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曇りの日こそスナップを。
スナップ日和について考えてみる。
快晴の日に撮れば派手な写真が撮りやすい。コントラストが高い、発色のいい、逆光でドラマチックにできる、などなど。なんとなくいい感じの写真がラッキーパンチ的に撮れることもあるのでちょっと楽しい。ただ、しばらくそういう条件で撮ってテンションが上がっていても、ふと思う瞬間がある。
果たして自分の実力なのか?
自分は快晴でないと満足できる写真が撮れないのか?
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どうも。マロンです。
最近は曇りの日の写真が好き。曇りの日は光が回っているので、基本的には地味な写真になる。
地味ながら上の写真の個人的に気持ちのいいポイントをいくつか挙げるとすると
・建物の左から右へのなだからかな明るさの変化
・全体的に色が暗い中、真ん中の広告は爽やかな水色でギャップがある。
・重たいトーンが都会の鬱っぽい空気に合う
などだろうか。
快晴の写真がハンバーグやピザのような味がしっかりしていてキャッチーなものとするならば、曇りの日はみそ汁とか漬け物みたいな地味なものだと思っている。もちろん、ハンバーグが好きな人もいれば、同じくらいみそ汁が好きな人もいる。
それくらいの好みの話なので、甲乙は付けられない。
曇りの日の魅力って何よ。
語るより、見てもらった方が早いので幾つか作例を。
早朝の渋谷。
朝だってのに鬱っぽい。これぞ都会の朝か。
そりゃ、朝の8時なら店も閉まってる。
このコントラストの低い眠たい雰囲気は曇りならではだと思わない?
これは昼間の新宿。
手前の階段と奥のビルは結構離れてるけど、のペーっとしたコントラストが生きる構図。
オレンジの人はさし色&東急ハンズとのバランスを取って。
あのスクランブル交差点も曇りの朝に撮るとこんなに映えない。
でも、逆にリアルじゃない?毎日がそんなに映えてる訳じゃないし。
どうだろう?
派手さはないけれど、スッと入ってくる心地良さみたいなものがない?ガツンと来るインパクトはなくても、「お? あー、なるほど。」て感じでじわじわ染み渡ってくような。
この心地良さや押し付けがましくない感じが曇りの日の写真の魅力かなと思ってる。
僕は曇りの写真が好きなので。
恐らく曇りの日の地味な写真はSNSウケは悪い。でも、そもそも写真を始めたきっかけは自分の気持ちのいいものを撮りたいということだった。
もちろん、たくさんの人に見てもらいたい気持ちもあるけれど、やっぱり純粋に僕の写真をいいと思ってくれる人たちに届けたい。
なので、僕の好きな曇りの日の写真をちょくちょくツイッターに上げていこうと思う。