【占星術】「例え」から想像する各星座の特徴
占星術は非常に複雑ですが、自分の生まれ星座は例えを用いることで、どんな特徴があるのかをイメージすることが可能です。
各星座をモノに例えると、それぞれ以下のようになります。
牡羊座:稲妻・火花
牡牛座:山
双子座:隙間風・季節風
蟹座:河川
獅子座:焚火・ろうそく
乙女座:畑
天秤座:偏西風・貿易風
蠍座:地底湖・湖
射手座:コンロ・ストーブ
山羊座:岩石・土石
水瓶座:気団・前線
魚座:霧・雨
例えだけではまだピンと来ないので、それぞれ簡単に説明を付けてみます。
占星術における各星座の意味は敢えて付けないので、例えから各星座の特徴を想像して見てください。
牡羊座:稲妻・火花
牡羊座は、稲妻や火花に例えられます。
共通しているのは「瞬間的に起こる現象」であり、非常に大きなエネルギーを持っているという点です。力強く、時に大きな損害をもたらすこともある危険性も秘めていますね。
これらは、膨大な量のエネルギーを持っています。一度動き始めると止める手立てがなく、自然に収まる・通りすぎるのを待つしかありません。近年ではゲリラ豪雨などの局所的な天災が起こる事もありますが、これも同じ類のものです。
牡羊座は思い立った瞬間には行動に移し、新たな時代を切り開く力があります。持続性はないものの、突破力や熱量は全星座の中でも随一。熱しやすく冷めやすい点が、まさに稲妻を表しています。
牡牛座:山
牡牛座は、山に例えられます。
動植物・鉱物・水など資源が溢れており、自ら動かずあらゆるものを蓄えています。その景観の良さから、様々な観光客が訪れます。その美しさに、魅了される方も多いでしょう。
自然が豊富ですが、山は人の手が加えられていない場合が多いです。つまり、加工されていない美しさを持っているわけですね。天候によって様々な色化粧を見せてくれますが、山はただじっとその場で耐えているだけだったりします。
牡牛座は、こだわり・美徳を特に重視します。頑固で融通が聞かない部分もありますが、優れた五感やセンスを生かしてコツコツと積み上げていくのです。
双子座:隙間風・季節風
双子座は、隙間風・季節風に例えられます。
間をスッと抜けるように進むのが隙間風。家の構造に欠陥がある…そかそういうものではなく、あらゆる場所をさーっと通り抜けるように吹き抜けます。その場に留まる事を知らず、常に動き続けています。
一方、季節風(モンスーン)は文字通り季節毎に吹く風。世界各地、特定の時期、特定の方向に吹く風の事ですね。この風が吹く頃になると、農業・貿易の発展に様々な影響を及ぼすんだとか。
双子座は機敏さ・器用さを活かしながら常に動き続け、人々に情報や知識を届けます。ころころと変わりやすい移り気な面もありますが、対応力・柔軟性の良さはピカイチでしょう。
蟹座:河川
蟹座は、河川に例えられます。
上流から海に向かって、常に流れが絶えることのない川。淀みのないきれいな川の周囲には、人間の集落が形成されることが多いですよね。この「常に流れ続けている」というのがポイントです。
複数の支流から繋がることもあり、最終的には1本の大きな川となって海へと流れつきますよね。多くの川が1つとなって、時には地下水や雨水も受け止めつつ、上流から下流へあらゆる動植物に水を供給します。
供給される水が、汚れていてはいけない。常に流れ続けている事が大切というのは、新鮮な状態を保っておく必要があるのです。
蟹座は自身を中心とした一定のコミュティを形成し、とても大切にする傾向があります。豊かな感情を活かして相手を優しく受け止めますが、一度嫌った相手は絶対的に寄せつけようとしません。
獅子座:焚火・ろうそく
獅子座は、焚火・ろうそくに例えられます。
その場に留まって燃え続け、周囲を照らし出します。牡羊座に次ぐエネルギーを持っており、燃料が持つ限り衰えることを知りません。また、火の周りには、自然と人や動物が集まります。
ドラマチックに燃え上がる焚火、優しく仄かに周囲を照らすろうそく。火力の調整が出来ないので時に被害を及ぼす恐れはありますが、人々の心を温めて慰めてくれます。
獅子座は自らが太陽のような存在となって、周囲を照らし出したり楽しませる存在です。情熱的で創造性が高く、人々の中心に立って行動していくことでしょう。
乙女座:畑
乙女座は、畑に例えられます。
人の手が加えられ整地された畑では、様々な植物が植えられます。肥料・水などの適切な管理を続けていけば、やがて芽吹きすくすくと成長するでしょう。植物はその状態に応じて、様々な対応が求められるのが畑です。
当然ですが、植えるものによって異なる知識・育て方を身に付ける必要がありますよね。面積が小さくても、様々な種類を同時に面倒見る可能性もあるため、雑な意識を持っていては全てを生育することは不可能です。
