オシャレさとダサさ
不意にTwitterを見てたらこんな投稿を目撃した。
https://twitter.com/9TZJjlkqXxbXkX3/status/1246726951517048832?s=09
流行にもオシャレにも鈍感な私は、最初なぜここまで罵倒されなければいけないかわからなかった。
下に続くリプライで、これがダサいファッションで、どんなところがダサいのか説明されていた(優しい)。
これを見て一言、「そんなに悪いの?普通じゃん(むしろ良い)。なんでこんな言われようなのかわからない。」
細かいところが気になってしょうがない繊細過ぎる性格なのか、オタクが相手のちょっとした間違いを見つけてにわか判定するやつと同じなのか、自分にはわからないが、この程度で落第させられるのがかわいそうに思える。
デートにジャージを着るのはありえない、これは理解できる。TPOが合ってないからだ。しかしこれはどうだろう。チャック付きは子どもっぽさを出す、むやみやたらの重ね着は日本人にありがち、なんとネットでは言われているが、少なくとも致命的な欠点はない。ただなんとなくファッションオタクの心の中に「ダサい」の文字が浮かぶ一点を除いて。
ダサいは極めて感覚的なものだ。しかも社会環境などの後天的な影響を受けて培われた極めて流動的なものだ。近代以前の日本人のオシャレが、今の価値観では考えられないような怪奇なものであることは調べてわかる。
結局は、オシャレとは、ファッション界隈の先端をいく人たちがオシャレと定義したものと、どれだけ同じ感覚を共有できているか、である。流行から外れてはいけない。前のトレンドの時点で、「先端の人たち」とズレてしまうからだ。特に、今までファッションに興味を持っていなかった人が、モテるために急に真似を始めると失敗することになる。ファッションの感覚は、一朝一夕で身につくものではない。
ここで言っておくが、ダサさの原因は他にも考えられる。
一つは、TPOが合っていないこと。これは考えれば改善可能だ。
もう一つは、自分の本来の良さを殺していること。具体的には、太っているように見える服を着ている、強調したいパーツが生かされていない、服が特徴的過ぎて、自分より服が浮いている、などだ。自分を含め初心者はこの部分を気にするべきだ。ここに気をつければ少なくとも無難な格好になる……はずだ(自信ないけど)。
結論がばらけてしまったが、オシャレさとダサさは紙一重であり、難しい。不安なら「ダサいファッション」でいくつか調べて落第させられないように注意することだ(ますます迷いそうだけど)。それと、オシャレさよりまずは無難さを目指した方が費用対効果が高い。
これを肝に銘じて、明日からセンスを磨いていこう。まずは大学の勉強で落第しないようにだけど。