょうけど、そのあまりの表現力に、もう1人の解説であるはるさんが笑ってしまう程。前述の通り、スポーツ番組だと言われたら、それにしか見えなくなります。
そして、それに恥じない最高のプレイングを見せてくれるえぬわたさん。ゲームを始まる前のアップから、芸術的な調整、休憩のプロテイン補給‥‥‥そう、これは「筋肉による、筋肉のための舞踏会」なのだ(何言ってんの)
‥‥‥実際、このRTAは動画としての完成度が非常に高いです。エクササイズゲームという特色を、解説込みでいかんなく表現しています。
また、RTAを終えた後のえぬわたさんの話も、是非聞いてもらいたいです。これまでの苦悩を振り切って、ここまで歩みを続けてこれた理由や、このゲームを遊んでほしいという意思表示を語っています。
笑いありも、感動もある。最高のスポーツ番組と言えるでしょう。
③R4 -RIDGE RACER TYPE4- / 2021 Winter
RTA情報
●タイトル名:R4 -RIDGE RACER TYPE4-
●カテゴリ:Any% DRT Scenario
●機種:Playstation2 - 1998
●走者:ケンねこ
●解説:墨酢
ド派手なドリフトとスピード感がウリのRidge Racerシリーズ。その第4作目であるR4のRTAになります。
今回紹介した中で、個人的に最もオススメしたい動画です。その理由は、全てが完璧で、「このゲームの素晴らしさを最大限に魅せてくれた」ため。
R4というゲームは、シリーズ中でも屈指の完成度を誇る作品として知られています。シナリオ・BGMの良さ・グラフィック・突出したハイセンスさ…演出に特化した、ドラマチックな作品と言えるのです。
そんなゲームに対して、ほぼ完璧とも言えるようなプレイングを行うケンねこさんと、心地良く聞き取りやすい墨酢さんの解説が合わさり、一種の芸術作品のような動画と化しています。
走者のワイプ内で、脈拍数を表示されています。ネタかと思いきや、レースになると心拍数が一気に落ち着き、ゾーンに入ったかのような集中モードになる所は必見です。あまりの鮮やかなプレイングに、こちらもつい見入ってしまう程。
さらにBGMの素晴らしさを伝えるために、あえて解説を辞め「BGMをお聴きください」と言ってくれます。運営が音量を引き上げてくれた影響で、目も耳も心地いい高揚感で満たしてくれるんですね。
……解説放棄?いいえ、これがR4というゲームの魅力を伝えるにふさわしい方法の1つです。
このRTAは「R4というゲームの魅力を、40分足らずで伝えきることができたのではないか」と考えています。初めて見た後、なぜか私は泣いてしまいましたね。
最後に
今回YouTubeの動画を貼ったわけですが、私の願いとしてはTwitchのアーカイブから見ていただきたいです。
といいますのも、Twitchは過去の配信をそのまま1本の動画化(コレクション化)されており、爆速のコメント欄もついてきます。YouTubeの生放送のように、当時の熱狂具合を追体験することが可能なわけです。
登録が必要ですが、ある程度無料のスタンプなども使えるので、今後開催されるRiJにて実際にスタンプやコメントを挟むことができます。サブスクライブすれば、可愛いRTAちゃんのスタンプも使えるように。
私も最初はYouTubeでRiJの動画を見ていたんですが、今ではTwitchの方しか見ていません。コメントが流れていると、皆と一緒に見ている感じが出るので、これに慣れると通常の動画が味気なく感じてしまいます…。
というわけで、是非Twitchでお楽しみいただけたらと思います。
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