59歳の映画備忘録 2024.10「本日公休」

待ちに待った秋ですね!(昨日は暑くて半袖着てたけど)芸術の秋、映画の秋!

今回の作品は「本日公休」、2023年、台湾の映画です。

舞台は現在の台中市、昔ながらの理髪店を一人で営むアールイさん、常連の歯医者さんが病の床にあることを知って、「本日公休」の札を下げ、スマホも持たずに押しかけ整髪に、古い愛車で出発します…

アールイさん、娘2人と息子1人がいるのですが、彼らは行き先がわからない。次女の元夫から事情と行き先を聞いたけど、ちゃんと着いたかわからない…

アールイさん、常連さんに「整髪時期ですよ」って電話かけまくり、子供たちに不満をもち、仕事頑張ってるけど、ちょっと頑固で声が大きい典型的なおばさん。常連さんも年は取ったけど昔から変わらない。

色々トラブルはあったけど、アールイさんのお人柄で何とか解決し、出張整髪も無事完了。

翌日からもいつも通りの一日が始まるのですが、アールイさんに影響されて、子供たちも少しずつ新しい自分を目指していきます。

最初、少し前の時代が舞台かなと思っていたのですが、現在の台中市、しかも理髪店は監督さんのご実家とのことで驚きました。
理髪店はレトロ感あふれてますが、道中の街並みや田園風景はうちの近所と変わらない!
台中市を身近に感じました。

俳優さんもリアリティがあって、本当の家族みたいです。主題歌の「同款」も、劇中の音楽も優しく、じんわり温かいです。

私も心に「本日公休」の札をかけ、のんびり鑑賞出来ました。
パンフレットも可愛いです!

…今、気付いたのですが、「タイトル漢字4字縛り」は特にしてないので…

では、また!
(2024.10 キネマ旬報シアターにて鑑賞)


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