乙女座は知識を深めることで、細かい分析力・高度な技術を持つ職人気質を身に付けます。完璧主義を1つの価値観とし、その道のスペシャリストとして活躍するでしょう。柔軟な対応力を持って、物事を完璧に遂行させます。
天秤座:偏西風・貿易風
天秤座は、偏西風や貿易風に例えられます。
これらは常に一定方向へ吹き続けている恒常風です。双子座の例えである「季節風」とは違い、流れを変えず止まる事を知りません。
この風のおかげで、古来より人々は海上貿易を通して様々な交流を果たしてきました。現在でこそ飛行機による移動が可能ですけど、それがなかった時代では各大陸を支えていた功労者とも言えます。
天秤座は、人と人とを繋ぐ架け橋になります。柔らかい物腰で協調性が高く、相手への気遣いもできるお洒落な人。人間関係を特に大切にする傾向があり、優れたバランス感覚を活かして平等性・公平性を保とうとします。
蠍座:地底湖
蠍座は、地底湖に例えられます。
洞窟の奥に眠る地底湖は、神秘的で不思議な空間です。訪れる人に癒しやインスピレーションを与えてくれます。観光名所になっている場所も多く、人気のスポットとなっていますね。
現在でも見つかっていない、もしくは新たに形成されている地底湖も多い事でしょう。そこだけで暮らす特殊な生物のオアシスともなり、底知れないパワーを秘めています。
蠍座は膨大なエネルギー量を隠し持っており、物事を煮詰める力に長けています。ミステリアスで深い感受性を持ち、ロマンある魅力的な人が多いでしょう。表に出るのが苦手で、影から周りを支える存在として活躍することも。
射手座:コンロ・たいまつ
射手座は、コンロやたいまつに例えられます。
明確な役割を持った火として機能し、状況に応じた使い方がされます。コンロであれば料理に応じた火力調整が可能で、強弱の度合いを切り替えることができます。柔軟性・対応力がありますね。
一方、たいまつは人間に新たな世界を灯す存在にもなります。暗い場所を開拓していく際、重要な役割を果たしてきました。未来を照らす道標としての機能も備えています。
射手座は広い視野と柔軟な姿勢を持っており、自分の理想を追い求めて、広い外の世界へと冒険していきます。ポジティブシンキングが得意で、小さなことは気にしない大らかさも魅力的ですね。海外と縁のある人が多いとも言われています。
山羊座:岩石・土石
山羊座は、岩石・土石に例えられます。
一見動かない存在に見えますが、落石や土砂崩れなどで様々な影響を与えます。地殻変動を通して隆起するなど、緩やかながらも刻々と変化を遂げるでしょう。
種類にもよりますが、出来立ての岩は尖っている事が多いです。風や水などの外的要因を受け、長い時間をかけて研磨されることで、角が取れて丸みを帯びます。
山羊座は責任感が強く、長い時間をかけてでも目的を確実に遂行します。統率力・リーダーシップ力に長けていますが、成熟速度が遅く成果が出るには長い時間かかります。計画性の高さを活かして、何事も長い目で見て行動していきましょう。
水瓶座:気団・前線
水瓶座は気団・前線に例えられます。
どちらも広範囲に影響を及ぼす空気の塊で、大きなエネルギーを持ったまま一定期間その場に居座ります。発生する場所によって名称は変わり、それぞれで暖かく湿った(温暖)・冷たく乾いた(寒冷)性質を持ち合わせます。
あらゆる要素を詰め込んだ空気の集合体ですが、発生する時期や場所は限られています。気団と気団がぶつかることで前線が生まれ、激しい雷雨を伴うようになりますね。新たに世界を作新するために、古いものを壊すかのようにも考えられます。
水瓶座は自由と革命を象徴し、個性を武器に改革や革命を起こします。斬新な思考能力を持ち、マンネリ化した状況にメスを入れ新たな世界を作り出そうとするでしょう。個性が強く、初見では周囲に受け入れられにくい可能性もあります。
魚座:雨・霧
魚座は、雨・霧に例えられます。
これらは形や実体がなく、捉えどころがありません。空気中を漂うように存在し、あらゆる場所へ染み込み一体化します。気が付けば水(湿気)に満たされている、それが雨や霧の特徴ですね。
動植物にとっては、太陽と同じく生きるための糧になります。サーっと降る雨の音は、人間にとっても癒しにもなり気持ちを落ち着かせてくれますね。分かりにくいですが、確実にそこに存在し恵みを与えてくれるのです。
魚座は、奉仕精神に満ちた慈愛の星座です。人を許容し、あらゆる物事を受け止める力を持っています。神秘的かつ幻想的、ふわふわと現実離れした感性を持っているのも特徴の1つ。癒しの存在として、周囲から気に入られるでしょう。
一通り書きましたが、解釈は他にも色々考えられます。自分の星座どうだったかを確認して、ぜひ想像を膨らませてみてください。
最後に話しておきますが、私は蠍座生まれです。他のnote記事やSNSでの私を見ると、どこか蠍座らしい要素に気付くかもしれませんね。