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暦を読み解くと人生は楽になる
暦と五行思想
季節がめぐってくるように、年月や人生にも周期や流れがあります。古代中国では、西洋の四元素説に対して、「木・火・土・金・水」の5種類の元素で世の中が成り立っているという「五行(ごぎょう)思想」が生まれました。
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東洋占星術では、天の気、地の気、人の気の天地人で世の中の動きを表しますが、それぞれの「五行」の関係性で、その時はどんな時か、その方の性格はどうで、どんな運勢かがわかるのです。
自然界のすべてのもの、人間の肉体や感情までも「五行」で読み解くことができます。開運法も「五行」がベースになっています。
たとえばお財布。お財布は五行でみると「金」ですから、金を生むのは「土」。なので土の性質のお財布を持つとよい、ということになるのです。
「五行」は、
・季節の変わり目にどんなことに気をつけたらいいか、
・病気になったらどうすればいいのか、
・朝はどんなことを習慣にするとよいのか、
なども教えてくれます。
私たちが毎日使っている暦(こよみ)も、この「五行」が元になっています。暦を見ると、その日がどんな日なのかがわかります。四季の変化や、種まきの時期、収穫の時期も教えてくれます。
運気をアップさせるには、運気の流れを知って、それに乗ることが一番です。それを知ることができるのが暦です。
暦には、いつ何をすればいいのかとか、その日世の中がどうなるかなどが書いてあります。暦は、古代からの叡智の集大成なのです。
東洋占星術の基本
地球が太陽の周りを、月が地球の周りを、規則正しく回っているように、宇宙の「気」も、規則正しく巡っていると考えるのが、東洋占星術。
西洋占星術は、実星(実際の天体)を使いますが、東洋占星術は、虚星(仮のもの)を使った周期学です。
天地人、つまり「天の時、地の利、人の和」は、戦略が成功する三条件。孟子『公孫丑章句上』一節の「天時不如地利。地利不如人和」(天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず)に由来しています。
東洋占星術では
・天の時は、十干(じっかん)
・地の利は、十二支(じゅうにし)
・人の和は、九星(きゅうせい)
であらわし、この3つの気を読み解きます。
天の気を表す十干と地の気を表す十二支を組み合わせたものが干支(えと・かんし)。10と12の最小公倍数は60なので、干支は60周期になります。
「暦」には、十干十二支九星が書いてあります。そもそも暦というものは、この時期に田植えをするといいとか、この時期に収穫をするといいとかを知るための手掛かりでした。
天気予報のように、いつどの方向でどんなことが起こるというのを教えてくれるものなので、雨が降る→じゃあ、傘を持っていこう。嵐が来る→じゃあ、旅行に行くのはやめよう。というような準備・対策ができるのです。
嵐だから行くなよ、という話ではなくて、嵐だから気を付けてね、というお知らせです。だから、それをどう使うかは使う人次第。
あえて逆風に向かうのもいいですが、追い風に乗ってちょとだけ後押ししてもらおうというのが、暦を使うということ。
だから暦を読み解いていると、人生が楽して上手くいく、ということが起き始めたりします。